さわやかな新緑の5月の風。
夕方、帰宅すると、母が鉄鍋で何やらいっている。
「お茶を摘んだんだよ。八十八夜のお茶は体にいいって言うからね」
「10年ほど前までは、腰に籠をぶら下げて朝早くから家族でお茶を摘み、自家用として製造してもらっていたねえ」
そんな話をしながら、二日がかりで手作りの新茶が誕生した。早速いただく。何とも言えない新茶の香りがほのかに漂う。久しぶりの我が家の新茶の味に、人間の知恵とたくましさを思った。
出水市 山岡淳子(49) 2007/6/5 毎日新聞鹿児島版掲載
夕方、帰宅すると、母が鉄鍋で何やらいっている。
「お茶を摘んだんだよ。八十八夜のお茶は体にいいって言うからね」
「10年ほど前までは、腰に籠をぶら下げて朝早くから家族でお茶を摘み、自家用として製造してもらっていたねえ」
そんな話をしながら、二日がかりで手作りの新茶が誕生した。早速いただく。何とも言えない新茶の香りがほのかに漂う。久しぶりの我が家の新茶の味に、人間の知恵とたくましさを思った。
出水市 山岡淳子(49) 2007/6/5 毎日新聞鹿児島版掲載
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