Ray Bradbury著の "Fahrenheit 451" を読みます。この小説も著者も有名なようですが、例によって私は全く知らない作家です。 "Fahrenheit 451" は三つの章に分かれていて、最初の章のタイトルはThe Hearth and the Salamanderとなっています。読み始めるとかなり変わった話で、想像力の乏しい私にはかなり難しい小説です。主人公のMontagは消防士ですが、石油のでるホースで家を燃やしている場面を描写しています。消防士よる放火の事かと想像しているとそうでもないようで、どうやらこの小説の消防士は何故か燃やすことが本職のようです。場面や状況の描写にやたらに比喩が多く含まれているようで、私にとっては厄介な小説です。描写はすっきり、ストーリーの展開は早い小説の方が好きなのですが、この本はかなり我慢して読まないといけないようです。
さてこの章のタイトルの "Salamander" は直ぐに通訳ガイドの受験勉強で覚えた大山椒魚(great salamander) を思い起こしますが、この "Salamander" が山椒魚を示しているはずはありません。西洋のお伽噺に出てくる火を吐く恐竜の事かしらと推測しますが、辞書で確認します。
・Collins Dictionary:
1.any of various urodele amphibians, such as Salamandra salamandra (European fire salamander) of central and S Europe (family Salamandridae). They are typically terrestrial, have an elongated body, and only return to water to breed
3.a mythical reptile supposed to live in fire
・Wiktionary:
1.A long, slender, chiefly terrestrial amphibian of the order Caudata, resembling a lizard or a newt.
2.(mythology) A creature much like a lizard that is resistant to and lives in fire, hence the elemental being of fire.
"salamander" で火を噴く "dragon" や "dinosaure" は連想しないようですが、火の中に住める神話の "amphibian" として認識されるようです。
実際に "fire salamander" と名付けられた "salamander" 類がヨーロッパや北米に生息していますが、もちろん火の中には住めません。
・Wikipedia: The fire salamander (Salamandra salamandra) is probably the best-known salamander species in Europe. It is black with yellow spots or stripes to a varying degree; some specimens can be nearly completely black while on others the yellow is dominant