畑に緑色が一面に広がりつつある。新しい芋が順調に育っているとは感じている。
昨年、基腐病というウイルス性の病気が流行し、甘藷農家は大打撃を受けた。芋が腐れて商品にならなかった。我が家も10月に収穫、貯蔵した藷はほとんどダメだった。この病気に効く薬がなく、土壌、苗など消毒の徹底しかない。正にコロナだと思ってしまう。先の見通しがつかず廃業や減反する農家が増え、我が家も4反減らした。
築き上げた地域ブランドが消え去るのではないかと危惧している。今年は正念場。感染が広がらないことを願っている。
宮崎県串間市 林和江(63) 2020/6/23 毎日新聞鹿児島版掲載
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