母99、父97で逝った。そして私かなと思いながら84のときに瘤の再手術のため入院、退院してまもなくころんで再入院、と悪いことの連鎖。計半年をベッドですごした。
花も、もえいでる新緑も見ずの日々。こう長いと風や外気にあいたくなり、さらに生ものを食べたくなって心が騒ぐ。つまり治療をガマンが上わまわってしまう。我慢を旨とする治療生活。
どうやら乗り切って退院した。日々の生活を実践するにはまず歩く力をつけねばならず、わがあるきはじめを再現のよしである。がんばろう。どうぞよろしく。
鹿児島市 東郷久子(84) 2019/8/27 毎日新聞鹿児島版掲載