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ホンダは、佐藤琢磨を正常に取扱うべきだ。

2008年05月11日 21時08分35秒 | F1・SUPER AGURI
前記事にも書いたように、スーパーアグリF1チームの撤退発表以降、今、最も注視すべきは、日本人ドライバー佐藤琢磨の処遇だ。
琢磨は今までにも、何度かこのような状態に陥ったことがある。それは、彼に大きく関わってきた(あるいは、育ててきた)ホンダが、しっかりしていないことを感じざるを得ない。

3年前、琢磨は、B・A・Rホンダチームのドライバーだったが、同僚ドライバーだった、ジェンソン・バトンが、ウィリアムズチームへの移籍を決めたため、B・A・Rホンダチームは、その代わりのドライバーとして、フェラーリチームから移籍のルーベンス・バリチェロを獲得していた。
しかし、ジェンソン・バトンは一転、B・A・Rホンダチームの残留を発表、琢磨がこの影響を受け、押し出される格好で、F1のシートを失った。
最近の報道から聞くところによると、元々、スーパーアグリF1チームは、この押し出される格好となった琢磨のF1シートを確保し、日本のファンの非難を回避する意味で設立されたという話もある。どちらにしても、ホンダがチームを支援していた理由は、そういうこともあるだろう。
でも、琢磨はそんな自分自身の背景を僕らに全く感じさせることなく、常に、その時、その時でベストを尽くし、最高のパフォーマンスを魅せた。
そして今、スーパーアグリF1チームは、F1から姿を消し、琢磨は再びF1のシートを失う形になった。
この今の状態は、3年前、大技を使って、琢磨のシートの問題解決を半ば強引に先送りしたと言えるホンダが、再び解決の局面を迫られている、ある意味、自業自得な局面だ。
また、単純にシートの問題ばかりでなく、3年前、これも同時に先送りにした琢磨への処遇をどう扱うかによって、ホンダという一企業が優れた能力を持つ人材を、どのように処遇する企業なのかがわかる(あるいは、正す)、絶好の機会だろう。
ワザとらしい火消しに躍起になっている場合ではないのだ。

TB。--------


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