新年早々病院のベッドで目が覚めた。「ここはどこですか」「元日の午前3時ごろ救急車で運ばれましたよ」と看護師さんは言われた。年越しそばを食べた後、床に入ったまでは覚えているが、その後は全く記憶がない。夜中にけいれんを起こし、容体がわるくなったので救急車を呼んだという。
この時期に息子の帰省を渋っていた私でしたが、もし一人だったらと思うと息子さまさまでした。お蔭で1週間で退院でき、感謝です。迎えにきてくれた娘が「雪が降っているよ」とマフラーを巻いてくれた。生きててよかったー。
鹿児島市 竹之内美知子(88) 2021/3/30 毎日新聞鹿児島版掲載