リリリーン。けたたましく鳴り響く電話。台所で片づけをしていると娘が早足で受話器を取り「はい、はい」と弾んだ声。大学合格の通知だった。「お母さん、大学に受かったよ」。母娘は肩を抱き合って喜び、目頭が熟くなってうれし泣きした。
通知の日までは、わらにもすがる思いでした。毎晩懸命に頑張った甲斐がありました。塾へも行かず、すべて独学で第1志望に合格。長い冬から春が訪れた。ささやかながらも家族4人で祝杯をあげた。娘が18歳の青春、大学合格通知のひとこまでした。今では2人の子供に恵まれ、毎日奮戦の模様です。
加治木町 堀美代子(64) 2009/3/30 毎日新聞鹿児島版掲載
通知の日までは、わらにもすがる思いでした。毎晩懸命に頑張った甲斐がありました。塾へも行かず、すべて独学で第1志望に合格。長い冬から春が訪れた。ささやかながらも家族4人で祝杯をあげた。娘が18歳の青春、大学合格通知のひとこまでした。今では2人の子供に恵まれ、毎日奮戦の模様です。
加治木町 堀美代子(64) 2009/3/30 毎日新聞鹿児島版掲載