12月22日(金)
妙にあたたかい日でした。
明日から冬休みです。
さて、今日は“冬至”です。
冬至の今日は、北半球では太陽の高さが一年中で最も低くなり、
昼が一年中で一番短く逆に夜が長くなるそうです。
理科の時間に、勉強しましたね。
これは、太陽が真南を通ってから次の日に真南にくるまでの時間をもとに
一日の長さは、24時間と決められ、平均太陽日といいます。
そして地球が1日に1回自転するときに自分の住んでいる場所が
太陽に照らされる方にあるときは昼、反対側にくると夜です。
そして、地球は自転しながら太陽のまわりを一年間で一周しますが、
地球の自転軸が、23.4度傾いているために、太陽の高さが変わり、
日の出や日の入りの位置も変わります。
日本では、夏至の日に昼が最も長く冬至の日に最も短くなり、
春分・秋分の日が、昼と夜の長さがほぼ同じだと思われています。
が、実は、春分・秋分の日は昼の方が夜より約18分長いのです。
正確に昼と夜の長さが同じになるのは3月17日と9月27日だそうです。
冬至に、かぼちゃを食べて、ゆず湯に入ると無病息災。
健康によいと昔から日本全国の家庭で語り継がれています。
確かに橙やゆず等の柑橘系のお湯に入ると
肌がスベスベになる美肌効果があり、
冷え性やリュウマチにも効き、体が温まってカゼをひかないと言われています。
また、何故、冬至にお風呂かというと、冬至の読みは「とうじ」です。
この言葉と湯につかって病を治す「湯治(とうじ)」にかけています。
更に「柚(ゆず)」も「融通(ゆうずう)が利(き)きますように」という願いが
込められているとききました。
また、冬至にかぼちゃを食べるのは、
日本には、この時期に取れる野菜は少なく、
保存できる野菜も少ない中で、かぼちゃは保存がきき、
保存中の栄養素の損失が他の野菜に比べて少なく、
この時期の貴重なビタミン補給の栄養源だったのです。
かぼちゃの栄養成分のカロチンは、
体内でビタミンAにかわって肌や粘膜を丈夫にし、
感染症などに対する抵抗力をつけてくれます。
だから、「冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない」といわれているのです。
「かぼちゃ」の名は、16世紀中頃ポルトガル船によってカンボジアからもたらされ、
当時の人々は、経由地の「カンボジア」から→「かぼちゃ」と呼ぶように
なった事に由来しています。
かぼちゃを食べて、ゆず湯に入って、早めに休みましょう。
オッとその前に、もう一つ、
その上、「ん」のつく食品を食べると、
幸運が得られるという言い伝えがあります。
ということで、私は、お昼には、「だんご汁」を頂きました。
作ってくれたのは、K先生でした。
冬至で代表的なかぼちゃを使って、
かぼちゃ餅入りおしるこを食べた人もいるようです。
あれ?かぼちゃって、『ん』はつかない?
そうです、かぼちゃは、「なんきん」とも呼ばれています。
他には、
「にんじん」「れんこん」「ぎんなん」「きんかん」「かんてん」「うんどん(うどん)」で、
これらを食べると病気にかからないそうです。
うどんは運(うん)・鈍(どん)・根(こん)に通じるので出世するといわれています。
あっ、今日のお食事のメニューはもう決定ですね。
みなで、揃って出世コース
細く長く「うどん」なのかな?
でも、外国では、このような冬至の過ごし方ではないようですね。
北欧の白夜の国での冬至の過ごし方は、
親子で読書三昧なのでしょうか?
フィンランドは、ダントツで、読書時間が長いようです。
どうやら、フィンランドが、学力世界一を維持の秘密は、
読書時間の長さに比例しているということのようです。
日本の伝統の冬至の風物詩は?
我が家には三年前までは、長い棘のあるゆずの木がありました。
ゆずを収穫してゆず湯をいれる習慣は、
大事に受け継いで行きたいですね。
ゆずを絞った酢で和えた酢ものや、
皮を削ぎ、刻んでお吸い物や雑煮にうかべても、
すばらしく風味が増します。
また、柚の苗を探し、植えましょう。