昨日のこちらの記事でも少し触れましたが、今日も国会の話を。
結局、本日予算案は衆議院を通過し自民党の目論見どおりに年度内成立の見通しとなりました。
マスコミ各社は「異例の土曜日審議」とかで盛り上がっていますが、本来マスコミが報ずべきことはそれではないはずです。
結局、本日予算案は衆議院を通過し自民党の目論見どおりに年度内成立の見通しとなりました。
マスコミ各社は「異例の土曜日審議」とかで盛り上がっていますが、本来マスコミが報ずべきことはそれではないはずです。
なぜ、そんなことになっているかの原因になっている、年度内成立にこだわっている自民党の問題であり、能登半島地震の復旧財源を人質にとって、予算案を一括で年度内成立させ、裏金問題も有耶無耶にしようとしている、その国会を軽視している姿勢そのものを問題視し報じなければなりません。
野党はもともと予算案の年度内成立に応じる姿勢で衆議院での審議が来週に及んでも参議院での審議で年度末までには成立させるつもりでその旨協力することを事前に与党に伝えていたそうです。
なのに、与党は今日の衆議院通過、つまり参議院で採決できなくても衆議院の採決があれば参議院送付後30日後に自然成立できることにこだわったのです。
ということは、昨日も引用させていただいた菅野さんのXのポストでも書かれていますが、参議院で何もしなくても年度内成立するわけですし、それはイコール参議院を軽視していることで、議会制民主主義の軽視や否定です。
そして、岸田首相がこの30日規定に頼ろうとしている姿勢そのものが、岸田首相のケツの穴の小ささを感じざるを得ないのですが。(失礼しました。言いすぎ、いや書き過ぎました)
岸田首相の、あるいは岸田政権の野党とのコミュニケーション能力の低さを露呈していますし、また政倫審の件も自らが公開で出席しないと政倫審が公開で開催できなかった自民党々内への統率力の低さが露呈しています。
そのように感じざるを得ないところを見ると、やはり今の自民党は大丈夫なのか?今の政権は大丈夫なのか?と思ってしまうのです。
それと、これは大切なことなので書いておきたいのですが、こちらの記事でも触れられている件、
維新の馬場氏や国民民主党の榛葉氏が、一連の国会での立憲民主党の抗戦を批判していたことですが、この冒頭から書かせていただいている状況からすると利敵行為ですし、冒頭のマスコミと同じ勘違いをしておられる。この「裏金問題」下の国会で少しでも自分たちが野党だと思っていたら言えないでしょうし、やはり「第二自民党」でしょうし、「ゆ党」です。この場合の「ゆ」は与党と「癒着」の「ゆ」でしょうか?
先ほども取り上げた菅野さんのポストで言えば、議会制民主主義をわかっていない。今の議会制民主主義で国民のほうを向いて野党が仕事をするとなるとあのようになるわけ(山井さんお疲れ様です)で、だからこそ、昔からあのようなことがあるわけで、それを手法が古いとか「時間の浪費はよくない」とか批判するのは簡単でしょう。そういう問題ではまったくありません。
専ら維新は政治を「ビジネス」と捉えているからそのような発言になるのでしょうけど、政治は政治です。他の何物でもない。議会制民主主義も理解していないアホさ加減を自ら露呈しているのに、それにもまったく気づいてもいないのでしょう。おめでたいですね。
そういう集団が国会に参加していること自体も恐ろしいことです。普通の社会人からするとまったくおめでたくない。恐ろしいことなのです!
今回のタイトルは、政倫審が最終的に岸田首相が出ないと公開で行われなかったことをどこかのマスコミが自民党を「学級崩壊」のようとたとえていて、同時に近所の小学校で実際に学級崩壊が起こっており、その状態に対して校長や教育委員会も動かず、自治体の議員が動いてやっと何らかの改善の動きが出てきたという話を伺って、国会でも議会制民主主義を理解しない野党があり、野党同士の横のつながりが「崩壊」、自民党でも政権も議会制民主主義を「崩壊」させるような動きがあり、もう本当に国民が声をあげないと=動かないと、この国が「崩壊」しかねないのではないか?と危機感を持ってもらうために、まずは「国会崩壊?議会制民主主義崩壊?」としたわけです。
関連リンク。========
コメントありがとうございます。
仰る通りです。
大阪での地方行政で維新は自民の利権を自分たちに付け替えただけです。
改革のふり。やっているふり。パフォーマンスに終始しているのは維新のほうです。
多くの事実がそれを物語っていますね。