やまめの庭つくり

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植物の力

2011-03-25 | 植物
24日の読売新聞の記事に奇跡の松として,津波で壊滅的な被害に遭った岩手県陸前高田市の名勝「高田松原」で唯一生き残ったマツの写真が掲載されていました.

2キロにわたって砂浜に植えられていた樹齢350年の防潮林.

数万本もあったそうです.

津波で軒並み倒れたり流れたりしてしまったけれど,たった一本,まっすぐに立っているマツは,幹も枝も傷まず残っています.

松原のマツを守ってきた人たちを始め,住民の人たちがその生命力に励まされ,これからの復興に向かう勇気をもらっているようです.

また,震災で家族を失って流された家の跡地に佇む人がテレビのインタビューで,家族の安否ではなくチューリップについて話をされていました.

こんな感じで・・・・

「チューリップの球根を500個つるしてあったんだけどねぇ・・・流れてしまって・・・この辺り一面チューリップにならないかなぁ・・・無理だよねぇ」

一面にチューリップが咲き乱れる光景が幸せだった日常を象徴していたのかなと思いました.

たった一本の樹木,小さな球根が生きる力を与えてくれたり希望を感じさせてくれると言うことを改めて実感しました.

やまめもこの世界に飛び込むことになったキッカケは,ものすごく精神的に疲弊していた頃に,こぼれ種で芽生えていたビオラの小さな芽に何とも言えない命のエネルギーのようなものを感じたことからです.

誰にも何も言わないけれど自分の出来ることを淡々とこなしてやり遂げていこうとする植物から人は多くのものを感じ,与えてもらっているんですね.

ミニチューリップ

2011-03-23 | 植物
冷たい雨が降り続き,ヒーターを使ってしまいます.

被災地で避難生活を送っている人たちや原発事故を抑え込むために必死で頑張っている人たちのことが頭によぎり,申し訳ない気持ちを抱きつつ・・・



ところで,

今日はひとつうれしい知らせが飛び込んできました.

アルバイト先の主催で行っている講座に参加していた大船渡在住の方が,安否不明で連絡が取れなかったのですが,今日無事が確認できたそうです.

よかった~

本当にホッとしました.

ただ,専門学校時代の同級生takeは福島に住んでいるはずなのですが,連絡取れず・・・

無事だとは思うのですが,確認とれないので気になります




さて,一週間前のことですが,庭のミニチューリップはつぼみが大きくふくらんできていました.

種類がわからなくなってしまいましたが,シルバーがかった葉は20㎝以上あり,なかなかアーティスティックな存在感です.

普通のチューリップにはない魅力があります.



お留守になっているお隣のお庭,ときどき水やりしていますが,ここでもつぼみを発見.

ブルーベリー・・・・かなり早咲きではないでしょうかyellow12



モッコウバラ・・・これも早いなぁ~



静岡で21日にソメイヨシノが開花したと報道されましたが,例年より開花が早いそうですね.

冬の寒さが厳しいと開花が早まると説明されていたようです.

そのためでしょうか・・・



三保の松原

2011-03-22 | 樹木
昨日,春から一人暮らしを始めることになったtaroのアパートを見に行ってきました.

新居は,かの有名な三保の松原のすぐ近く.

歩いて5分で海に出てしまう・・・ところです.

今,このタイミングで海に近いところ,海が見えてしまうというのは怖いのですが,仕方ありませんnose4


気を取り直して一度は見たいと思っていた三保の松原,アパートから徒歩で行ってみました.



三保というのは,駿河湾に突き出た半島にあり,松原は外海側,内海は清水港です.

細い半島なので,右を見ても左を見ても松と海が見えるような場所でした.

御穂神社からまっすぐ三保の松原に向かって,いや,逆かな.

海側から神社に向かって神の道という両側に松が植えられた板張りの木道が続きます.



神社側に見返すとこんな感じ.

三連休ですが,さすがに観光客の姿はまばらでした.



穏やかな海が広がっています.複雑な気持ち・・・



海風がマツ一本一本に対して個性的な影響を与えているのがわかります.





傾こうが倒れそうになろうが,マツは縦横無尽に枝を伸ばし,しなやかに生きている感じがします.



根が浮き上がっても



枝が地面に着いても



また空に向かっていくようです.

見ているうちにマツの生命力のようなものを感じてきて,元気になってきます.





upこれは現在の羽衣の松です.

昨年10月に,数世紀ぶりに現在養生中の先の羽衣の松downから代替わりしたそうです.



樹齢650年の先代「羽衣の松」.

確かに樹勢は衰え,風前の灯火のように見えますね・・yellow22

過酷な自然の中で,650年も生き続けるなんて大変なことです.



そして駿河湾といえばこれdown

桜エビのかき揚げですよ~kirakira2

地元にチェーン展開しているみたいだったおそば屋さん,鐘庵.




超・美味でした



いのちのちから

2011-03-20 | ノンジャンル
大震災から一週間,家で図面を描きながら一日中報道番組を見ていたような気がします.

自然の驚異に呆然とし,被災した人たちのそれぞれの声に何度も涙が出て,地震警報の音に何となくそわそわし,余震で家がグラグラするたびに戸口の方に歩いていったりしていました.

外に出れば節電のためもありますが,薄暗く,静かなお店,歩く人々も何となく元気がないような気がします.

今回の震災では身近に大きな被災をした人はいませんが,バイト先の関連では連絡の付かない人や被災して関西方面に逃れた人もいて,不安とストレス知らないうちに相当たまっていると思います.

原発はもちろん,大事に至らずに何とかおさまってほしいし,津波で土砂やがれきの山になってしまったところも希望を失わずに復活してほしいと願ってやみません.

人の生きようとする力,日本人として日本が復興する力を信じたい気持ちでいっぱいです.

植物の芽吹きを見ているうちに,

こんな風にがんばらなきゃいけないなyellow3kirakira2

そんな風に思える日がきますように・・・


イワヤツデ


エキナセア


ゼラニウム


リグラリア


クレマチス


イカリソウ



久しぶりの・・・・

2011-03-19 | ノンジャンル
大震災からちょうど一週間後の18日,久々に池袋まで行ってきました.

地震以来,初の顔合わせだったので,事務所の面々の元気な様子を見ることが出来,お互いほっとしました.

サンシャインは地震発生時,免震構造のビルのためゆ~らゆ~らと大きく船の様に揺れたそうです.

船酔いならぬ地震酔いになった人がいるとか.

本棚が倒れ,棚の上のものが少し落ちたものの,人は無事だったということで本当によかったです.

当日は帰宅難民となり,事務所に泊まる人や近くの立教大で夜を明かすことになったそうですが,ともかく表面的には日常に戻りつつあります.


まだまだ余震や停電や原発からの放射能漏れや東北被災地の人たちの安否など大きな不安に包まれていてとても正常な気持ちではいられないです.

通勤風景は落ち着いていて静かな感じでしたが,いつも最先端の広告が貼られていると思われる渋谷駅のホームの壁はまったく殺風景でしたdown



節電のために駅もサンシャインのビルも池袋の通りもデパートも薄暗く,静かな感じです.

人通りも少ないし.

サンシャインに入っているコンビニで朝パンを買ったのですが,お昼過ぎに再度行ってみると,パンの棚はひとつも商品が残っていませんでした.

ここもか~yellow25ase2

実はここ数日自宅近くのスーパーマーケットも買い占め現象がひどく,米,もち,パン,卵,牛乳,豆腐,カップ麺,マスク,カロンなどの棚に商品がない状態で困りました.

駅で10キロのお米を4つもスーパーの袋に入れて手が痛くて休んでいる人を見かけました.

何故そんなことをするのか,集団パニック心理とはいえ,冷静になってもらいたいなと思いました.

みんなが普通に生活すれば物流も誰も困らなくて済むのになぁsymbol6