本日の絵本わくわくコースは、WAKKUN先生3回目の授業です。
前回は墨で90センチ四方の和紙に気持ちを乗せて描きました。
今回も同じく墨を使いますが、描くのは細長い半紙です。
WAKKUN先生の授業では、今後「じゃばら本」の絵本を制作します。
今回の細長い和紙は、「じゃばら本」を制作することを、見据えて描いていきます。
太田朋先生のじゃばら本を見せていただき、説明をお聞きしました。
広げると絵が繋がって見えるようになると、じゃばらを活かせた作品でいいですね。
まず始めに、WAKKUN先生から見本を見せていただきます。
WAKKUN先生が描いた絵は、ジャンケンで勝った人にプレゼントしました。
震災から5年後、芦屋市立美術館で開催したライブペインティングでは、
もしあの時、自分が死んでいたら、子どもたちに何を残せただろうかと考えてみると、
空の上から娘や息子を見た時「お父さん、ボク達大丈夫やで!元気に歩いていくからな!」と
言ってもらえたら嬉しいと思って、タテ2メートル、ヨコ10メートルもの大きな紙に
「てくてく 歩く ボクたちは これからも しっかりとね 福の種まけ ボクらの前に ボクらの後に」と描かれたそうです。
「一番伝えたいものは、それぞれの心の核になるもの。頭で考えるものではなく、心の中で感じるものです」
WAKKUN先生も昔は、上手に描こうと思っていたけれど、友部正人さんやスズキコージさんとの出会いで、自分の描く絵や文字が、きれいに描こうとしていて表情がないことに気付き、「しょうもねー」と思ったそうです。
そこから自由に表現するようになったそうです。
WAKKUN先生は熱く語っていました。
では、皆さんも描いてみましょう。
縦にするか横にするかは自由です。
描き始めはためらっていた方も、一筆描き始めるとすらすらと描かれています。
静かに丁寧に描くのもいいし、大胆に一気に描き上げてもいいですよ。
墨の濃い薄いも水で調整してくださいね。
完成したら発表します。
縦描き・横描き、いろんな作品が完成しました。
最近の思うことや出来事など、
人それぞれ思う(表現したいこと・表現の仕方)ことは違います。
これからも自分の世界を探って伝えることをしてほしいですね。
次回の授業では、ジャバラ本を見せていただきます。
大きさ・画材・テーマは自由。
集印帳をベースに作ってもいいし、一から作ってもいいです。
完成できなかった場合は、どんな風に仕上げていくかを発表してください。
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