はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

もう少し明日香をぶらり〜古墳にも行きました〜

2018-09-21 18:50:00 | 古代史の舞台を歩く
再び明日香に戻ってもう少し散策を続けましょう。

やって来たのは板蓋宮があったと伝えられるあたりです。(トタン葺きの家は関係ありません。)


コスモスが咲いて長閑な景色が広がっていますが、この宮を築いた皇極天皇(重祚して斉明天皇)の時代は何やら陰謀渦巻く世の中だったようです。(斉明天皇陵のことはあとで出て来ます。)


乙巳の変が起こったのもこのあたりだったのでしょう。皇極天皇の目の前で蘇我入鹿は中大兄皇子(皇極天皇の息子で、後の天智天皇)に斬殺されました。


近くには橘寺があります。聖徳太子が生まれた寺と伝えられています。ここも彼岸花が綺麗でした。


聖徳太子の子、山背大兄王が蘇我入鹿に滅ぼされたのもこの時代です。


壁に沿って彼岸花が咲いていました。


遠くには岡寺の塔も望めます。


橘寺の向かい側には川原寺があります。今年はじめて百日紅を写しました。


川原寺も飛鳥時代は大いに栄えたお寺だったそうです。


ここにも彼岸花が咲いていました。



次に向かったのが、前から行きたかった牽牛子塚(けんごしづか)古墳です。近鉄飛鳥駅の西側、約600mの所にあります。


研究者の間では、この古墳こそ真の皇極天皇(斉明天皇)の陵墓と考えられています。


天皇陵のことは以前にも書きましたが、ほとんどが埋葬されている人物が分からないそうです。


現在、整備して一般にも公開するための工事が進んでいるそうです。高槻市にある真の継体天皇陵と言われる今城塚古墳もですが、宮内庁はどう考えているのでしょう。


※撮影日 2018.9.18