絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2019年7月20日(土)イラストじっくりコース・寺門孝之先生の授業内容

2019-07-23 15:52:49 | イラストじっくり塾
本日は寺門孝之先生の授業で、7歳の男の子が見学で参加されています。
寺門先生も子どものころから、絵が好きで図鑑を写していたりして絵を描いていたそうです。



ではまず手を動かしていきましょう。
前に座っている人の似顔絵を描きます。
・原寸より大きく
・目を合わせて描く
この二点を注意しながら描いてみましょう。
時間は7分です。皆さん真剣に目を見ながら描いています。



では7分経ちました。
顔の大きさを比較してみましょう。


「ん〜、ギリギリかな……」

今回は似ている、上手い、早いということは、要求されていません。
要求されたことを守ることは大事です。
今回ならまず、原寸より大きい輪郭を描いてみるといいですね。
イラストレーションは、制約のある仕事です。
頭・目・手 を意識して描いていってくださいね。

次に「おすすめのカタチ」を描いてみました。





皆さんそれぞれの「おすすめ」があって面白いです。
絵(縁・フレーム)のカタチは四角が多いです。寺門先生はこの四角が好きで、
絵の四角の縁は「現実とイメージの境界線」とおっしゃっていました。

今日は三時間授業ですので、少し休憩してから後半の授業に入ります。

後半の授業では「雨が降った次の日に」というテーマで描いてみました。
時間は10分。寸画というトレーニングです。


皆さん、すごい集中力です。
どんなイラストが描けたか楽しみですね。

10分が過ぎたので、発表していきました。



・風 雨の水滴 水たまり 虹
・傘を干す
・てるてる坊主
・蝶  蜘蛛の巣 ダンゴムシ
・散歩 ラズベリーを摘む

いろんな発想からイラストが描かれていて面白かったです。

 





今回のテーマ以外のことを入れようとして、イラストの中の情報が多くなった方もいました。
絵の視点を統一して、シンプルに分かりやすく描く。

自分が好きに絵を描くのと、制約のあるイラストレーションを描くとの違いを実感しました。

次回の授業は2月15日です。
半年ほど先ですので、課題があります。
アイデア帳を付けてください。
継続的にアイデアを付けていって、そこから作品を描いてきてください。立体でもいいです。

寺門先生も常にアイデア帳を付けておられます。


皆さんも継続してくださいね。




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