サンカーラ―この世の断片をたぐり寄せて | |
田口 ランディ | |
新潮社 |
また溜まっていた本の読了。
とは言っても、これは今年5月から6月にかけて読んだ本。
ちなみに、購入は2012年10月か11月。
ぼくはそんなことが多いです。お許しください。
あの震災が起こって日本社会は決定的に変わった。世界も変わった。
あれほどの大災害と大事故が日本で起こったという事実によって、世界が日本に持っていた意識、国民が自国に持っていた意識が覆されたと思う。
僕個人も若干ながら人生が変わった。
震災だけが原因ではなかったが、生活に変化が起きた。
そんな中、以前から気になっていた、作家・田口ランディさんが震災後のことについてのエッセイを出されたということで購入したのがこの本。
どことなく、先に読んでいたこの本と重なる部分も感じていた。
なみだふるはな | |
石牟礼 道子,藤原 新也 | |
河出書房新社 |
実際、田口さんの本を読むのは初めてだったが、読後、読んで良かったと思った。
身近な目前で起きる現実。世間で起きる現実。その対比、考え方。
福島、水俣、広島、そして、世界。
歴史。人間と自然。死。ブッダ。
真実と真理と、そこに迫ろうとする田口さん。その紆余曲折。
僕の中でずっと乖離していたものが一緒に考えるべきもの、と確証を与えてくれたような気がする。
同時に視野がさらに広がった。
人間は自然の中で生きている。
僕の写真の作品にも確証を与えてくれたようにも思う。