
金沢の観光スポットレポート その949(No.1358)
◇金沢城公園 石垣巡り‐11
<城外周ルート>
13)大手堀の石垣
堀際にある粗割り石を積み上げた石垣は、金沢城初期の石垣です。このころ、尾坂から河北坂を経由して本丸に居至る大手筋の要所が固められてました。
上段の石垣は小阪門台の石垣で、寛政11年(1799)の地震で崩れ、翌年改修された。
・創建:慶長(1596~1615)頃
・現状:上段は寛政期(1789~1800)改修時、下段は創建時か

■写真は大手堀の石垣

■写真は大手門(尾坂門)かがり台下石垣

14)大手門(尾坂門)の石垣
慶長期(1596~1614)高山右近の指導により、西丁口にあった大手を尾坂口に移したと伝えられる。巨大な割石を使った「切石積み」の石垣。巨大石(鏡石)と呼ばれ、一般には城の正面によく用いられた。金沢城の石垣の中で最大の石もこの中に組み込まれている。
大きな櫓台が残っているが櫓や櫓門が記載されたものは少なく、末森城より移設した屋根付きの門(棟門)が設けられていたが、明治17年(1884)に消失した。
・創建:慶長期(1596~1614)頃
・改修:寛政12年(1780)

■写真はかがり台門下石垣(鏡石)

■写真は大手門正面の石垣

■写真はかがり台門下石垣内側

■写真は大手門城内より見る

■写真は大手門より新丸公園を見る
撮影日:2018.7
(つづく)