絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2023年2月11日(土)イラストじっくりコース・たかいよしかず先生の授業内容

2023-02-16 17:03:22 | イラストじっくり塾

たかいよしかず先生の3回目の授業は、

課題「オリジナルキャラクター」の講評を行いました。

 

では机の上に課題を出して発表しましょう。

 

 

・お茶やビールの種類別でキャラクター

お茶のイメージで考えられたキャラクターは、茶柱などの細かいストーリーもあって、面白かったです。

せっかくなので、イラストにタイトルや名前があると世界観を出せて良くなりますよ。

 

・縄文時代の埴輪や土偶のキャラクター

 

・ダンスのポーズ別キャラクター

 

・象が小さくなったら  

 

絵本のストーリーになりそうなキャラクターもありました。

 

・インコやスズメの家族や仲間

・海の中の生物が陸に上がったら

などなど 愉快なキャラクターが沢山、発表されました。

 

ビールの種類で考えられたキャラクターは、そのまま仕事になりそうなアイデアでした。

 

・沢山の種類でキャラクターを作ると、グッズ化や絵本・アニメにもなりやすいです

・「えっ!? 何?」と気になる部分があるといいですね

・しゃべり方・方言でもイメージを付けれます

・一つのテーマで、どれだけバリエーションを出せるか

たかい先生から、たくさんのアドバイスもいただきました。

 

キャラクターは世界中にたくさんあります。

有名なミッキーマウスやスヌーピー、日本でもキティちゃんやドラえもんなど、キャラクターからグッズやお話が展開され、アニメや映画にもなっていきます。

 

たかい先生がお勧めするキャラクターなどの書籍や展覧会を紹介していただきました。

 

 

後半は次回の課題でもある四コマ漫画を考えました。

 

たかい先生作の『くろくまくん』シリーズを例にしてお話をお聞きしました。

『くろくまくん』は四コマを3つ繋げて作られています。

同じパターンを3回繰り返すと面白くなるとのこと。

 

『ごちそうくろくま』はくろくまくんがオレンジの川に流される絵を描きたくて、

そこから話を繋げて考えられたそうです。

 

アイデア出しでは一つのテーマを決めて、まず頭の中に出て来たものを書き出します。

そこからキャラクターの世界観を設定すると話が出来やすいです。

 

四コマ漫画などをSNSにアップする。何処に繋がるか誰が見ているか分からない。

世界と繋がることもあります。 ワクワクしますね!

是非、チャレンジしてみましょう。

 

次回の課題では、

・四コマ漫画を描いてくる

 

●ガイダンス(説明会)のお知らせです。

絵話塾にご興味のある方は、ぜひご参加ください。

お待ちしています。

2023年
2月26日(日)・3月12日(日)p.m6:00~

2月23日(木祝)・3月21日(火祝)p.m2:00〜  p.m5:00〜

2月25日(土)・3月25日(土)p.m2:00~

3月5日(日)p.m5:00~ 3月26日(日)p.m2:00~ p.m6:00~

 

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2023年1月22日(日)絵本レベルアップコース・松田素子さんの授業内容

2023-02-16 15:46:18 | 絵本レベルアップ


今年最初の絵本レベルアップの授業です。


まずは生徒さんの宮本和明さんが「新美南吉絵本大賞」で入賞されました。

おめでとうございます。

新美南吉絵本大賞で入賞された宮本さんが、
皆さんの前で読み聞かせ


この賞は全国から506点の応募があり、作品審査は、令和4年11月7日と8日に一次審査を行い、

おとなの部50点、こどもの部41点に絞り込み、

11月23日に松田素子審査委員長(絵本編集者・作家)をはじめ6名の審査員で最終審査を行い、

おとなの部から大賞1点、優秀賞2点、特別賞1点、入賞4点の計8点を、こどもの部から優秀賞5点、入賞20点の計25点を選びました。



後半は絵本のダミーを講評です。皆さんドキドキ、さてどんな絵本が登場するか、楽しみですね!



白い紙と絵の具があれば絵が描けるものではなく、自分でテンションを上げることも大事。

いかに絵を描くスイッチを入れるかですね。
テンションをあげる方法は人それぞれですが、例えば、気に入ったものを部屋に飾る。ジョギングをする。部屋の掃除をする。

など自分でテンションを上げる方法を考えて、絵を描くスイッチを入れましょう。


ではまた教室でお会いしましょう!

 

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2023年2月5日(日)絵本ゆっくりコース・高畠那生先生の授業内容

2023-02-08 18:53:48 | 絵本ゆっくり塾

本日は高畠那生先生の初回の授業でした。

「はじめまして。高畠那生です」

高畠那生先生は、ピンポイントギャラリーの絵本コンペで入賞。

また講談社の絵本新人賞で佳作を受賞され、その後に絵本作家としてデビューされました。

 

高畠先生の絵本は、ストーリーも面白く子どもに大人気です。

2年程前ですが、マクドナルドのハッピーセットに付いてくる絵本『ブロロン どろろん』の作者です。

ハッピーセットの絵本は、親子間で問いかけのできる絵本になっていて、サイズも小さくおもちゃ感覚で遊べる絵本になっています。

 

今回は、事前に質問を出していただき、その質問に答えていきながら進めていきました。

 

どういう風にお話を作るか、アイデアの出し方の質問が多かったので、

黒板に描いて説明していただきました。

ノートかスケッチブックに、32ページのコマ割りを描いて、

描きたいイメージで先に絵を描いていきます。

その絵からアイテムを見つけ、話の展開を考えるそうです。

 

頭のリミッターを外し、絵本の概念を取り、頭を柔軟にして考えてみます。

 

『そらから ぼふ~ん』 くもん出版 は、この蜂蜜まみれの林を描きたかったそうです。

このページから話が膨らんでいったのですね。

絵本は構図も大事です。

絵本を制作する上で、構図に迷った場合は、自分の好きな絵本を見て参考にすると良いですよ。

 

少し休憩をして、その後は実際に絵を描いていただきます。

 

画材も持って来てくださっていました。

絵の具は基本、アクリルガッシュの 赤・青・黄・黒・白の5色を混ぜて使われています。

ペーパーパレットに絵の具を出して、紙はケント紙を使用します。

筆はラファエル水彩用の丸筆を使われています。

皆さんには、実際に筆の感覚を感じていただきました。

 

では、高畠先生に実演していただきましょう。

 

今回は皆さんのリクエストで、犬が走っている絵を描くことになりました。

まずは背景を塗ってから、犬と猫を描いていきます。

大事な顔の部分は最後に描いていきます。

 

完成されるまで近くで見ることが出来て、皆さん大満足です。

 

完成したイラストは、プレゼントします。

高畠先生のイラストをゲットした方はラッキーですね。

 

高畠那生先生、長い時間ありがとうございました。

 

 

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2023年
2月5日(日)・12日(日)・26日(日)・3月12日(日)p.m6:00~

2月23日(木祝)・3月21日(火祝)p.m2:00〜  p.m5:00〜

2月25日(土)・3月25日(土)p.m2:00~

3月5日(日)p.m5:00~ 3月26日(日)p.m2:00~ p.m6:00~

 

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2023年1月28日(土)文章たっぷりコース第4期・5回目の授業内容/高科正信先生

2023-02-03 17:48:08 | 文章たっぷりコース

前回の授業(1月14日)から後に高科先生ご夫婦も、生徒さんの一人もコロナに感染して発症されたということでした。

この日はもう症状は落ち着いておられましたが、他にも年末年始に発症してまだ後遺症が残っている方もいて

いつどこで誰が感染するか分からない時代になりました。いろんなことがありますね〜という話から始まりました。

10年に一度の大寒波もやってきて、北海道では渡り鳥が飛び立つときにさざなみが立って、水面が凍ってしまい

鳥の脚が凍りついて取れなくなって…といかにもわざとらしいお話をされるな〜と思って聞いていたら

どうやら落語の「弥次郎」だったようです。高科先生はいろんなことを知っておられますね!!!

さて、この日の授業は「行って帰ってくる話」というテーマでした。

子どもの文学には、ここから どこか知らない ここではない所 に出かけて

そこで事件が起こり、それを解決して、ここに戻って来る話がとても多いのだそうです。

 

1937年に出版されたJ・R・R・トールキンの『ホビットの冒険』は、ファンタジーの古典として有名な作品で

1965年に岩波書店から瀬田貞二の訳で出版され、1997年に原書房からは山本史郎訳で出版されました。

双方は原文の違うバージョンを元にしていたり、時代の推移とともに言葉使いが変わったりと

ずいぶん雰囲気が違う書物になっているようで、高科先生は瀬田訳の方を支持されているとのことでした。

  

瀬田貞二は日本のこども本の第一人者で、『幼い子の文学』(中公新書)など、講座の内容をまとめた書物も出しています。

この本の中には、幼い子が好む物語にはある構造上のパターン(行って帰ってくるお話)があると書かれています。

マージョリー・フラックの『アンガスとあひる』(瀬田貞二 訳・福音館書店)には

アンガスの居る場所〜日常(安心安全で保護されている場所・退屈?)と、

アヒルたちが居る場所〜非日常(よく分からない未知の領域・危険?)または「新しい経験領域」を

行き来する物語が書かれています。この場合、中央にある生け垣が分水嶺といえます。

左起こし・横書きの絵本ですので、左から右へと時間が進んでいきます。

  

それから、モーリス・センダックの『かいじゅうたちのいるところ』( じんぐうてるお 訳・冨山房)を読み聞かせてくださいました。

 

この本で特徴的なのは、絵の大きさです。

お話が進むにつれてだんだん絵が大きくなって、読み手も物語の世界に入っていくような気分になれるのです。

そしてここで注目すべきは、異世界に赴く方法です。

アンガスの場合は生垣を越えてアヒルのいる場所へ行きますが、『かいじゅうたちのいるところ』のマックスは

目を閉じて想像するだけで、たやすく異世界(空想の世界)に赴き、帰ってくることができるのです。

ここで大切なのは、アンガスにしろマックスにしろ、別の世界へ “行く必要がある” ことです。

こういう物語は必要性がないのに行って帰ってくることはありません。

ある必要から別の世界へ行きますが、それが満たされると元の世界へ帰ってくるのです。

大雑把に言うと、絵本でも物語でも、こういうパターンでできています。

J・K・ローリングの『ハリー・ポッター シリーズ』(静山社)も、最初のうちは同様のパターンだったのですが

人気が出て、映画になったりしているうちに、帰ってこないでずっとあちらの世界に居る話に変わってしまいました。

こういう物語の場合、異世界に行くためには必ずある “仕掛け” が必要です。

例えば扉、あるいは古い大きな衣装箪笥…と、C・S・ルイスの『ナルニア国物語』(全7巻 瀬田貞二 訳・岩波書店)を紹介してくださいました。

その仕掛けこそが境界線(三途の川)であり、そのこちらが此岸(聖者の世界)、向こう側が彼岸(死者の世界)なのです。

だから、子どもの文学では向こう側に行っても必ず帰ってこないといけないのです。

昔からあって今の子どもたちにも読まれている絵本ということで、

『おしいれのぼうけん』(ふるたたるひ 著・童心社)と『100万回生きたねこ』(佐野洋子 著・講談社)がある、と紹介してくださいました。

   

元々本を読んだり映画を見るということは、ここではないどこか連れて行ってくれる楽しみを見出してくれるものですが

ウディ・アレン監督の『カイロの紫のバラ』では、ヒロインが映画の世界に入り込んでしまうお話になっています。

休憩を挟んで、授業の後半はテキスト『文章のみがき方』(辰濃和男 著/岩波新書)の「Ⅱ さあ、書こう」から、

「1. 辞書を手元に置く」「2. 肩の力を抜く」のところを皆で音読していきました。

文章を書くとき、辞書を手元に置いて、分からない時・迷った時に確認することは必須です。

例えば「うとうと」と「うつらうつら」の違いや、「特徴」と「特長」の違い、漢字の正しい送り仮名など

人の目に触れる文章を書くときは、辞書を引いて確認してから書く習慣をつけましょう。

たとえば『朝日新聞の用語の手引き』(朝日新聞社用語幹事 編・朝日新聞出版)など、各新聞社から出ている記者用の手引きは

間違いやすい慣用句や送り仮名、カタカナの使い方など、知りたいことがまとまっていて便利です。

高科先生は「新明解国語辞典」(三省堂)がお好きで、愛用されているそうですが

他にも類語辞典や逆引き辞典、難語辞典など、興味深い辞書があると言って

『エモい古語辞典』(堀越英美 著・朝日出版社)を紹介してくださいました。

 

そして「2. 肩の力を抜く」では、まず机の前に座って毎日何かを書くことを心がけるように

と書かれています。

武田泰淳が妻の百合子に「何も書くことがなかったら、その日に買ったものと天気だけでもいい」と言ったそうです。

「自分の書きやすい方法で、肩の力を抜いて書けば良い」と。

そうして書かれた日記が、後に出版されることになり、多くの人に読まれることになったのです。

前々回の課題にもありましたが、散歩をすると書くことが見つかることがあります。

書くために散歩をすると、今まで意識していなかったことを発見したり、記憶に留めることがあるからです。

宇野千代も気楽に文章を書き始めることを薦めており

①毎日机の前に座る。

②うまいこと書いてやろうなどと思わずに、なんでも良いから書く。

③最小限度の単純な言葉で、自分の見たもの・聞いたもの・感じたものを素直に書く。

などを心がけるようにと言っています。このくらいなら、できそうではないですか?

最後に、今回は「掌編を書く」という課題が出ました。掌編とは、短いお話(作り話)という意味です。

短編より、ショートショートより、もっと短いストーリーを原稿用紙3枚程度で書いてください。

何もないと書きにくいかもしれないので、

主人公が散歩に出かけ、途中で何かに出会い〜〜〜〜終わる。という

始まりと展開、終わりのある、コント的な?「作り話」を考えることに挑戦してください。

参考に、星新一の『へんな怪獣』(理論社)に収録された作品を紹介してくださいました。

提出は、次回11日(祝)の授業の時です。

よろしくお願いいたします。

 


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2023年1月21日(土)イラストレベルアップコース・駒井和彬先生の授業内容

2023-02-02 18:04:44 | イラストレベルアップコース

今日はイラストレベルアップコース、4回目の授業です。
先生は駒井和彬さんです。

今回の授業は、前回の授業で出されていた「年賀状を作る」という課題の発表です。
用途(自己PR・グッズ販売用等)やターゲット(性別や年代等)、コンセプト、気に入ってる点や苦労した点などを踏まえて発表をしていきます。


駒井先生も取引先や営業先に配るPRツールとして、グラフィカルさを取り入れたイラストの年賀状を制作されました。
デザイナーとして、ぱっと目を引く線や色にこだわって制作されたそうです。
「制作途中で他の人に意見を聞いたりして、冷静に判断することも大切です」

駒井先生の年賀状

「皆さんそれぞれの発表後、他の生徒さんからの意見やアドバイスを聞いてみましょう。
仕事であれば、自分が良いと思って出しても、色々な意見が返ってくることがあります。
今の作品が100点ならそれを120点にするための意見を伝えてあげて下さい。
それでブラッシュアップされて完成度が上がっていきます」

黒板に皆さんの年賀状を添付


それでは早速、発表です。
発表者側
・グッズ販売用に制作し、制作コストを考えて販売価格を設定した
・待ち受けにしてもらいたくてデジタル年賀状を制作した
・モンゴルで経験した年明けが印象的なので毎年シリーズ化して年賀状にしている
・新年の冬の新鮮さや新しさをコンセプトにして、短歌と一緒にイラストを描いた
・高校時代の友人に向けて、その時よく描いていたうさぎのオリジナルキャラクターを入れた

 


アドバイス側
・文字の入れ方を変えるとイメージが変わりそう
・5枚セットの年賀状になっているのに世界観が崩れていないのがすごい
・ストーリー性のあるイラストになるともっと引き込まれそう
・どこが主役か分かるようにモチーフを配置した方がかっこよくなる
・1色刷りの場合、黒色以外を検討しても良かったかも

自分のイラストの良い点や改善点、たくさんの意見を聞くことで、次の制作に向けて考えるきっかけになりますね。

 

授業後もワイワイ


次回の課題は「実在する企業のノベルティアイテムとして企業カレンダーを作る」です。
その企業らしさや季節感を意識して制作してきてください。
また、次回の授業までに1度ラフも提出し、発表の際は印刷をして持ってきてくださいね。
皆さんの発表が楽しみです。
では Let's meet again !

 

 

●ガイダンス(説明会)のお知らせです。

絵話塾にご興味のある方は、ぜひご参加ください。

お待ちしています。

2023年
2月5日(日)・12日(日)・26日(日)・3月12日(日)p.m6:00~

2月23日(木祝)・3月21日(火祝)p.m2:00〜  p.m5:00〜

2月25日(土)・3月25日(土)p.m2:00~

3月5日(日)p.m5:00~ 3月26日(日)p.m2:00~ p.m6:00~

 

詳しくはメールkaiwajuku@galleryvie.jp
またはtel.078-332-5808までご連絡ください。

よろしくお願いいたします。


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