本日で4回目になる高科正信先生の授業は「子どもと家族 ”私”の在るところ・家族」がテーマでした。
はじめに高科先生が最近読んで面白かった『ピノ:PINO』村上たかしさんの漫画の話をされていました。
AIを搭載する人工ロボットの話だそうです。
高科先生は絵本だけでなく、オススメの映画や漫画などもご紹介されます。
話を聞いて気になったものがあれば、是非読んでくださいね。
本日は「子どもと家族」がテーマです。
一般的に子どもの文学では「めでたしめでたし」で終わる、向日性の文学。
人の死・暴力・離婚などは、書いてはいけないタブーなものとされていますが、そんなテーマで書かれた作品もあります。
『モモちゃんとアカネちゃん』松谷みよこ 1974年(講談社文庫)
『いないいないばあや』神沢利子 1978年(岩波新書)
児童文学者の清水真砂子さんのことばで『いないいないばあや』は、ちょっと刃物をあてるだけで、血が噴き出しそうな家族を、子ども目線で見ている。
「愛の直接性」を良く描いた作品。とあります。
1970年~1980年代は家庭内暴力や校内暴力が増え、子どもが危ない!!という意識から、テレビや映画にも家族がテーマになっているドラマが増えました。
平穏な家族にいろいろな出来事が起き、家庭が徐々に崩れ、多様化する家庭環境。
例えば、山田太一監督の『岸辺のアルバム』・森田芳光監督の『家族ゲーム』・相米慎二監督の『おひっこし』など。
2000年以降は、是枝裕和監督の『誰も知らない』のような、親が子どもを置き去りにしてしまう、ニュースでも耳にする悲しい現実があります。
子どもにとって一番落ち着ける場所は、家・家族・家庭ですが、そうでない現実があるのは確かです。
『ふたりのロッテ』の作者エーリッヒ・ケストナーは
「世の中には、両親が離婚をして不幸な子どもたちは沢山いる。
しかし、両親が離婚をしないがために、不幸な子どもたちも同じくらい沢山いるのだ」
と、100年ほど前にこのことばを残していました。
子どもにとって一番大事な場所、家族はどのように描かれているか、
本日は、長谷川集平さんの絵本を二冊紹介していただきました。
『日曜日の歌』長谷川集平 1981年(好学社)
『あしたは日曜日』長谷川集平 1997年(文研出版)
『日曜日の歌』は、絵と文が上下で分かれていて、絵日記のような無声映画のような絵本。
平凡な日常、ぎこちない家族を表現しています。
『あしたは日曜日』は、阪神淡路大震災に被害を受けた方々にささげた絵本です。
ページの始めには「ありきたりの休日が、どんなに大切なものだったか わたしたちは思い出すことができます」と書かれています。
この絵本を読んで、なんということのない日々の暮らしが、どれだけ大切なものか……。と、思わされます。
次回は「さよなら子どもの時間」がテーマです。
前回の課題は「うみ」がテーマの絵本のテキストでした。
長新太さんの『わたしのうみべ』を紹介していただきました。
海からいろんなものがやって来ます。
海から向こうが異界(彼岸)こちら側が現実(此岸)です。
異界から来るので、現実味がなくてもいいのですね。
ナンセンスで楽しい絵本でした。
【課題】
・キリン ・にんぎょう ・みかづき この3つが出てくるお話。
小学生1・2年生向けのお話なので、ひらがなで書いてください。
*5月25日必着で、高科先生のご自宅へ郵送してください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
絵本とイラストを学べる「絵話塾」からのお知らせです。
絵話塾のガイダンスを下記の日程で行います。
GWの3日間は、各日2回行います。
各回5名で興味のある方は、ギャラリーVie絵話塾までお問い合せください。
皆さん待っています!
・5月3日(火祝)① 14:00〜 ②17:00〜
・5月4日(水祝)① 14:00〜 ②17:00〜
・5月5日(木祝)① 14:00〜 ②17:00〜
・5月7日 (土) 14:00〜
・5月8日 (日) 11:00〜
・5月14日 (土) 18:00〜
・5月15日 (日) 17:00〜
・5月22日 (日) 17:00〜
・5月29日 (日) 11:00〜
よろしくお願いいたします。
………………………………………………………
〒650-0022
神戸市中央区元町通3-2-15セントラルビル元町5F
ギャラリーVie 絵話塾 村上政行
mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
URL:https://www.galleryvie.jp/
tel.078-332-5808
fax.078-332-5807
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はじめに高科先生が最近読んで面白かった『ピノ:PINO』村上たかしさんの漫画の話をされていました。
AIを搭載する人工ロボットの話だそうです。
高科先生は絵本だけでなく、オススメの映画や漫画などもご紹介されます。
話を聞いて気になったものがあれば、是非読んでくださいね。
本日は「子どもと家族」がテーマです。
一般的に子どもの文学では「めでたしめでたし」で終わる、向日性の文学。
人の死・暴力・離婚などは、書いてはいけないタブーなものとされていますが、そんなテーマで書かれた作品もあります。
『モモちゃんとアカネちゃん』松谷みよこ 1974年(講談社文庫)
『いないいないばあや』神沢利子 1978年(岩波新書)
児童文学者の清水真砂子さんのことばで『いないいないばあや』は、ちょっと刃物をあてるだけで、血が噴き出しそうな家族を、子ども目線で見ている。
「愛の直接性」を良く描いた作品。とあります。
1970年~1980年代は家庭内暴力や校内暴力が増え、子どもが危ない!!という意識から、テレビや映画にも家族がテーマになっているドラマが増えました。
平穏な家族にいろいろな出来事が起き、家庭が徐々に崩れ、多様化する家庭環境。
例えば、山田太一監督の『岸辺のアルバム』・森田芳光監督の『家族ゲーム』・相米慎二監督の『おひっこし』など。
2000年以降は、是枝裕和監督の『誰も知らない』のような、親が子どもを置き去りにしてしまう、ニュースでも耳にする悲しい現実があります。
子どもにとって一番落ち着ける場所は、家・家族・家庭ですが、そうでない現実があるのは確かです。
『ふたりのロッテ』の作者エーリッヒ・ケストナーは
「世の中には、両親が離婚をして不幸な子どもたちは沢山いる。
しかし、両親が離婚をしないがために、不幸な子どもたちも同じくらい沢山いるのだ」
と、100年ほど前にこのことばを残していました。
子どもにとって一番大事な場所、家族はどのように描かれているか、
本日は、長谷川集平さんの絵本を二冊紹介していただきました。
『日曜日の歌』長谷川集平 1981年(好学社)
『あしたは日曜日』長谷川集平 1997年(文研出版)
『日曜日の歌』は、絵と文が上下で分かれていて、絵日記のような無声映画のような絵本。
平凡な日常、ぎこちない家族を表現しています。
『あしたは日曜日』は、阪神淡路大震災に被害を受けた方々にささげた絵本です。
ページの始めには「ありきたりの休日が、どんなに大切なものだったか わたしたちは思い出すことができます」と書かれています。
この絵本を読んで、なんということのない日々の暮らしが、どれだけ大切なものか……。と、思わされます。
次回は「さよなら子どもの時間」がテーマです。
前回の課題は「うみ」がテーマの絵本のテキストでした。
長新太さんの『わたしのうみべ』を紹介していただきました。
海からいろんなものがやって来ます。
海から向こうが異界(彼岸)こちら側が現実(此岸)です。
異界から来るので、現実味がなくてもいいのですね。
ナンセンスで楽しい絵本でした。
【課題】
・キリン ・にんぎょう ・みかづき この3つが出てくるお話。
小学生1・2年生向けのお話なので、ひらがなで書いてください。
*5月25日必着で、高科先生のご自宅へ郵送してください。
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絵本とイラストを学べる「絵話塾」からのお知らせです。
絵話塾のガイダンスを下記の日程で行います。
GWの3日間は、各日2回行います。
各回5名で興味のある方は、ギャラリーVie絵話塾までお問い合せください。
皆さん待っています!
・5月3日(火祝)① 14:00〜 ②17:00〜
・5月4日(水祝)① 14:00〜 ②17:00〜
・5月5日(木祝)① 14:00〜 ②17:00〜
・5月7日 (土) 14:00〜
・5月8日 (日) 11:00〜
・5月14日 (土) 18:00〜
・5月15日 (日) 17:00〜
・5月22日 (日) 17:00〜
・5月29日 (日) 11:00〜
よろしくお願いいたします。
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