やまめの庭つくり

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シュウカイドウの魅力

2016-09-22 | 植物
鎌倉のガーデンに,シュウカイドウが自生しています.

はじめは山道を登る石段横の法面から乗り出すように一株さいていましたが,そのうち石崖際や花壇のすみっこからも花が見られるように・・・・

やまめはベゴニアのまるっこいフォルムがあまり好きではないので,学生時代にシュウカイドウのことを知ったときにはそれほどときめくこともなく,今に至っています.

今も,こんな風に正面から花をみると,やはりベゴニアだなぁ・・・と,思ってしまいます.
自然風と言うより,その真逆の印象で,温室にでもいてくださいと言いたくなるのです.



ただ,薄暗い崖から明るい空間に向かって咲くシュウカイドウを見たときに,印象がガラリと変わりました.



うすいピンクの花弁(左右は花びら,上下は萼ですが)や,明るい黄緑色の葉が陽に透けて見える様子が何とも言えず美しいkirakira2



長い期間咲いているので代わり映えがしないなと思っていたら,いつの間にかタネが出来,子孫を残して冬眠する支度に取りかかろうとしていました.



そのタネも陽に透けて,何とも言えない魅力的な色になっています.

なるほど,野山ではこんな感じで過ごしていたのかと,納得しました.



シュウカイドウ

シュウカイドウ科シュウカイドウ属

学名:Begonia grandis Dryand.

江戸時代に中国から園芸用に持ち込まれた帰化植物で,他のベゴニア類と違って,耐寒性が高くいつのまにかそこら中で芽が出ているほど繁殖力が高い(やまめの家でも日陰の砂利の中からガンガン芽を出しています).

花期:8~10月