デッサン基礎クラス・タケウマ先生のクラスは今日で今期最後です。
ラストは、ゲスト講師をお招きしまして講評会と、後半に講師の方々のお話を伺いました。
まずは、生徒さん達の「オリジナル画」を講評していただきました。
工夫したところ、こういう絵を描きたかったといった話も自分で説明しながら発表します。
今回は絵本作品の方もおられましたので、その際は、絵本作家のたなかしんさんにアドバイスいただきました。
<絵本について>
・絵本は読者に寄り添う見せ方も必要。
・先に結末を決めておく。そこさえ決めて作ればぶれないで描き進められる。
・絵本の原画も出来れば水貼りした紙で描いた方がきれい。していないと、コピーした際にでこぼこした陰影が出てしまう。
水貼りが苦手だというたなかしんさんは、ボードやキャンバスに描いたりなどしなくても良い方法を取られているそう。
<イラストについて>
・画材の特性を生かす。画材を信頼する。
・失敗を恐れずに描く。絵は失敗して描き直すことを繰り返して上手くなっていく。何枚も描くことで別の構図も思いつくのでは。
・人に見せることを考えて描くと絵が硬くなるので、人に見せると思わずに描き、たまたま上手くできたと思うものを見せれば良い。
・好きで描けるものを好きに描く。描きたくないものは描かなくても良い。(仕事ではないので)
・デフォルメするにしても実際のものを必ず見て描くことは大事。
・自分で完成を決めずにどんどん描くと、どんどん良くなってくる。納得するまで描くのが上手くなる近道。
・短時間で描いたように見せない工夫も実は大事。
・時間の移り変わりも色で表せられると良い。
・集中力が続かなければ一旦、他の絵を描いてまた戻ってくれば良い。
本日はたっぷり3時間授業ですので、休憩をはさんで後半は、講師のお二人のお話へ。
お二人に共通していたのが、
・楽しく、自分の描きたい絵を描くこと
・苦手なこと、やりたくないことは極力避ける
でした。
そのためにはどうすれば?その策はそれぞれで、思い切って勝負に出たり、環境をエイ!と変えたり
考えて行動に移しておられました。
頭の中でぐるぐる考えているだけではだめなんだと、当たり前ですが思い知らされた人も少なくなかったのでは。
お二人の具体的なお話をお聞きできて、とても参考になりました。
たなかしんさん、yamyamさん、本日はありがとうございました。
タケウマ先生、今期も半年間ありがとうございました。
皆さんのオリジナル作品とスケッチノートは西宮市苦楽園にあるギャラリー6cさんで見ることができます。
スケッチノートを開いて、この半年間で得た絵を描く楽しさを感じていただけたらと思います。
この機会にぜひ足をお運び下さい。よろしくお願いいたします。
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ギャラリーVie絵話塾
絵本・イラストのための基礎クラス第10期生修了 展
『 描く、遊ぶ。 』
◎会 期…2017年6月1日(木)~11日(日)
◎定休日…火・水
◎時 間…12:00~19:00
◎場 所
galerie 6c 西宮市南越木岩町9-5 パルレ苦楽園3階 306
0798-61-6131
最寄り駅…阪急 苦楽園口駅 下車 徒歩3分ほどです。
http://www.galerie6c.net
◎出品者氏名…ウエスギナオ・enco・Q-enta・すじまる・せきぐちみほ・まつおみゆき・ムラタちか・ゆずのみかん(アイウエオ順)