かねうりきちじの横浜・喫茶店めぐり

珈琲歴四十年の中の人が、珈琲豆荷揚げ量日本一を誇る横浜港のある町の喫茶店でタンザニア産コーヒーを飲み歩きます

もったいない

2011年11月19日 | 旧ブログ記事(岩手・盛岡関係)
 盛岡の洋食屋さんといえば、みずの。

 盛岡市民なら誰でも知っているお店です。

 そのみずのが今月28日で閉店するとのこと。

 先月、お昼を食べに行った時はほぼ満席だったので、そのニュースは意外でした。

 みずのといえば、火事の時真っ先に持ち出したというあの伝説のデミグラスソースを使ったハヤシライスが有名です。

 先月行ったときはなぜかかつ丼を食べたので、そのハヤシライスを食べずにいられるかというわけで、今日行って来ました。

 思わず大盛りを注文。

 水加減が絶妙のご飯ともども美味しくいただけました。

 こういうお店がなくなるのは寂しいというより、モッタイナイ。

 場所を変えて、どこかで再開してくれないかなぁ。

1階が厨房なので、席は2階。

 
ガラス張りの厨房はウデに自信のある証拠。窓際の席からの眺望(右)

 
ハヤシライス(大盛りなので全がけ)。相棒はカニクリームコロッケ定食を注文。


先月食べたかつ丼(もっときれいに撮っていればよかった)

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冬の長者ヶ原廃寺跡で思ったこと

2011年11月18日 | 旧ブログ記事(長者ヶ原廃寺跡・衣川関係)
 長者ヶ原廃寺跡の発掘調査が終わって半月が過ぎました。

 それでも毎週、月曜日と金曜日には遺跡に出かけています。

 今まで何度か書きましたが、駐車場に設置しているパンフレットを補充するためです。

 減った数を遺跡にいらっしゃったお客様の人数としています。

 週2回行くのは、週末と平日とで別々に集計するためです。

 こうした作業を3年やっているので、同時期のデータと比較することができます。
  ※その前の3年間はもう少しおおざっぱでした。

 なんて書くと「そんなデータなんて採ってて当たり前じゃない。」という声が聞こえてきそうです。

 kaneurikichiji もそう思います。

 でも、少なくとも長者ヶ原廃寺跡の近くの遺跡でこうしたデータを採っているところはありません。ただ単に聞いたことがないだけかもしれませんが。

 ま、それはともかく今週の月曜から金曜日にいらっしゃったお客様は6名。

 これを多いと思うか少ないと思うかは措くとして、これは去年と全く同じ数です。

 一昨年と昨年とを比べるとお客様の数は減っています。

 これはデータを取り出してからの傾向です。

 解説板をこまめに設置したり、1000年前の築地塀を復元製作したり、ブログで遺跡を紹介したり、月イチ講座をしたりしててこ入れしてきたのですが、一年間のお客様の数は残念ながら減り続けていました。

 が、ここにきてそうした効果が出てきたのか、今年は前年比で横這いもしくは微減となりそうです。

 でも、満足していません。

 いらしていただくお客様の数ではなく、もっと理解しやすく親しみやすい遺跡にできるのではないかと思っているからです。

 冬の間、今年の発掘調査の成果を報告書にまとめながら、すべきことを考え形にしたいと思っています。


今日の長者ヶ原廃寺跡(左)。もみじもすっかり葉が落ちてしまいました。
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瑞巌寺に行って来ました

2011年11月17日 | 旧ブログ記事(文化財関係)
 仙台市博物館に行く前は松島の瑞巌寺に。

 仙台藩主・伊達政宗の菩提寺です。

 今は国宝の本堂が解体修理されていますが、同じく国宝の庫裏は見られますし、境内には岩を刳り貫いて造られた洞窟群(ここに納骨などをしていたようです)もあり、拝観してきました。

 瑞巌寺は海のそばにあるのですが、津波は境内まで押し寄せてきたようです。

 海に浮かぶ小島には五大堂という建物があるのですが、ここは津波の被害はなかったようです。

 ただ、建物の前に立っている灯籠は崩れたまま。

 海沿いの国道45号沿いのお店は1mほど浸水したようです。

 松島のおかげで津波の直撃をまぬがれたと聞いていましたが、それでもやはり被害は小さくなかったようです。

 でも、観光にいらっしゃる方が平日にもかかわらずたくさんいました。

 少しずつ復興に向かっているようです。

 
総門を入ってすぐ右手にある洞窟。昔は「奥州の高野」と呼ばれた霊場でした。


参道。津波は総門と本堂のちょうど中間のあたりまできたようです。矢印の所に看板が立てられていました。

 
五大堂。倒れた灯籠が痛々しいです。

 五大堂から見た松島。

 45号沿いのお店。入り口には「ここまで波」とありました。

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仙台市博物館に行ってきました

2011年11月16日 | 旧ブログ記事(文化財関係)
 昨日、宮城に行ったのはとある発掘現場を見学するためでした。

 お昼まで見学させていただいて、その後、「仏のかたち 人のすがた」展を見に仙台市博物館に。

 博物館に寄託されているもの以外、基本的に仏像はお寺で見ることにしているkaneurikichiji ですが、仙台市太白区の十八夜観世音堂の本尊が出展されるということで、興味がわいたわけです。

 十八夜観世音堂といっても地元の方以外ではあまり知られていないと思いますが、実はこのお堂の本尊である菩薩立像(ぼさつりゅうぞう)、東北最古の木彫像ということが最近(4年前に)分かったのです。

 それを見たくて行ったのですが、その他に展示されている仏像も興味深いものばかり。

 というか仏像だけではありません。

 通常、仏像の展示では、仏像の種類、おおまかな時代と所蔵先、そして特徴をごく短くが説明されているだけです。

 がしかし、「仏のかたち 人のすがた」展では、その仏像がどんな来歴をたどって現在の寺(や神社)に安置されているのか、その過程まで丁寧に説明してありました。

 実はこれはとても大切なことだとkaneurikichiji は思っています。

 美術品として鑑賞することを否定はしませんが、やはり発願する人の思いが仏像の形や安置する場所に表れていると思うので、本来の場所で鑑賞するのが一番だと思っています。

 「基本的に仏像はお寺で見ていることにしている」と記したのはそういうわけです。

 それに気付いたのは、昨年、西明寺の三重塔の中で大日如来を拝観してから。

 この大日如来坐像、国宝でも重要文化財でもありません。

 けれども、そうした予備知識なしに三重塔の中で対面したとき、その妖艶さに背筋がゾクゾクした覚えがあります。

 その後、アメリカのオークションクリスティーズで日本円に換算して12億円にて落札された運慶作の大日如来坐像を東京国立博物館で見る機会がありましたが、そんな感覚には襲われませんでした。

 もちろん、運慶の大日如来坐像もしかるべき安置場所ではまた違ったように見えるでしょう。

 それはたぶん、仏像は宗教的な目的で作られるのだから、それにふさわしい場で見るべきだからなのでしょう。

「仏のかたち 人のすがた」展では、なるべく仏像の来歴を詳しく説明されています。

 ですので、本来いるべき場所の雰囲気を想像しながらお仏様と向き合うことができ、仏像を発願した人や守り続けてきた人の思いにも触れられるような気がします。

 そんな感覚を持って博物館で仏像を見ることができたのは初めてです。

 よい展示だと思いますので、お近くの方はぜひ足をお運び下さい。

 個人的に興味を持ったのは、展示番号16・17の聖観音菩薩立像。

 本来は三尊像の脇侍として一緒に祀られていたようですが、今は別々の寺に安置されています。

 来歴が違えば、姿も違ってくるということでとても面白かったです。

 展示は12月11日(日)ですので、是非。

 仙台市博物館。仙台城跡にあります。

 建物の前にはこんなオブジェが。これもここでないとしっくりこないのでしょう。
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岩手は初雪です

2011年11月15日 | 旧ブログ記事(その他)
 寒気が南下して全国的に寒い日だったようですが、岩手では予報通り雪が降りました。

 今日は遺跡&博物館見学で宮城に行ったのですが、kaneurikichiji の車はノーマルタイヤのまま。

 宮城県~岩手県南では雨だったのですが、紫波SA付近でみぞれ混じりに。

 昨日、「超、ちょ~すべる」という看板の事を書いて、ノーマルタイヤでスリップ事故を起こしたらシャレになりません。

 最寄りのインターチェンジはひとつ先の盛岡南なのですが、工事で渋滞していたこともあり、紫波ICで降りました。

 北上市の看板は、時間が経ち別な場所でも効果を発揮するようです。

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