8月19日(土)は
台風10号が、停滞中の為、
園児と教職員の安全を第一に考慮し、
預かり保育は中止とさせていただきます。
18日夕刻のお忙しい中、連絡網を回していただき、誠にお手数をおかけしました。
皆様のご協力有り難うございました。園長
8月19日(土)は
台風10号が、停滞中の為、
園児と教職員の安全を第一に考慮し、
預かり保育は中止とさせていただきます。
18日夕刻のお忙しい中、連絡網を回していただき、誠にお手数をおかけしました。
皆様のご協力有り難うございました。園長
8月18日(金)
また、16日に続き、戦後61年目の話になりますが、
美空ひばりが、母を亡くした靴磨きの少女を演じた映画『東京キッド』は、
1950年(昭和25年)に封切られた。
その時には、私は、昭和24年生まれだから、まだ赤ん坊で、
記憶には何もインプットされている筈は無いのだが、
『りんごの唄』他、数々の懐メロと共に『東京キッド』の主題歌は、よく覚えている。
「右のポッケにゃ夢がある、左のポッケにゃチュウインガム、
空をみたけりゃビルの屋根、もぐりたくなりゃマンホール…」
小学生の頃同居していた山口県在住の叔母が、歌謡曲の大ファンで、
朝、放送開始と共に起き、歌謡曲になると、ラジオの音量を大きくしてかけていた。
だから、お陰で同年代の友人達よりも、懐メロも幾分詳しく育った。
さて、今朝の讀賣新聞によると、
美空ひばりは、単なる天才少女歌手といった生やさしい存在ではなかった
「敗戦の焦土が誕生させた突然変異の生命体で、
しかも人を救う使命を帯びていた」と…
私は、美空ひばりには、つい数年前までは、あまり関心もなく、
どちらかといえば涙で歌う『悲しい酒』等は、好きではなかった。
が、不思議に思わずじーっと聴き、共感してしまって
癒されている自分がいたのは確か…
日本人なんですね~
ところが、園の周年行事で『川の流れのように』
http://www.youtube.com/watch?v=iDQw00qswJc を練習し、
緑ヶ丘・第二幼稚園のママさんコーラス『あすなろグリーンコール』
で歌ってからは、特に
他の歌も改めてよく聴き直すと、
『鉛筆が一本』http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/enpitsuga1pon.html
も『愛燦々』
http://www.youtube.com/watch?v=zzQv-53ldsg&feature=related
も素晴らしい
しっかりした音程歌唱力
演歌特有のコブシが意外にも全然はいっていない
なぜジーンと共感してしまうのか?
自分自身の過去を振り返ると…
確かに、私の幼い頃の写真を見ても、
どれもひどいつぎあてだらけのみすぼらしい姿。
これが、当時の最先端つぎあてファッション?
母の手縫いの あまりお洒落とは言いがたい…
取り敢えず 教師の娘 と おぼしき格好です。
食べ物も着る物も、戦後は本当に不足していたのです。
最高にお洒落して写っているのは、母のお下がりの七五三の着物姿と、
米町小学校の入学式の記念写真くらいのもの。
私が、小学生の頃は、まだ皆 空腹を抱え、
その日の糧を求めて、さまよう人が大勢いた。
その当時の終戦後の小倉駅周辺には、身寄りの無い人や
物乞いをする傷痍軍人や、浮浪者が、恐ろしいほど沢山いた。
今の新幹線側は、山のようにホームレスがいた。
駅横の銀座通りや、砂津へのガード下を、友だちの家に遊びに行くときや
ピアノのレッスンに通うときには、真っ暗で恐くて、後ろから声をかけられたら
心臓が止まる位?早足で駆け抜けていた。
ガード下や橋の下にも、ホームレスになった浮浪者が溢れていた。
そのような時にそばを通り抜ける時には、怖くて、自分自身を勇気づける為に
決まって心の中で歌う歌が数曲あった。
『マイタウン マイリバー』 整備事業が進められ、不法建築は撤去され、
川の水も 清流に甦った。
昔の、室町や、紫川の畔には、無数の不法建築?船?が犇めいていた。
まさか?と訝る若者も多いが、まさに隔世の感がある。
などというと、えらく自分が年寄りになった気分ですが、私は、団塊の世代。
今、充実した日々を過ごしながらも、時々、過去の恩人や恩師や
先だった懐かしい人々の事を感謝の念で思い出す。
が、日常の仕事や家事の多忙にかまけて、また、早く誰かに
語り伝えておくべきことが、あまりにも多くて、どうしたものか?…途方に暮れる。
「…食うことに追われ、生きる道を手探りし、誰もが時代の孤児だった。終戦から61年、左のポッケにゃ(チュウインガムどころか、溢れんばかりの)豊富な品々で、膨らんでいる。右のポッケにある夢は、さて」
と、『編集手帳』筆者は疑問を投げかけているが、
私も、周りに、夢も希望も無い若者が増えている気がして、大変気がかり。
ひばりさんが、世を去って17年になる。
東京両国の江戸・東京博物館では、今、『美空ひばりと昭和のあゆみ展』
が開かれているらしい。
来週8月24日日(木)~26日(土)は、研修で上京の予定だが、
もし、日程に余裕があれば、足をのばしたい。