大地震

昨日は大変な災害が起きました．

1000年に一度の大地震という話もありました．

みなさんは大丈夫でしたか？？？


地震があったときやまめは埼玉のお寺で現地の下見を師匠たちとしていました．

これがちょうどグラグラしたときの写真です

ただの景色ですが，足下は大きく揺れていました．

ただ，ゆらゆらとゆっくり長く揺れたような気がしたので，めまいかと思って周りを見渡すと丸太に打ち付けて本来動かないはずの立て看板が前後に揺れていました．

一瞬風で看板がばたばた動いているのかな？と思ったくらいなのですが，もちろん立て看板が風で揺れるわけはなく，これで初めて「地震だ！！」と確信したのでした．

坂道を先に行く師匠とＡ先生に
「地震ですよーーーーー」
と声をかけたものの，二人は気づかないまま歩いていってしまいました．

そんな程度だったんです．

が，帰りに先日紹介したコーヒーショップ立ち寄ったとき，オーナーが真っ青になって「さっきは本当に怖かったんですよ」と言っていたり，住民の人たちが外に出て不安げに顔を合わせている姿を見たり，街で防災放送をしているのを聞くうちに「これはおおごとかも・・・・」と不安に．

携帯は不通，高速も通行止め，電車もストップ・・・・ということがわかり，いつもなら電車で帰るやまめは，いつものように別れていたら，危うく埼玉に取り残されるところでした

この日は運良く途中の駅まで乗せていってもらえる手はずだったことと，地震が起こったタイミングで帰宅の途についたためＡ先生の車でとりあえず横浜に向かうことに．

途中は大渋滞だったのですが，青梅，高尾，相模原と，ひたすら裏道を走り何とか神奈川県にたどり着きました．

師匠の機転でコンビニのおでんで腹ごしらえ後，大停電地帯となった相模原，座間を抜け，5時間かかってＡ先生宅に到着．

電車が動くまで様子をみることになったのですが，ここで初めて家族と電話で話すことが出来，被害状況を確認できました．

yadoroku氏は東京で帰宅難民となり，会社に泊まることに．

taroは自宅で水槽の水がこぼれ，本棚を押さえようとしたもののすぐに外に逃げ，電信柱や車がグラングランと揺れるのを見たそうですが，怪我もなく無事．

Ａ先生宅で晩ご飯までごちそうになって夜中電車が運転しだしたのを機においとましたのですが，心配したＡ先生が車で送ってくれました．

taroの顔を見られてほっとしたものの，ニュースから目を離せず何となく不安なまま浅い眠りにつきました．

今朝近所のお店などで情報を聞くと，店内の壁に亀裂が入ったり，展示物が大きく動いたりしたそうです．

yadoroku氏も今朝帰ってきましたが，会社ではテレビや冷蔵庫はもちろん，大きな機械も耐震実験のように大きく揺れ，近くで火事も発生して大変だったとか．

同僚の人は奥さんが破水したという連絡を受けて15キロくらい離れたところに住んでいる同僚と歩いて帰宅，そこから車で送ってもらって40キロ以上離れた自宅を目指したそうです．

こんな程度ですんだことが本当に軽い方だった，というか何もなかったくらいのレベルだったと今朝のニュースを見て改めて感じました．

被害に遭われた皆さんが一日も早く復興されるよう祈りたいと思います．

また，亡くなった方たちのニュースを聞くにつけ辛い気持ちになります．

人間の力では大自然の驚異はどうにも出来ませんが，出来る備えや対策はしておくべきだと改めて感じました．

霞む山なみ

今日も埼玉のお寺で測量です．

レベルを測り，そのまま続けて平板測量を行い，図面に直接コンタを落としていく作業です．

といっても相変わらずやまめはスタッフとピンポールを持ち，ポイントを測定し終わると今度はポールと巻き尺のはじっこを握ってスタスタと同じところを回る，この繰り返しを一日していただけなんですけど．

でも，平板上にコンタラインが描かれていくと，ああ，地形がこんな感じだなぁとよくわかり，実体としての土地を相手にしている，そんな実感が強くなります．

お昼休みに時間があったのでお寺の裏山の墓地の間を登ってみました．

周りの山や市街地が見えて，とてもいい景色です．

ここに来ると毎日時間が過ぎるのが早いねとみんなで言っているのですが，こんないい環境に囲まれて仕事をしているからかなぁ・・・

ただ・・・・

この時期，そう，真っ赤なアレをたくさんつけた樹木がいるんですよね，頭上に．

やまめはスギ花粉症としてはまだ症状が弱い方だと思うのですが，さすがに大量の飛散の中にいると目も鼻も辛いことに．

車で途中の駅まで送ってもらって帰る時，正面に見える遠くの山々が水墨画のように霞んでいました．

格好いいなぁと思ってパチリ

ところが，あまりにも煙っているようで変だということになり，よくよく周りを観察してみるとものすごい強風．

ということは，あの霞はおそらく花粉！

帰り道でよかった

でもしっかりと目はかゆかゆ鼻グズグズ・・・

しばらくつらい季節ですね．

古刹の趣

今週も埼玉に通っています．

といっても先週のお仕事とは別．

室町時代に建立された由緒ある大きなお寺の境内にある土地の測量です．

学生時代を思い出す，平板測量・・・

う～ん，セッティングに手間取ったのを思い出しました．

やまめは木の間を縫い，薮に入り，単純にポールを立てて回っただけでしたが・・・

この池がどうなっていくのか・・・・とっても楽しみです

裏にはこんな宝の山．

公園風の池からお寺の景色にふさわしい池にグレードアップ！そうなる日が待ち遠しいです．

樹木の受難

先週，植栽されてから約２０年経った公共スペースの樹木調査をしていました．

２０年前というとバブリーな時代でしょうか．

きっと予算をたくさんつけて贅沢に植栽したのでは・・・

樹木はたくさん植えられていました．

植栽の後は管理ですよね．当然樹木は生長するのですが，コブシやコナラ，ナンキンハゼ，シラカシなど大きくなるものがたくさん植えられていました．

けど，大きくありませんでした．

そこは山とは違って人の手が入るからある程度当たり前かも知れませんが，何となく納得いかない樹の形．

管理といってもじっくり出来るわけでもなく，大胆にバツッと枝を切断・・・

どうかすると必要のないところも手を入れて無駄に切ってしまうこともあるようです．

枝先を無惨に切られてしまったコブシ．

そのうち，このコナラのようになるのでしょう・・・・

よく「ふかしなおす」といいますが，それがこういう状態なのでしょう．

ただ，ふかし直して大量に枝が出てきたら残す枝を決めて樹形を作っていくものなのでは，と思うのですが，なかなか人と予算がつけられないのが現状なんですかね

ナンキンハゼもこんなに堅い・・・サルスベリにこういう仕立て方がありますね．

メタセコイア．電柱ではありません．

もはや何の樹なのかわからないですね．

ネムノキ．地盤が固すぎて根が下に行けず，横に這ってしまった結果．

バレリーナの開脚のようになり，幹を揺さぶると前後にぐらぐらします．

何となく元気がないなぁと思ったツバキ．

よく見ると根元がボロボロで傷だらけです．

芝の中に植えられているので，刈り払い機の歯がガスガスっと当たったために成長が阻害されているのだそうです．

これから３年，５年かけて自然樹形に戻っていくのを助けてあげたいと思いました．

特に何が出来るわけではないのですが・・・

植栽デザインをしているやまめとしては，これを教訓に密植は避け，土地の力をよく考えて長い間美しく愛でられるような将来を植物たちに与えてあげたいものだと思います．

タイの花

現在タイに住んでいるＹさんから近況報告と，タイで見かけた植物の写真が送られてきました．

こちらではあまり見かけないので紹介したいと思います．

天気予報では明日も最高気温５℃と真冬に逆戻りで寒いのに，タイは真夏だそうです．

ゴールデンシャワー

マメ科ナンバンサイカチ属

学名：Cassia　fistula

別名：ナンバンサイカチ，カツシア・フィツラ


原産地はインドです．

総状花序に黄色い小花を多数咲かせるマメ科の半常緑高木で，花には芳香があるそうです．

この花はタイの国花で，タイではラーチャプルックと呼ばれています．
｢植物の王様」という意味だそうです．

さすが，国花になっているだけありますね．

４月から９月まで長い期間咲き続けるらしいです．

日本では沖縄に1933年に導入されたそうですが，東京で民家の庭先に咲いているのを見たことがあります．(たぶん・・・)

なので，ひょっとしたらここらあたりでも育つのかも知れません．

ただ何となく樹形は暴れそうな気がするのですが，どうでしょう．

花の時期はアカシアと同じような派手派手な演出が出来そうです．