緑ヶ丘・第二幼稚園 最新かがやき日記

緑ヶ丘・第二幼稚園のかがやく子ども達の成長を見守り、親も教師も園長も子どもに負けず共に成長する日々を綴った日記です。

米国の絵本作家、ターシャ・テューダーさんを悼む!

2008年07月15日 21時10分46秒 | 美術・絵画・陶芸・芸術

平成20年7月15日(火) 

平成20年6月21日(土)に 私の敬愛する

米国の絵本作家、ターシャ・テューダーさん(満92歳)ご他界でした。

             写真

       コーギ犬と ターシャ・テューダーさん=AP

ターシャ・テューダーさん(米国絵本作家)はAP通信によると、

先月 6月18日、米国バーモント州で死去、92歳でした。

 バーモント州 (Vermont、略号VT) は、アメリカ合衆国北東部の州です。

アメリカ合衆国北東部、ニューイングランド地方の内陸に位置し、

西部をニューヨーク州、東部をニューハンプシャー州、

南部をマサチューセッツ州、北部をカナダ・ケベック州に隣接。

面積は、全米50州のうち45位。

人口608,827人は、ワイオミング州に次いで全米で2番目に少ない。

州都はモントピリア、最大の都市はバーリントン (バーモント州)|バーリントンです。

 州の多くは、山岳と森林で占められ、愛称は「Green Mountain State」。

 http://www.vermontvacation.com/international/index-jp.asp

ターシャさんは、ここで 20代から絵本を制作。

代表作「コーギビルの村まつり」など100冊近くの作品があり、日本語訳も多い。

18~19世紀の米国の田園風景を再現した自給自足の暮らしを実践し、

日本でもテレビや写真集、展覧会で紹介されました。

http://www.mediafactory.co.jp/book/tasha/

    【ターシャ・テューダー プロフィール】
 1915年8月28日、アメリカ・マサチューセッツ州に生まれたターシャ。

彼女が9歳の時に両親が離婚し、そのために家族の友人夫婦に

育てられることになります。

この友人夫婦からユニークな教育を受けたターシャは、

すでに子ども時代から、

「大自然に囲まれ、創作活動をしながら手作りの生活をすること」

が夢となりました。


1971年56歳の時に、

昔から住みたいと願っていたバーモント州に土地を見つけ、

自らデザインし、長男セスの手を借りて18世紀風の家を建てました。

昔風の家具や道具を揃え、日常生活のほとんどの品を自分の手で作り、

創作することを心から楽しむ暮らしでした。


「四季を愛し、山羊、鶏、猫、犬、ガチョウなどに囲まれ、

朝日と共に起き、自然と歩む。」

その生活スタイルは、

アメリカ産業革命が起こりつつあった古き良きアメリカ、

1830年代がお手本となっています。


1938年の処女作「パンプキン・ムーンシャイン」以来、

70年の間に出版された本は、100冊以上に及び、

美しい自然と日常生活を描いた絵本は、

生きる喜びに満ちた作品群として知られています。
 

ターシャさんの追悼番組がNHKにて放映されます!

今週、明日、明後日、2夜連続でターシャテューダーさんの追悼番組が

NHK BSハイビジョンで放送されます。

7月 16日 (水) 午後7:59~午後9:50

ハイヴィジョン特集「喜びは創りだすもの~ターシャテューダー四季の庭」

7月 17日 (木) 午後8:00~午後9:32

ハイヴィジョン特集「ターシャからの贈り物~魔法の時間の作り方~」

ターシャさんのDVD、これは既にNHK出版から発売されているDVDですが、

まだご覧になっていない方は是非見ていただきたい映像です。

ターシャさんが年月をかけて完成させた、究極のナチュラルガーデンと

家族愛がご覧いただけます。

満91歳の時のターシャさんの姿を見ると、希望と信念を持って

コツコツ地道に折々の人生の楽しみを一瞬一瞬を慈しみながら

「生きること」の偉大さをしみじみと知らされます。

NHKBSハイビジョン特集番組は、

ホントに美しい画像で 釘付けになるほど素晴らしい画面です。

時代を代表する人物の、晩年を見事に捉えて、

映像の素晴らしさもさることながら

晩年の、お亡くなりになる直前を 丁寧に密着取材して

その人となりをよく伝えているのには感動します。

心安らぐひとときを得ました。

                

まだ、絵本を見ていない方も、

この番組を以前見逃した人も必見です。

四季折々の花々の咲き乱れる広大な庭園の四季をお楽しみください。

ターシャさんのホームページ↓

  http://www.tashatudorandfamily.com/

 心からご冥福をお祈りいたします。

作品の中で出会う数々の示唆にとんだあたたかい深みのある言葉の数々。

平凡な日常の地道な繰り返しの中にある大事なもの、

それを気づかせてくれ、どんなにか勇気づけられます。

素晴らしい絵本、ありがとうございました。

そして、皆様も長い夏休みの間、ぜひ子どもたちと

図書館へお出かけください。

                 

そして、まだ、 ターシャさんの絵本に出会っていないかたは、

100冊の内、1冊でも手にとってみてください。

絵本というとバカにして、子どものみる低級なもの という考えを持っている

人が時々いらっしゃいますが、実は 結構奥が深く、むしろ

子どもの慰みではなく、おとなにこそ楽しんでもらいたいものも沢山あります。

マリー・ホール・エッツの『わたしとあそんで』や以前にも採り上げた

ガブリエル・バンサンの作・絵『アンジュール』などは、

一言も言葉は書いてありませんが、芸術性は高く

子どもにも充分その主人公の心のなかの風景が読み取れるのですが、

大人になって読むと、一層身に詰まされるような情感が迫ってきます。

ビアトリクス・ポターの『ピーターラビット』もそうですが、

ターシャ・テューダーさんの絵本にも 独特の魅力があり、

子どもと一緒に、おとなも 楽しめる絵本です。

 ディテールも情感を込めて細やかに描かれています。 

ガーデニングに興味のある方には、お奨めしたい写真集も出ています。

どうぞ、ターシャ・テューダーさんの人生観にふれて、

心をゆたかにする、自給自足のスローライフの奥義を学びましょう。

 http://www.geocities.jp/heiwa5151/index.html

 

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