本日の授業は、絵本編集者の木村真さんです。
木村さんは学研で絵本の編集をされています。
tupera tuperaの『やさいさん』『くだものさん』も木村さんの編集です。
木村さんの授業は、年に一度ですので、スポット受講の方も多いです。
ダミー本の講評をしました。
ほとんどの方がダミー本を持ってきていましたので、自分のダミー本を隣の方に渡して、回し読みをしていきます。
皆さんのダミー本を読んで、良かったところと良くないと思ったところをメモしておきます。
全員のダミー本を読み終えるまで1時間かかりました。
集中したので疲れましたね。少し休憩をとってから講評をしていきましょう。
一人ずつ講評していきます。
・子ども向けの絵本だとすると、子どもが興味を持つことに絞ったほうがいい。
・なんで?こうなるの?と思う部分が描かれていないと、疑問が解消されないまま、モヤモヤして終わってしまう。
・イラストに奥行き(影)あるといい。
・表紙はネタバレしないように、なおかつストーリーのイメージは大事。
・内容によっては、流れが途中で変わるより、最後まで同じ流れで押し切ってみるのもいい。
・見返しで使えそうなページは、見返しに使って本文を増やしてみる。
・主人公がいない抽象的な話の場合、誰に感情移入したらいいか分からない。
シンプルなイラストでも、色で印象を与えるといい。
全ての講評が終わると3時間の授業が過ぎてしまったので、
少し時間を延長して、ボローニャブックフェアのお話を、パソコンで画像を見せていただきながらお聞きしました。
ボローニャブックフェアは商談の場で、版権を買うために学研からボローニャに参加されたそうですが、
日本の会社は9社、韓国は約30社、中国は約20社が参加されていて、
韓国が力を付けていて印象的だったそうです。
戦争反対や移民の絵本など、一冊の絵本にいろんな肌の色の人を描いている絵本が多いそうです。
実際にボローニャブックフェアに行って、たくさんのアイデアを見ることができるし、
いろんなタイプの作家が世界で絵本を作っていることを実感できた。とおっしゃっていました。
●ガイダンス(説明会)のお知らせです。
秋から始まる絵話塾の生徒を募集しています。
絵話塾にご興味のある方は、ぜひご参加ください。
お待ちしています。
4月9日(日)18:00~
4月15日(土)14:00~
4月22日(土)17:00~
4月23日(日)18:00~
4月29日(土)14:00~
4月30日(日)14:00~ 16:00~
詳しくはメールkaiwajuku@galleryvie.jp
またはtel.078-332-5808までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。