絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2019年7月14日(日)絵本ゆっくりコース・荒井良二さんの授業持ち物

2019-07-11 16:01:35 | 絵本ゆっくり塾
7月14日(日)は、荒井良二さんの授業です。
14時〜17時(三時間授業)

ミニ絵本のワークショップをします。
持ち物
・簡単に着色の出来る画材
・筆記用具

※スポット受講(在校生、卒業生対象)、ご見学(体験受講)の方、
随時受付しております!
興味のある方はギャラリーvie絵話塾までお問い合わせ下さい。
よろしくお願いいたします。


☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★
Gallery Vie 絵話塾(かいわじゅく)
E-mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
〒 650-0022神戸市中央区元町通3-2-15
セントラルビル元町5F
TEL:078-332-5808  FAX:078-332-5807
URL:http://galleryvie.jp/kaiwajuku/k-info.html 
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2019年7月10日(水)絵本わくわくコース・高科正信先生の授業内容

2019-07-11 14:12:36 | 絵本わくわく塾
児童文学作家の高科正信先生の初回の授業は「子どもの宇宙」がテーマでした。
毎年違うテーマでお話をされますが、今年は子どもの本の話を中心に話されるそうです。



高科先生のオススメの本で、河合隼雄さんの『子どもの宇宙』(岩波新書)があります。
「この宇宙のなかに子どもたちがいる。これは誰でも知っている。
しかし、ひとりひとりの子どもの中に宇宙があることを、誰もが知っているだろうか。
大人になるということは、子どもたちの持つこのような素晴らしい宇宙の存在を、少しずつ忘れ去ってゆく課程なのかとさえ思う」とあります。

では、子どもはいつ大人になるのだろう……
本日の授業では、子どもに戻れる絵本を紹介していただきました。



『つるばら つるばら』大島弓子 (白泉社文庫)1999年
八才の主人公の精神年齢は二十歳。
その主人公が大きな声を出して泣くのは、恥ずかしいことと思い泣くのを我慢するが、声を出して泣くことで八才の子どもに戻ることが出来る。



『もりのなか』 マリー・ホール・エッツ (福音館書店)1963年
『また もりへ』マリー・ホール・エッツ (福音館書店)1696年
 
この「もり」とは、お母さんのお腹の中ではないのか。子どもは一番安全で安心する場所に帰りたくなる。
『また もりへ』の見返しには、透明の動物が描かれている。これは、子どもには見えるがお父さんには見えないことを表している。



この2冊の絵本は、「……しました」「……でした」という同じ文章の繰り返しが多いです。
子どもがくり返し文章を書いてしまうのは、退屈しているのではなく、子どもの一日の出来事があまりにも多くて、原稿用紙にうめるには、あまりに言葉がもどかしいいから。
と、映画評論家の川本三郎さんがおっしゃっていたそうです。

『てぶくろ』 ウクライナ民話 (福音館書店) 1965年
てぶくろの中にネズミからクマなどの、いろんな動物が入っていきます。
絵本の中のこのてぶくろの中は、想像力であり子どもの宇宙そのものなのですね。

その他、大人の中に子どもをもっている作家の絵本を紹介されました。
『わたしとあそんで』マリー・ホール・エッツ (福音館書店)1968年
『どんどんどんどん』 片山健  (文研出版) 2003年



どの絵本もお話の中に入って、子どもたち(読者)をここではない何処かへ連れて行ってくれるもの。
そんな子どもの絵本がたくさんあり、高科先生の授業では毎回違うテーマで絵本を紹介してくださいます。

【課題】 9月25日(水)提出
「もしもわたしが○○だったら」がテーマで作文を書いてください。
・枚数は自由です。
・400字詰め縦書きの原稿用紙に書いて下さい。

課題を書くときに大事なことが三つあります。
・書いたら声を出して読んでみる(勢いやリズムが分かる)
・書き直す
・必ず提出する

面白い作文を書いてくださいね。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする