幼稚園でよく採り入れられる「ネイチャーゲーム」は、
米国のナチュラリスト、ジョゼフ・コーネル氏により考案された
様々な「感覚」を使って「自然を直接体験」「自然への共感」を育む活動です。
創始者ジョゼフ・コーネル氏は、米国カリフォルニア大学で、
自然認識学を専攻し、全米オーデュポン協会や、ボーイスカウト協会で、
自然体験学習を実践してきた人で、彼のユニークな指導方法や教育哲学を
まとめて1979年に発表された
『Shering Nature with Children(子どもたちと自然をわかちあおう)』は、
世界14カ国以上で翻訳出版され、50万部を超えるbest sellerとして
高い評価を受けています。
ジョゼフ・コーネル氏は、現在も世界をリードする自然教育の指導者として
世界各国へ招待され、数々の賞を受賞しつつ、多くの指導者の育成に
尽力しています。
ネイチャーゲームは、現在、公認されているだけでも
130種類以上の活動があり、
四季折々に こどもとおとなが一緒に自然とふれあうことが出来ます。
ネイチャーゲームは、日常の保育への導入や目的に合わせるだけでなく
参観日や、遠足での園児や保護者との少し深みのあるアイスブレークとして、
色々な場面で活用できるというので注目されています。
ただのゲームではない事(ゲームそれぞれが持つ目当て)
への理解が出来ていれば、簡単な手順を伝えるだけで
内容の深い遊びが行えます。
ネイチャーゲームの3つのキーワードは…
①自然への気づき…ネイチャーゲームの目的
様々な感覚を通して自然を感じ、心と体で直接自然を体験することによって、
自然と自分とが一体であることに気付くことです。
②わかちあい…指導者としての心構え
自然教育では、大人が子どもに一方的に知識を教えることよりも、
大人も子どもと一緒に自然を感じ、感動を分かち合う姿勢を重視します。
個人の態度や価値観のもとになる意識が、感動を分かち合うことによって
はぐくまれ、内側から外側へと変化していくのです。
③フローラーニング…プログラムの考え方
参加者の心理状態や学習テーマに合わせて個々の活動を組み合わせる手法を
フローラーニング(流れのある学び)といいます。
フローラーニングには、
カワウソ・カラス・クマ・イルカのマークで象徴される
4つの段階があり、指導員はこの各段階を組み合わせて
効果的な学習の流れを作ることが出来ます。
ネイチャーゲームの特徴と効果
ネイチャーゲームの特徴
知識や年齢に関係なくできます。
町中の公園などでも手軽にできます。
様々な感覚を使って自然を直接体験出来ます。
大人と子どもが一緒に楽しめます。
参加者の心とからだの状態に合わせた活動の組み合わせが、可能です。
ネイチャーゲームの効果
様々な感覚による自然体験が得られます。
自然の美しさやおもしろさを発見出来ます。
自然や他者への感受性が高まります。
自然や環境への理解が深まります。
思いやりや生命を大切にする心が育成されます。
心と体をリラックスさせることが出来ます。
最近は、危機管理に恐れをなす余り、
余り園外保育には行かないという声も聞きますが、
8つの注意ポイントを気をつければ、恐れるには及ばず。
森の、危険な生き物とは、
③マムシ
⑤ドクガ
⑥イラガ
⑦ウルシ
事故が起こる前に安全教育が大事!
危険を避けるようこの8つは覚えさせる。
大人も子どもも危険を避ける方法をまず身につけましょう!