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PSE法、その後。

2006年04月03日 02時09分01秒 | 坂本龍一
PSE法の5年間の猶予期間が終了し、4月1日、この法律が効力を発する最初の日をむかえました。
この法律に絡み、以前、このサイトでも日本シンセサイザープログラマー協会(JSPA)が行った署名サイトの紹介をさせていただきました。
その後、いろいろ紆余曲折がありましたが、結果、PSEマークなしでの中古電化製品の売買が、事実上、認められることとなったのはご周知のとおりです。

某サイトの日記でも書きましたが、
ま、結果良ければ、すべて良し。ということなんでしょうが、なんだか個人的には、すっきりしませんでした。
それからしばらくの間、いろいろ考えてみましたが、今でもあまりすっきりしてないです。

今回、僕は署名サイトを紹介する際、

○僕のまわりには現在、音楽に携わる方々が多いこと。
○僕自身も、YAMAHA DX7を所有しているように昔のシンセサイザーに興味が少なからずあること。

などの理由から、日本シンセサイザープログラマー協会が行っていた署名のサイトで、署名し、紹介させていただきました。

僕はその時に何かしらの騒ぎが起こる予感がしていたので、
紹介した記事に、この署名の主旨(この時点での)と、「賛同できる方は、」との一言を加えました。
このときの僕の「予感」というのは、この時点での署名の主旨が音楽機材に限定されていたことから、PSE法案自体には反対するものではありませんでしたが、反対する署名だと誤解する人達が多く出て混乱するのではないか?との予感でした。
現に、僕の紹介した記事で、同じように署名サイトを紹介した発起人:坂本龍一氏のブログ「ひっかかり」の該当記事にトラックバックを送っていましたが、その記事には、やはり、「坂本龍一がPSE法案に反対!」との旨のトラックバックが、いくつか送信されてきていました。
ここまでは、僕の「予感」は合っていましたが、この先で僕の注意力のなさ、が露呈されてしまいました。

冒頭の紆余曲折の件です。
僕は、中古家電にもこの法律が適用されること知っておきながら、リサイクル業者さんのことを忘れてしまっていたのです。
それに気づかせてくれたのが、こちらの記事。

高橋健太郎さんによるブログ。
この記事の他にも、今回のPSE法案について動向に追従するエントリーをされています。

僕の「予感」は、途中までは合っていましたが、考えればわかりそうな、その先が見えておらず注意心を欠くものでした。
これは、今回の僕の深い反省点です。

そのことが自分の中ではっきりしていても、いまだ、すっきりしないのは、反対していた各著名人の方が仰っているように、国会で一度可決され施行された法律が、一省庁の一存でその解釈や規定を変更しても良いものなのか?ということももちろんありますが、それだけでなく、この一連の紆余曲折がファンである僕にとっても坂本龍一氏に対して一種の失望感を持たざるを得なかった、ということです。
これについては、後日、「徒然随想。」でも書きたいと思っていますが、まずは、今回、僕自身の反省点をはっきりとさせておきたいと思い、このエントリーをさせていただきました。
ホワイトバンドにつづき、このようなことになり、僕としては反省しきりです。以後、このようなことがないよう慎重にやりたいと思いますので、これに懲りず今後もこのブログをよろしくお願いしたい次第です。

TB。--------

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