絵話塾だより

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2024年12月4日(水)絵本わくわくコース・高科正信先生の授業内容

2024-12-12 15:08:04 | 絵本わくわく塾

本日は、高科先生の2回目の授業です。

始めに、はやしますみ先生の新刊のお話がありました。

先日出版された、はやしますみさんの『クマダさんのどんぐりコーヒー』(アリス館)は、はやしますみ先生が15年ほど前、絵話塾に通っていた時、高科正信先生の課題で書いたお話を絵本にされたそうです。

高科先生は、絵話塾の修了作品展を毎年見ていて、良いなと思う作品は、背景をしっかり描いていて、クスッと笑える場面があるもの。と、おっしゃっていました。

今回のテーマは「生きる絵本〜くすりと笑うこと〜」

くすりと笑える絵本を紹介していただきました。

・『みんなくいしんぼう』 長新太 (福音館書店)1978年

長新太さんの絵本は、面白いだけでなく、読み手にとっては、軽い力になれる絵本なのだと思います。

 

・『ともだちは緑のにおい』 工藤直子/文 長新太/絵 (理論社) 1988年

ライオン・かたつむり・ろば の友情物語です。

その中の『てつがくのライオン』と『えいえん』を紹介されました。

工藤直子さんは、生き物の目の高さでお話を作っていて、難しいテーマも分かりやすくお話を作られています。

 

・『つきよ』 長新太  (教育画劇) 1986年

とても静かな、でもなんだかおかしいお話。

 

長新太さんは、ほんの少し生きる力を分けることが出来る作家です。と、高科先生はおっしゃっていました。

 

その他に紹介した絵本

・『ほんやのおじさん』 

  ねじめ正一/文  南伸坊/絵  (福音館書店・こどものとも) 2011年

・『あたごの浦』 

  脇和子/再話  脇明子/再話  大道あや/絵  (福音館書店) 1993年

・『ふうふうぽんぽんぽん』  水谷章三/文  杉浦範茂/絵  (童心社) 2000年

 

次回は「伝える絵本~愛するということ~」がテーマです。

 

後半は、原稿用紙の書き方の説明がありました。

皆さんの課題を見て、原稿用紙の書き方が分かっていない方が多かったです。

題名は2行目、作者名は4行目、書き始めは6行目です。

絵本のテキストを書く場合は、絵本にはめくる行為があるので、ページが変わる時に、何行か空けて書くといいですね。

高科先生の書いた原稿を見ながら説明をしていただいたので、参考になり分かりやすかったです。

課題を書くときは、下書き→書き直し→清書というように、3回は書き直してほしいです。

 

では、次回の課題です。

3つの言葉をつなぎ合わせて題名を考えます。

○○は△△の✕✕ といった感じです。

例えば『ともだちは海のにおい』 

今回は対象年齢が自由です。枚数も自由です。

絵本のテキストではなく、短いお話を書いてください。

提出は、1月22日(水)

 

 


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