絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2021年1月30日(土)文章たっぷりコース第6回目の授業内容・高科正信先生

2021-01-31 21:50:57 | 文章たっぷりコース
今回も緊急事態宣言下でしたので、お休みの方がいらっしゃいました。
幸いこのコースは座学中心ですので、配布資料と授業内容の音声データで自宅学習をしていただけるようになっています。
でもやっぱりみんな揃って教室で授業を受ける方がいいですね。何とか早く収まりますように。



この日は昨年末に亡くなった安野光雅さんの話題から始まりました。
安野さんは1984年に国際アンデルセン賞を受賞した絵本作家ですが、そんな偉大な人でも死んでいくのだなぁ
というのが、今日の先生の気分だったようです。



最初にテキスト『書く力』(池上彰・竹内政明/朝日新書)から、「短文の効用」のところを見ていきました。
いくつかの例文から、①一文を短くする ②とにかく削る ことの大切さを学びました。

次に前回提出した課題を返却してもらい、提出する際の心がけを教わりました。
無理はしなくても良いが、時間があれば何度か書き直すべきだというのです。
①最初はざっと下書きをする
②次に文章の構成を考えたり、字が間違っていないか気をつけながら書く
③それをていねいに清書する
ことを心がけましょう。
短い文章ほどたくさん書き直して、必要でないところは削るようにしましょう。
原稿をなるべくきれいな状態で提出することも大切です。
鉛筆で書いて掠れたり、インクで書いて滲んだり、文章を切り貼りしたりすることは避けましょう。

例えば何かに応募する時、要項があれば指定されたスタイルで書くことは必須です。
それを守らないと選考の対象にもなりません。



洒落てる、面白い、といった表現を、目についた時に書き留めたりして
自分の引き出しに入れておき、いつか使ってみようと思うのも良いことです。
他にも、耳ざわりの良い言葉や気の利いた言い方など、貯めておきましょう。
但し、自分が気に入っている言葉はつい使ってしまうので、
使いすぎることには注意しましょう。

前出の文章を書く②の段階で、同じ言葉や同じような言い方は出てこないか
文末の表記や途中で切る所が同じ言葉が続いていないかをチェックしたり
もっと別のうまい言い方はないか考えてみたり、よく聞く言葉や使い古された言葉は出てこないか
吟味するようにします。

読みやすい文体として、一文(。で終わる文)は400字詰では2〜3行で収めることを心がける。
段落は5〜7・8行が望ましく、長くなったら二文に分けるか削ることを考えましょう、とのことでした。



その後みんなで好きな言葉を言い合って、出た中から先生が「茶」「(お)椀」「オニ」の3つを選び
今回の課題はその3語が出てくる、いわゆる「三題噺」になりました。
「茶」は色ではなく、飲む方の茶。緑茶・紅茶・ハーブティー、何でもOK。
「椀」は丸みと深みのある適当なサイズの器で、素材は木でも陶でも可。
「オニ」の解釈は自由です。
3つの言葉が出てくるなら文字数は自由で、内容も創作・論文・紀行文・エッセイ・コラム、何でも良いので
次回の2月13日の授業で提出してください。よろしくお願いします。



最後は辰濃和男の『文章のみがき方』より、
・わかりやすく書く
・単純・簡潔に書く というところを見ていきました。

先ほどのテキストの中にはなかった
「書いたものを誰かに読んでもらい、感想を聞かせてもらう」という所が印象的でした。
そうしているうちに自分で自分の文章を客観的に見ることができるようになり、
わかりやすく書くことができるようになるのだそうです。

自分がいちばん伝えたいことを、わかりやすく、短い単純な言葉で書く。
まずはそれがうまい文章を書けるようになる第一歩なようです。
皆さん、頑張りましょう!

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2021年1月31日(日)絵本ゆっくりコース・はやしますみ先生の授業内容

2021-01-31 19:35:39 | 絵本ゆっくり塾
はやしますみ先生の3回目の授業は、ダミー本の発表でした。
前回の授業で発表したダミー本を練り直したものを発表していただきました。

今回も一人ずつに感想を書いて、最後にご本人へお渡しします。



感想を書くときに注意する点
・作者が言いたいことを見つける
・その作品の良いところを見つけて褒める
・前回からどう変わったか、工夫されていつところを見つける
・ネガティブなことは書かない

では発表していきましょう。

 





・子どもが読んで分かるように、分かりにくい言葉はさける。
 作者が分かっていても、読者が分からないこともある。
・「なぜ?」と思うことに説明が出来るように、登場人物などの設定はハッキリしておくこと。
 説明出来ないことは書かないように。



ほぼ完成されている方もいらっしゃいました。
それぞれの世界観が素晴らしかったです。

次回の授業では、完成を目指して作ってきてくださいね。
楽しみにしています。


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2021年1月30日(土)イラストじっくりコース・寺田順三先生の授業内容

2021-01-31 14:51:50 | イラストじっくり塾
本日は寺田順三先生の授業で課題「CDジャケット」の発表をしました。

実際にあるアルバムを自分で作るなら、架空のアルバム、自分用のアルバム、などいろんなタイプのCD ジャケットが発表されました。

 

表紙だけでなく歌詞カードも含めて全体的デザインされた方もいました。
歌詞のイメージをイラストにしたり、アーティストのキャラクターをイメージしてイラストにしていたり、沢山の楽しいCD ジャケットでした。

寺田先生からのアドバイス
・印刷されることも考えて、原画を描くときはトンボを入れる余白も考えましょう。
・歌詞カードなど全体のデザインすると、広がりが持てて表現が豊かになる。
・テーマを考えたり意味付けすると、どんなイラストをするか考えやすくなります。

 

  

またイラストレーターになりたい方にアドバイス
・プロになりたいなら「どういうイラストレーターになりたいか」を考えている方がいいです。
・時代によって流行りのイラストがありますが、自分はこういう世界観というのがハッキリしている方が強みになります。

寺田先生は、それぞれに合うアドバイスもしてくださりました。



皆さん、まだまだ悩まれることが沢山あるので、こうしてアドバイスを頂けると励みになりますね。

頑張ってくださいね。

【課題】3月27日(土) 発表
自分が展覧会をする設定で、展覧会の絵を3点と案内状(DM)を描いてきてください。

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