上岡龍太郎さんと言えば、やはりこの動画を思い出します。
この動画を見つけた時も記事にしています。
上岡龍太郎さんは、2000年突如芸能界から引退されます。
21世紀には自分の芸は通用しない、とのことだったが実際はどうなのか?
それを考え続けていましたが、もう本人はいなくなったのでわかりません。
けれど、やはりテレビというものが面白くなくなったのは、どう考えてもこの頃からで、僕はもう完全に民放のドラマやバラエティー番組はほとんど観なくなりました。
観るとしたら、いくばくかの社会性やドキュメンタリー性がある番組だけ。
今思ったのは、この数年もしくは数十年テレビに蔓延するマンネリは数を稼げる出演者の固定化が一因としてあるのではないか?ということ。
時代や情報はどんどん変わっていくのに、出演者は世代交代しないのはおかしい。
もしくは、知的な芸風の自分がこの先受け入れられなくなる、反知性の世の中になることを予見していらっしゃったのか?
もしかすると、そのことを見越しての上岡さんの引退ではなかったのか?
でも、実際のところはやはりわからない。
天国で、ノックさんに出迎えられた上岡さんはおそらくノックさんに「ええコメントしてくれたなぁ。」と声をかけられているはずです。
あれほど、人への想いがほとばしるほど湧き出ているスピーチは僕は聞いたことがない。
最後になりましたが、上岡龍太郎さんのご冥福をお祈り申し上げます。