山桜が咲く頃と、妻の謎かけに応じて鹿児島の城山へ来た。
木々の芽吹きで葉がひらひらと舞い落ちる中を観光バスが上がってきた。紺の帽子、紺の制服のガイドさんが、団体客に手を振り、笑顔で説明している。
ガイドの服装に若き日の姉の姿を思い出す。旅先からの絵はがき、ペナントの土産が楽しみだった。妻も小学校の修学旅行は、姉のガイドだったと思い出す。ガイドの名所案内、歌唱と、笑顔の隣には日ごろの研鑽があることを私は知っている。
手作りの弁当を頬張り、ガイドさん頑張れと呟き城山を後にした。
出水市 宮路量温 2015/6/10 毎日新聞鹿児島版掲載
木々の芽吹きで葉がひらひらと舞い落ちる中を観光バスが上がってきた。紺の帽子、紺の制服のガイドさんが、団体客に手を振り、笑顔で説明している。
ガイドの服装に若き日の姉の姿を思い出す。旅先からの絵はがき、ペナントの土産が楽しみだった。妻も小学校の修学旅行は、姉のガイドだったと思い出す。ガイドの名所案内、歌唱と、笑顔の隣には日ごろの研鑽があることを私は知っている。
手作りの弁当を頬張り、ガイドさん頑張れと呟き城山を後にした。
出水市 宮路量温 2015/6/10 毎日新聞鹿児島版掲載
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