絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2021年6月27日(日)絵本ゆっくりコース・荒井良二さんの授業内容

2021-07-01 16:05:09 | 絵本ゆっくり塾
本日の授業は荒井良二さんです。
前回は緊急事態宣言期間中でもあって、オンライン授業でした。
今回は教室で授業が出来ることになりました。

やっと荒井さんにお会い出来るということで、皆さん楽しみにしていました。

コロナ禍の間、どう過ごしていたかなどのお話しをお聞きしました。



山形芸術祭で一緒だったアートディレクターの宮本武典さんとデザイン会社akaoniと『POSTじゃあにぃ』を制作されました。

コロナ禍で旅行にも行けないし家の中で楽しめるようなもの、個別で芸術祭を楽しむという思いから、スゴロクなどを作られたそうです。
他にはミロコマチコさん、ファッションデザイナーのspoken words projectの作品も封筒に入れて、POSTに届くという豪華な商品です。





荒井さんのスゴロクは、スゴロクをしながら行ったことのない国や宇宙にまで旅をしているようで楽しめそうです。
宮本さんの「1日1問、アートレッスン」は、実際に娘さんにされていたことをスクラッチで削る楽しみも加えて商品化されたそうです。





今回のワークショップは、このスクラッチの中にあることば

「砂漠のオアシスへ、水を汲みに歩いている少年を描いて。その子はおそらく実在する。」

この言葉がタイトルになる絵本を考えます。



ストーリーを考えるより、
どんな服装のどんな少年? どこに住んでいるの?といった
シチュエーションから想像出来る絵を考えます。

正解や間違いは無いです。
これはイメージを膨らませる訓練です。



いろんな絵本が出来そうですね。

例えばこの方は、
砂漠のいる少年が、近代的な生活を想像しているという場面を、見開きを使って上手く表現しています。



見る人によっては、砂漠の少年と近代的な生活をしている少年の二人を見ているようにも解釈できます。
とても面白い絵本になっていると思います。

荒井さんも「なるほど、いい表現の仕方だね」と感心されていました。



遠くの人を思い想像して絵本は出来ます。
「これだけは伝えたい!」という言葉は考えてほしい。

自分では使わない言い回しを使うために詩集などを読むのはいいことです。
オススメの詩集をお聞きしました。
『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集』 斉藤倫 福音館書店

本を読んだり映画を観たりして、自分の世界を拡げていってくださいね。

授業が終わってからもサイン会が続きました。
荒井さん、お疲れさまでした。


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●「絵本ゆっくり(日曜日)」コース
●「絵本わくわく(水曜日)」コース
●「イラストじっくり(土曜日)」コース
は9月下旬からスタート予定です。

●「イラストレベルアップ(土曜日)」コース
●「文章たっぷり(土曜日)」コース
は11月からスタート予定です。
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上記全てのコースでガイダンス(説明会)を行っています。
7月…毎週 土・日曜日 11:00〜
  7月4日は14:00と17:00からも行います。
  7月10日・17日は17:00からも行います。
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興味のある方・受講を考えている方は、下記までお問い合わせください。
〒650-0022
神戸市中央区元町通3-2-15セントラルビル元町5F
ギャラリーVie 絵話塾 村上政行
mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
URL:https://www.galleryvie.jp/
tel.078-332-5808
fax.078-332-5807








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