北陸の観光スポットレポート その1(No.1364)
◇立山初登頂と日本三霊山 -1
8月11日(土・山の日)立山の雄山に登頂し、日本三霊山(日本三名山)をついに達成しました。富士山は東京在住時の平成2年(1990)8月6日に"はとバスツアー"で登頂。白山は金沢永住して2年目平成20年(2008)7月20日に日帰り初登頂以来毎年1回日帰りで10回登頂。
私は登山を趣味としているわけでなく体力テストのつもりで、白山日帰りに挑戦している。
■写真はバスの中から弥陀ヶ原
今回は北日本観光バスツアーに参加(参加費6,000円税込み、弁当付き)し、バスで室堂(2,450m)まで行き、登山を開始してワンピース、サンダル姿の女性がいたことや、アジア系女性でサンダルで雄山を登頂していたことに驚きです。もっとも散策コースがあり石畳を歩けばいいと思うけれども、2,450mの山の天候は激しく変化するもので、せめてスニーカーでも履き、それ相当のウエアーは必要でないか?と思う。
■写真はスタート後の室堂平
〇行程記録
7:10金沢駅発、10:15室堂到着、10:30準備後出発、
11:25一の越到着。12:55雄山到着、13:20雄山発、
13:55一の越到着、15:20室堂着、15:40室堂発、金沢駅18:15。
■写真は立山高度地図
〇日本三霊山(日本三名山)とは!
日本三霊山とは、古より山岳信仰の盛んな日本において、霊山の三大として富士山・白山・立山を束ねた名数である。略して三霊山とも呼ばれる。
日本三名山とは、日本の名山(名高い山、もしくは、高評価の山)の三大として、富士山・白山・立山を束ねた名数である。略して三名山とも呼ばれる。
〇富士山
静岡県(富士宮市、裾野市、富士市、御殿場市、小山町)と山梨県(富士吉田市、鳴沢村)に跨る独立峰。標高3,776 mの日本最高峰。 国別の最高地点一覧)。成層火山。浅間信仰の対象であり、山頂には富士山本宮浅間大社の奥宮がある。
日本三霊山に限らず、その他の多くの霊山・名山の括りでも筆頭に挙げられている。
■写真は富士山のご来光を待つ(1990.8.5)
〇白山
石川県(白山市)と岐阜県(白川村)に跨る山で、両白山地の最高峰。標高2,702 m。白山信仰の対象で、山頂には白山比咩神社の奥宮があり、日本の各地に白山神社がある。日本三霊山・日本三大霊山・日本七霊山・日本三名山に挙げられる一方、日本四名山には挙げられていない。
■写真は白山御前ヶ峰初登頂(2008.7.20)
〇立山
富山県南東部にある飛騨山脈(立山連峰)の山。最高峰の大汝山(標高3,015 m)、主峰の雄山(標高3,003 m)、富士ノ折立(標高2,999 m)の三峰からなる。立山信仰の対象であり、山頂には雄山神社の峰本社がある。
■写真は当日のグループ
〇立山三山とは
別山、中義の立山(富士ノ折立、大汝山、雄山)、浄土山をあわせた名称
1)雄山(おやま)
立山の主峰3,003m。雄山神社峰本社がある。伊弉諾尊と手力男命を祀る。山の姿を仏の体になぞらえて、頂上を烏瑟ノ峰ともいう。
明治維新の神仏分離後、立山権現(立山の神)は復古して雄山神社に、峰名も雄山となる。神山を敬って御山とあがめたので、雄山という呼称にも結びつきやすかったのであろう。
2)大汝山(おおなんじさん)
中義の立山の中央峰3,015m。富山県の最高地点。己貴神(別名:大国主命)が祀られていたことに由来する。
立山曼陀羅図には祠が描かれているが、現在信仰をうかがわせるものはない。
3)富士ノ折立(ふじのおりたて)
中義の立山の北峰2,999m。富士権現を祀ったことに由来。“富士ノ折戸”“富士ノ折立岩”とも記した。
立山曼陀羅図では、雄山、大汝山、別山の山並みから奥まったところに富士山形に描かれる。
4)別山(べつさん)
別山2,880m。帝釈天を祀るので、帝釈岳の別名があった。立山曼陀羅図では、雄山、大汝山、浄土山と並ぶ重要なピークである。
5)浄土山(じょうどやま)
浄土山,2831m。阿弥陀堂や、天日鷲命と長白羽命を祀った祠の跡がある。高山植物やハイマツに覆われる山上の姿は立山三山随一。雷鳥の生息数も多い。このような環境を阿弥陀の浄土になぞらえたことに由来する。
■写真は立山周辺地図
■写真は室堂スタートと室堂平
■写真は浄土山
■写真は雪渓のメンバー
■写真はガスが晴れた雄山
■写真は室堂平の花
参考:国立立山青少年自然の家HP、立山アルペンルートHP、ウィキペディア、他
撮影:2018.8.11
(つづく)