English Collection

日頃目に付いた覚えたい英単語、慣用句などの表現についてのメモです。

斎藤美奈中毒

2006年05月13日 | 日記・エッセイ・コラム

昨年清水義範という作家の小説が気に入り彼の小説を続けて5~6冊読みましたが、その後また小説から離れてしまいました。 そろそろ又何か適当な小説を読もうかと思っていたところ図書館で目にしたのが斎藤美奈子著の『妊娠小説』です。変わった題名の小説だなと思ったのですが、実は『妊娠小説』は小説ではなく著者が定義する「望まない妊娠を登載した小説=妊娠小説」について考察した本で、斎藤美奈子はこの本で評論家として華々しくデビューしたそうです。 森鴎外の『舞姫』と島崎藤村の『新生』をそれぞれ妊娠小説の父と母とする歴史的な解説から始まり、日本の近代小説を大胆に分析しています。 たちまち著者のファンになり、著者の『文章読本さん江』と『あほらし屋の鐘が鳴る』も立て続けに図書館から借りて読んでしまいました。 著者の分析力と文章力には不思議な魔力があり、対象となっている小説のほとんどを読んだことのない私でも(だから?)納得の連続で、斎藤美奈子中毒になりそうです。 自分が読んだことのある小説についての話を読むと自分は今まで同じ本を何とぼおっとして読んでいたのだろうと我ながら読解力のなさに気がつくしまつです。
これ以上斎藤美奈子の本を読むと本物の小説を読む必要性を感じなくなる気がしたので(実は既になりつつある)一旦斎藤美奈子とは縁を切って、と言っても小説を読む気は無くなったので、斎藤美奈子が評論した、小説以外の本の内『さよならダーウィニズム』と『絶対音感』を読みたくなった。早速図書館に借りに行こう。

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hold one's own

2006年05月13日 | 日記・エッセイ・コラム

私が英語を勉強する目標の一つは英語の小説をスラスラ読めるようになることです。そこで、ぼちぼち実行しているのが、語彙力の強化と日本語の小説を読むことです。
語彙力については今までも色々な方法で努力をしてきたので英検やTOEICのテストなどで出されるような英文には知らない単語はほとんど出てこなくなり、ビジネス英語や時事英語にもかなり強くなってはきましたが、小説となるとやはりまだまだ語彙力の不足は否めません。 そこで先々月から始めたのが英語のジュニア小説を読むことです。娘が10歳~12歳の頃家族で米国に住んでいた時に娘が読んでいたローティーン向けのジュニア小説が数十冊あるのに気がつき、一寸読んで見たら結構面白いのです。しかしながら、大人の小説を読むのと大して変わらないのではと思うほど、知らない単語が結構出てきます。一寸がっかりです。とにかく、まずこれらの本を全部読んで語彙力を増やそうという計画です。
そんな小中学生対象の本なんか読んだって語彙力は大したことはないでしょうと馬鹿にはできません。ジュニア小説は短いのは百数十ページ、たいていは二百ページ強程度で、これまで約3ヶ月で7冊読みましたが1冊平均で知らない単語が30プラスマイナス10語位あります。この調子だと全部読むのには年末位までかかりそうですが最後の頃には知らない単語に出会うのに1冊では精々10単語程度になればと期待しています。

どの様な単語、表現が出てきたかの例を "Animal Inn" シリーズの #2 "A Kid's Best Friend" で紹介すると:
the  powers-that-be: 当局、その筋
stuck-up: 生意気な、うぬぼれた
gobble: がつがつ食べる、いっぱい食べる
wince: たじろぐ、ひるむ、表情を曇らせる
獣医の父親に主人公のバリーが怪我をして治療を受けている犬のレックスの様子を訊く次の会話:
"Dad, how's Rex doing?" she asked as her father came in.
"Holding his own, Vallie," Doc said giving her a quick kiss.
この "hold one's own" は(病人・会社などが)なんとか持ちこたえている時の使われると辞書にありました。
この様に結構知らない単語、イデオムがあり、ジュニア小説と馬鹿にするどころか、自分のレベルはまだ小学生卒業にも至っていない事に思い知らされるのです。

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