このニュースをネットで最初に見た時、目を疑ってしまいました。
何度もほかのニュースサイトの同じニュースを見てまわりましたが、やはり、この時点で退避できたのは1人だったようです。
僕は「民間人が1人」で、ほかに大使館員などの関係者などをこの人数に含めていないのだろうと思ったのですが、そうではありませんでした。
それよりも、チェックしていた藤原新也(写真家・作家)さんの会員制サイトの記事で驚愕の事実を知り唖然としました。
同じ記事の一般公開向けサイトのリンクを貼っておきます。
藤原新也オフィシャルサイト「Cat Melon」
Shinya talk
上記リンクの藤原さんが書いてくれていることと、ほかのニュースサイト等を総合すると、
在アフガニスタン日本大使館員12人は、すでに17日に英国の軍用機で出国し、アラブ首長国連邦のドバイに退避済み。(現地スタッフはそのまま)
一方、韓国はカブール陥落前から退避計画を立てていた模様。
自国民だけでなく現地協力者のアフガニスタン人とその家族も含めて、26日に約390人が仁川国際空港に到着。アフガニスタン人には3カ月の短期ビザが支給され、その後一括で長期滞在ビザに切り替えられる模様。言語教育、就職のあっせんまで面倒をみるようなので、太っ腹さを感じます。
先日見たニュースでは日本は現地協力者のアフガニスタン人は本人のみで家族はダメだったので、この差の大きさにセコさを感じます。さすがに自民党の当該部会でも批判が出たようです。
それにしても、です。
藤原さんも書いておられますが、菅内閣のこのアフガンからの退避の件とコロナ対策の計画性の無さ、先手を打たない後手後手さ。藤原さんは「ミッションの不在」と仰っていますが、なんと似通っていることでしょう。
どちらも国民の命、人間の命を守るという国家・政府として第一義的な役割であり、存在理由です。
それを果たせない、果たす可能性が低いということになると、国家・政府の存在意義を問われても仕方ありません。
日本国のパスポートの効力も疑ってしまいそうです。
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