はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

地車囃子にさそわれて(天神祭)

2015-07-25 21:30:03 | 大阪のまちをぶらり
大阪の祭りといえば、やっぱり天神祭ですね。それも本宮の船渡御(ふなとぎょ)と花火が有名ですが、昼間の陸渡御(りくとぎょ)も見応えのある神事です。

行列の先陣をつとめるのが、催太鼓(もよおしだいこ)です。太鼓を打つ人たちは願人(がんじ)といわれる人たちです。頭にかぶっている真紅の頭巾は「投げ頭巾」と呼ばれるものです。






次に地車囃子を響かせながら地車がやってきました。「チキチンチキチンチキチンコンコン」この音が天神祭の音ですね。鉦の音が頭に響きます。






つづいて、軽快なお囃子とともに、獅子舞・笠踊り・四つ竹などの行列が続きます。






天神さまといえば牛ですね。牛もやってきました。


暑い中での陸渡御でしたが、なかなか楽しめました。(天満宮を午後3時半スタートです。)
このあと、いよいよ船渡御がはじまるのですが、人もどんどん増えてきたので、帰路につきました。(あとは、テレビで見ることにします。)

昼間の大川では、船が一艘にぎやかに漕ぎ出していました。

ジュラ紀を旅してきました

2015-07-25 11:17:03 | 知らない街をぶらり
恐竜好きのお友達、クミさんのリクエストにお応えして、福井県は勝山市にある恐竜博物館に行って来ました。

いきなり恐竜さんがお出迎えです。恐竜さんの活躍していた頃は約200000000年まえ、もちろん人類はいません。(一、十、百、… 。お手数をおかけしました。2億です。)本当は、もっと詳しく分けられていますが、簡単に言うとです。地球の歴史は約40億年というのですから、恐竜さんの生きた時代は、地球の歴史から見ると、わりと最近ということですね。ちなみに人類の歴史は、20万年前(ホモサピエンスの誕生)といわれていますが、いずれにしても気の遠くなるような話です。

よく地球の歴史を、1年のカレンダーに表しているのがありますが、ホモサピエンスの誕生は、12月31日の午後11時37分にあたるそうです。こんなスケールで考えると、人間の歴史なんて実にちっぽけに見えてきますが、それはそれとして、やっぱり毎日の一瞬一瞬は大事にしたいものです。

NHKのスペシャル番組で『生命大躍進』というが3回シリーズで放送されていたのですが、人が人となるための決定的な鍵となった出来事があったようで、幸運が重なって今の私たちが生まれてきたことを教えてくれました。
そうして得た「高い知性」を今の人類は、賢く使っているのでしょうか?絶滅した恐竜さんにお聞きしたいですね。

ところで、この博物館は想像していたよりもすばらしい施設でした。恐竜マニアから子どもまで、誰もが楽しめるようにしてあり、広い建物の中には、たくさんの標本(本物も多い)や復原模型などもありました。
(エスカレーターで地下をめざす)
(恐竜さんの標本) 
(広いフロアー)

福井県は恐竜県として売り出しているようですが、お隣の石川県(峠をひとつ越したところ)にも白山恐竜パークというのがあるそうです。
きっと大昔、この辺りは、恐竜さんの王国だったのでしょうね。