はやしますみ先生の3回目の授業は、ダミー本の発表でした。
前回の授業で発表したダミー本を練り直したものを発表していきました。
今回も一人ずつに感想を書いて、最後に作者へお渡しします。
感想を書くときに注意する点
・作品の良いところを見つける。
・作者も気が付かない視点をほめてみよう。
・ネガティブなことを書くときは、できるだけ具体的に+ポジティブなことも書く。
・前回からどんな風に直ったか、他の人の感想も聞いて、自分の学びにしてください。
では発表していきましょう。
・単調な画面ではなく、構図にメリハリがほしい。
・タイトルに大事な答えを出してしまうと、勿体無い。ワクワクは最後まで引っぱる。
・歩く・進むときは右方向へ。ページのめくる流れに逆らわない。
アクシデント・困難なことがある場合は、右から左で良い。
・普通ならあり得ないこと、とんでもないことを受け入れるには、押し切る何かが必要。
・作者が分かっていても、読者は分からないことがあります。読者の目線で考えてください。
他にもそれぞれにアドバイスをいただきました。
皆さんからの感想を読んで、ブレないように注意して、次回の授業では完成を目指して作ってきてくださいね。
後半は、先生が使用している画材の紹介をしながらデモンストレーションしてくださいました。
初めに撮影された動画を見せていただき、ラフから着色までの流れを説明していただきました。
更に、はやし先生が実際に使っている画材を持って来てくださいましたので、この後は実践です。
紙はアルシュという水彩紙と和紙の画仙紙を用意してくださりました。
アルシュはA3サイズだと700円ほどするのだそうです。
今回は本格的に水張りをしないで簡単に出来る方法を教えていただきました。
ベニヤ板に水張りテープで四方を固定します。
描きたいサイズの大きさに切り取ったマットを作って、サイズの印をしておきます。
はやし先生は、鉛筆などで下書きをしないで、薄い色でアタリをとる作業をされます。
白色は色を混ぜて全体を塗るときは半透明で、ポイントで描くときは不透明のものを使っています。
絵の具はパレット上で混ぜずに、筆に絵の具を乗せて紙の上で混ぜるのだそう。そうすると偶然の混ざり方になって、思いもよらない色が出て面白いです。試してみたいですね。
色鉛筆を使って、引っかけながら描いたりもします。
はやし先生は、まず描きたいと思うモチーフから描き始め、背景はその後に描きます。
あと水彩とアクリルを混ぜて描いたり、色も見える色より彩度を上げてデフォルメして描いているそうです。
実際に生徒のみなさんにも画材の質感や描き心地を体感させていただけました。
また絵の具や筆のメーカーも教えていただきました。
紙の違いで色の乗り方やにじみ方が違うので、実際に試すことが出来て良かったです。
慣れない画材を使うと味が出るので、いろんな画材を試してみてください。
ジャンケンで勝った方に、はやし先生が描かれた作品にサインを入れてプレゼントしました。
次回の授業は最後の発表です。
楽しみにしています。
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4月9日(日)18:00~
4月15日(土)14:00~
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4月29日(土)14:00~
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