かねうりきちじの横浜・喫茶店めぐり

珈琲歴四十年の中の人が、珈琲豆荷揚げ量日本一を誇る横浜港のある町の喫茶店でタンザニア産コーヒーを飲み歩きます

地域づくりの見本

2014年06月22日 | 旧ブログ記事(岩手・盛岡関係)
今日は隣町の紫波町で活動している赤石地区ひづめ舘懇話会にお呼ばれして、ちょっとした話をさせていただきました。



ツイッターを通じて知り合いになった、懇話会会員の方からお誘いされたのです。

ひづめ館とは、鎌倉幕府の歴史書『吾妻鏡』に見える「比爪館」(ひづめのたち)の事で、

奥州藤原氏の一族の居館を指します。

その遺跡は、比爪館跡として紫波町指定史跡となって、現在でも継続的な発掘調査が紫波町によって進められています。

懇話会は、そんな比爪館跡をもっと知ろうということで地域住民の方が中心となって5年前に結成された自主組織です。

kaneurikichiji がすごいな思ったのは、毎月会員同士で勉強会を行っていること。

いろんな大学の教授や行政の文化財担当者を呼んで、話を聞くという団体はどこにでもありますが、比爪館跡に関連することを会員が交替で発表者となりながら勉強会を開いている歴史愛好者の集まりは、そう多くないような気がします。

こうした地元の熱意と歩調を合わせるかのように、比爪館跡に関する研究も進んでいます(→ココをご参照下さい)。

紫波町は地域住民の手による地域活性化がさかんな町ということは以前から知っていましたが、今回、そうした団体のひとつの方々と親しくお話しする機会に恵まれて、こちらが逆に勉強になりました。

盛岡から参加している方もいるようなので、興味のある方は、ひづめ館懇話会に参加してみてはいかがでしょうか?