
大慈寺のIさま
今日はコーラス、鹿屋市合唱祭で歌う曲の楽譜が配られました。
ハ長調か…なんてたかをくくっていたら、途中どんどん転調し音取りがままならず、やれやれ。
練習もそこそこに、次はFM番組取材のため、編集担当のO氏と志布志市へ。
「みんなでハッピーバースデー歌おうと思ってたのに…」と言う先生の声を聞きながら「ごめんなさーい」。
目指すは志布志市の、700年の歴史をもつ禅宗「大慈寺」。賑やかな町中に突然開ける静寂の中に立つ古いお寺でした。取材させて頂いたのは、住職のお母様、I・イツ子さん。今年80歳になられるIさんと女学校時代の親友Tさんも交えて話が弾み、あとで編集者を、悩ませるだろうなあと思いつつも楽しい会話が続きました。
鶯の声に送られて大慈寺をおいとまし、同じ志布志市のエッセイ仲間・Y氏宅に電話を入れると、珍しくご在宅の由。
Y氏と愛猫おはなちゃんに会いに行く。最愛の奥様を亡くされ傷心のY氏だったが、素晴らしい友人に巡り合い生き生きとなさっていた。次回は、お二人へのインタビューをお願いして、次なる目的地東串良町に向かう。
「精神障がい者就労継続支援施設・ルピナス」
ここは、障がいをもった方々が、玄米餅の製造販売、空き缶リサイクルなどで、僅かでも収入を確保できるよう支援する施設。長年の思いがようやく叶い新しい建物が竣工しました。心を病む方々に優しい配慮がなされた素晴らしい施設です。
西日の強い窓にカーテンを付けたいとのこと、裁縫大好きの私が引き受けましたが、カーテンレールの取り付けは無理。とうとう日曜大工の腕を買われて、私の大事なパートナー・番組編集担当・O氏の出番となり同行していただいたのです。
ようやくルピナスの用事も終わり、大きな太陽が山の端にかくれる頃、ルピナスのボランティアスタッフ・Hさんから電話。
「お二人にお礼を申し上げたいので、一緒にレストラン・Koo's へ来て」。固辞するO氏を説得してステキなレストランへ向かいました。
久方ぶりのご馳走に幸せいっぱいのアカショウビン、その時突然ライトが…どうしたの…故障?
突然流れてきた曲は、あれっ、スティーヴィー・ワンダーの「Happy Birthday」 じゃないかしら? エエーッ ケーキとキャンドルがテーブルに運ばれ、お客様、お店のスタッフの皆様から、一斉に「おめでとう」の拍手をいただきました。70ウン歳にして初めての晴れがましい誕生日! Hさん素晴らしいプレゼントをありがとう!
終日走り回ってくたびれましたが、生涯忘れられない誕生日となりました。家に帰ると娘からお花、息子からはプレゼントならぬ、栄転辞令のメールが届いていました。
今日も幸せを感謝しつつ おやすみなさい。アカショウビン