今日はイラストレベルアップコース、今期第2回目の授業です。
今回は、イラストレーターの朝野ペコ先生の授業です。
ペコ先生は、現在、本や広告、映画など幅広い分野で活動しておられますが、長年イラストレーターになる夢を追いかけ、会社員等も経験しながら、東京へ売り込みに行ったことでイラストのお仕事がどんどん出来るようになったそうです。
前回の授業をご担当された駒井和彬先生と、同じ時期に絵話塾で学ばれた卒業生でもあります。
今回は、本のお仕事についての授業です。実例を挙げて完成までのプロセスを学びます。
「お仕事が来た時に、どういう風に考えるか、ラフや納期のことを具体的にお話します。」
まずは、ペコ先生がこれまでにどういった作家の方に影響を受けたか教えて下さいました。
「子どもの頃から絵本や児童書を描かれている方に憧れていました。最近では海外の作家の方を探す術がSNSの普及によって簡単になり、また逆に探してもらいやすくなっています。イラストに言葉は関係ありません。日本だけでなく、海外の作家の方を見ることも、オススメします。」
続いて、装画や挿絵、料金について、生徒さんからも質問が飛び交います。
・金額設定の基準が知りたい
・タスク(仕事を構成するための小さな単位の作業「仕事」)管理の仕方
・アナログからデジタルへの画像処理の方法
・原稿を読んでから表紙や挿絵のイラストを描くのか など
実際にイラストを担当された本を見ながら、ペコ先生の制作で使われている画材やスケジュール管理の方法もお話して下さいました。
「分からないことや相談したいことは先方に聞いて、確認することも大切です。」
デザイナーさんから「こういうデザインにしたい」という具体案があって、仕事を依頼されることもあります。
ペコ先生は、本の雰囲気や空気感と合わせることを大切にして描かれているそうです。
自分なりにこだわって制作したポイントを伝えるのも良いですね。
『男の子=青色 女の子=赤色』で描くのではなく、多様性やジェンダーなど、時代に合わせた価値観を持って、イラストを描くことも大切です。
授業の後半は、ワークショップです。
「自分のスマホの中の写真をイラスト化してみましょう」
スマホに入っている写真の中から、必要な情報を取捨選択してイラストを描いていきます。
ペコ先生は、東京での駅弁と、お友達からもらったクリスマスプレゼントのトイレットペーパーを描かれました 。
皆さんの発表では、ワールドカップのことや、収穫体験、最近のお買い物、動物のことなど、皆さんの人柄も知れて、笑いが絶えない発表になりました。
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1月8(日)・9日(月・祝)・1月14日(土)p.m2:00~
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