絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2023年2月15日(水)絵本わくわくコース・高科正信先生の授業内容

2023-02-16 18:44:44 | 絵本わくわく塾

高科正信先生の3回目の授業は「鬼の絵本」がテーマでした。

 

はじめに夢枕獏編著の『鬼譚』からの興味深いお話です。

 

怨霊の祟りにおびえた桓武天皇が鬼封じの為、平安京は四方を中国の象徴的な動物(玄武・白虎・青龍・朱雀)に守護されている空間だそうです。

日本には昔から北を嫌う思想もあり、京都の北には貴船や鞍馬、されに北東(丑寅の方向)比叡山があるというお話でした。

 

ではそろそろ、鬼の絵本の話に入りましょう。

 

昔話にはよく鬼が出てきます。

『桃太郎』『泣いた赤鬼』など、鬼が出てくる絵本は沢山あります。

その中から鬼の絵本を紹介していただきました。

 

『だいくとおにろく』       絵 赤羽末吉  再話 松居直  (福音館書店)1967

『ふくろにいれられたおとこのこ』 絵 堀内誠一  再話 山口智子 (福音館書店)2004

 

『ゼラルダと人喰い鬼』 トミー・ウンゲラー  (評論社) 1977

扉のデザインが素敵ですね。

権力者には都合の悪い者を、鬼として排除したい存在。

 

『島ひきおに』    絵 梶山俊夫  文 山下明生  (偕成社) 1973

『島ひきおに』のように、人を信じて仲良くなりたいと思う鬼に対して、

人間は鬼は悪い者という先入観があり、鬼から逃げていく。

 

『オニとワニ』     絵 飯野和好  文 ねじめ正一  (福音館書店) 2023

 

ここで紹介された絵本でも分かるように、人間の中にある悪を鬼として書いています。

鬼は人の心に巣食うもので、人間の暗の部分、それが鬼の正体なのですね。

 

次回の課題です。

「絵本のテキストを書く」 ※締切4月12日

テーマ「しあわせの絵本」

・絵本ですので、15見開きで考えてください。

・見開きの始めに1~15の番号を入れてください。

 

次回は「死と再生」がテーマです。

 

 

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2023年2月4日(土)イラストレベルアップコース・朝野ペコ先生の授業内容

2023-02-16 17:47:36 | イラストレベルアップコース

今日はイラストレーター朝野ペコ先生の2回目の授業です。

今回の授業は、前半に「以前携わった映画のお仕事」、後半は「オリジナリティーについて」です。

まず前半は、2021年公開された映画『花束みたいな恋をした』でペコ先生が劇中のイラストを担当されたお話です。

イラストレーターが映画製作に関わるということはあまり多くないそうですが、製作期間が長期にわたるということもあり、

ペコ先生自身、とても学ぶことが多かったそうです。


●映画のお仕事
「SNSでイラストを見てもらったことがきっかけで「どういった紙を使うか」「どういった感じでイラストを描くのか」といったことから細かくヒアリングして下さり、使うペンや紙を1つずつ選ばせてもらいました。

撮影期間中は、毎週のように撮影に立ち会われ、監督の後ろでイラストを描かれるシーンをチェックしておられたそうです。
「撮影の時にそれが映るかは分からない一瞬のシーンだけれど、しっかり作り込んでいたりして、見えていない部分の作業量が多いんだなと感じました。映画製作に携わっている方は映画愛がある方が多かったです」。
本編の中で使われたペコ先生が制作されたタイトル文字や、撮影で使われた食べ物の写真なども交えてお話し頂きました。

●オリジナリティーについて
自分が影響を受けたもの、例えば子どもの頃に好きだった物はなぜ好きだったのかを研究してみましょう。
ペコ先生は、子どもの頃、映画が好きで、学校から帰ると、映画雑誌のハリウッドスターの似顔絵を描いて過ごしていたそうです。
「子どもの頃に好きだったものは「友達が好きだから好き」「流行っているから好き』というのではなく、

『自分が良いと思っているから好き」が出やすいのでは、と考えています。
また、ヒッチコックの映画も好きだったので、そこから「想像させる」とか「カメラワーク」について影響を受けたように思います。

好きの要因は、1つではなく、いろんなものから吸収してミックスされているので、その作業を繰り返すことでオリジナリティーが生まれていきます。

●ポイント
 皆さんも何が好きなのか、どこに惹かれているのか、自分の「好き」を深堀りしていくために書き出してみてください。
それぞれ子どもの頃のことを振り返って書き出していくと、同じ物が好きな場合でも、「好き」の要因が違っていたりして面白いですね。
書き出したあと、近くの人同士で見せ合ったりして、それぞれのオリジナリティーのヒントが沢山感じられた授業になりました。

では次の授業でお会いしましょう!

 

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2023年2月11日(土)イラストじっくりコース・たかいよしかず先生の授業内容

2023-02-16 17:03:22 | イラストじっくり塾

たかいよしかず先生の3回目の授業は、

課題「オリジナルキャラクター」の講評を行いました。

 

では机の上に課題を出して発表しましょう。

 

 

・お茶やビールの種類別でキャラクター

お茶のイメージで考えられたキャラクターは、茶柱などの細かいストーリーもあって、面白かったです。

せっかくなので、イラストにタイトルや名前があると世界観を出せて良くなりますよ。

 

・縄文時代の埴輪や土偶のキャラクター

 

・ダンスのポーズ別キャラクター

 

・象が小さくなったら  

 

絵本のストーリーになりそうなキャラクターもありました。

 

・インコやスズメの家族や仲間

・海の中の生物が陸に上がったら

などなど 愉快なキャラクターが沢山、発表されました。

 

ビールの種類で考えられたキャラクターは、そのまま仕事になりそうなアイデアでした。

 

・沢山の種類でキャラクターを作ると、グッズ化や絵本・アニメにもなりやすいです

・「えっ!? 何?」と気になる部分があるといいですね

・しゃべり方・方言でもイメージを付けれます

・一つのテーマで、どれだけバリエーションを出せるか

たかい先生から、たくさんのアドバイスもいただきました。

 

キャラクターは世界中にたくさんあります。

有名なミッキーマウスやスヌーピー、日本でもキティちゃんやドラえもんなど、キャラクターからグッズやお話が展開され、アニメや映画にもなっていきます。

 

たかい先生がお勧めするキャラクターなどの書籍や展覧会を紹介していただきました。

 

 

後半は次回の課題でもある四コマ漫画を考えました。

 

たかい先生作の『くろくまくん』シリーズを例にしてお話をお聞きしました。

『くろくまくん』は四コマを3つ繋げて作られています。

同じパターンを3回繰り返すと面白くなるとのこと。

 

『ごちそうくろくま』はくろくまくんがオレンジの川に流される絵を描きたくて、

そこから話を繋げて考えられたそうです。

 

アイデア出しでは一つのテーマを決めて、まず頭の中に出て来たものを書き出します。

そこからキャラクターの世界観を設定すると話が出来やすいです。

 

四コマ漫画などをSNSにアップする。何処に繋がるか誰が見ているか分からない。

世界と繋がることもあります。 ワクワクしますね!

是非、チャレンジしてみましょう。

 

次回の課題では、

・四コマ漫画を描いてくる

 

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2023年1月22日(日)絵本レベルアップコース・松田素子さんの授業内容

2023-02-16 15:46:18 | 絵本レベルアップ


今年最初の絵本レベルアップの授業です。


まずは生徒さんの宮本和明さんが「新美南吉絵本大賞」で入賞されました。

おめでとうございます。

新美南吉絵本大賞で入賞された宮本さんが、
皆さんの前で読み聞かせ


この賞は全国から506点の応募があり、作品審査は、令和4年11月7日と8日に一次審査を行い、

おとなの部50点、こどもの部41点に絞り込み、

11月23日に松田素子審査委員長(絵本編集者・作家)をはじめ6名の審査員で最終審査を行い、

おとなの部から大賞1点、優秀賞2点、特別賞1点、入賞4点の計8点を、こどもの部から優秀賞5点、入賞20点の計25点を選びました。



後半は絵本のダミーを講評です。皆さんドキドキ、さてどんな絵本が登場するか、楽しみですね!



白い紙と絵の具があれば絵が描けるものではなく、自分でテンションを上げることも大事。

いかに絵を描くスイッチを入れるかですね。
テンションをあげる方法は人それぞれですが、例えば、気に入ったものを部屋に飾る。ジョギングをする。部屋の掃除をする。

など自分でテンションを上げる方法を考えて、絵を描くスイッチを入れましょう。


ではまた教室でお会いしましょう!

 

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