台風一過後は、まさに夏日の猛暑。
未だ梅雨明け宣言はなされていないからでしょう。
湿度は高く、不快指数が頂点に達しそうなお天気が連日続いています。
ところが、昨日の朝、出窓を開けたところ、意外にも、ひんやりした空気の感触に驚き、感激。
しばらく窓に、顔を近づけたままでいました。。
その清々しく心地よい外気を、しばらく味わっていたかったからです。
その後、朝の家事を一段落し、その窓辺のパーソナルチェアーに腰かけ、ブログ綴りを開始した私です。
いつもよりスタートが、1時間半くらい遅く、外はもうすっかり明るくなっていました。
けれど、陽が幾分差し掛けていたにもかかわらず、先程と同様のひんやりした空気の感触は変わらず、とても幸せな気分になれました。
まるで、高原にいるような清々しさです。
旅に出たい、なんて、一瞬、ロマンチックで感傷的な気分に・・・・・・
なお疲れが残る体には、一服の清涼剤のような嬉しさでした.
でもその後、日中は、気温がぐんぐん上がりましたけれどね。
今年の梅雨は、お天気にメリハリがあり、暑い時と涼しい時が交互に訪れ、例年に比べるとはるかに、私は凌ぎやすく感じます。
皆さまがお住まいの地域は如何でしょうか?
思い起こすに、私はこのひと月の間に、旦那さまの容態の急変で、慌ただしく病院に出かけること数度。
繰り返される定期的な入院で、往復4時間弱の病院通いも再々。
更にその上、我が家の外回りの改修工事で、業者さんが出たり入ったり。
実は昨日も、ファミリールームの窓ガラスの一部の取り替え作業で、サッシ屋さんが見えました。
旦那さまの人工肛門のパウチの取り換えもしましたよ。
こんな具合で、何とも忙しい日々が二カ月にわたって続いた我が家ですが・・・・・・
そんな状況でも、私の旦那さまは、いつもマイペースの暮らし。
悠長な生活のリズムを崩す事は、全くありません。
至ってのんびりしています。
妻の私が一人で、あらゆる事の切り盛りをし、采配を振るって頑張っている感じ。
家事全般、子育て、その他の事も、結婚以来すべて私任せできた人ですから、慣れっこではありますけれど。
但し、薬の管理、病院関連の諸事、区役所の手続きにおける記憶事項は、実に見事に旦那さまの頭の中に整理されています。
私は忘れっぽいところがありますし、旦那さまのように、頭脳明晰でもありません。
ですから、その点では、とても心強く頼りにしています。。
器用とは言えない私ながら、このようにして、何とか頑張ってはきたわけですが・・・・・・
さすがにその疲れが、出てしまいました。
いつもそうですが、一段落付き、ホッとした時分に、疲労が現れるのが私の常。
でも床に伏すような事態に見舞われないだけでも、以前より増しです。
体調不全に陥り、こんなことでは、本格的な夏を元気にはとても乗り切れない、と不安でたまりませんでしたが・・・・・・
夫が、五回目の抗がん剤治療で入院した際、前の記事でも触れましたように、ストライキ気分で病院通いを四日間お休みしました。
それが良かったのか、私の体調は、次第に回復傾向にある感じがします。
これまでは、鉛のように、日々体が重たくて、目覚めた朝から気分がすぐれず、情けない思いをしていました。
けれど、ここ数日は割と元気です。
昨日は、夜遅くなっても、体が朝と変わらないほど軽く、信じられないような事でした。
蓄積した疲労がやっと抜けたのであれば、とても嬉しいことですが。
四日間の休養は、天与の恵みと思いましょう。
そろそろ、ガーデニング作業も始めなければなりませんね~
次女からは、
「5日程度の入院なのだから、送迎の時だけ病院に付いていけばいいんじゃないの。
パパが、ママが来るのを待ち望んでいるのなら別だけれど、そんな感じでもないようだから。
無理をしてまで、遠くの病院に通う必要はないでしょう」
と言われました。
確かにそうかもしれません。
出かける度に、交通費は、ほぼ二千円近くに。
帰りが遅くなると、電車を降りてから我が家まで、よくタクシーを利用しますし。
病院のカフェで私一人或いは夫婦で一服
その他、ガーゼなどの医療品、病室の冷蔵庫に備える飲料水など買うと、瞬く間に、その日の病院用の支出が五千円近くになってしまいます。
そう言えば、旦那さまには、心ばかりのおやつも。
夕食のおかずは、1~2度持参しただけです。
「病院の食事で十分。押しつけられるのは嫌だ」
と言って、不機嫌になるのですよ。
このような態度は、私は理解不能。
普通は、喜びませんか?
先日の入院で、私がストライキを起こした理由の一つに、この態度がありました。
この度の退院時では、迎えに行った長女が、支払いを一旦、立て替えてくれましたが、その金額は63210円でした。
感染症で個室に入っていますが、それはすべて無料です。
ほぼ毎回入院代は5万円前後かかっています。
今回支払った額の内の13430円は、入院の数日前、緊急診察を受けた際の費用です。
CTの撮影代がほとんどなのでしょう。
その上、往復タクシーを利用しましたから、その時は1日で入院費に匹敵するような支払いをしたことになります。
N病院に於ける肝臓がんの治療の際は、早期発見でしたから、大手術であったとは言え、無駄な支出はほとんどなく、実にスムーズに全快に至りました。
その後、三カ月ごとに定期検診を受けていたにもかかわらず、大腸の検診は見落とされ、気が付いた時には大きな癌になっていました。
恐らく早期発見でしたら、こんなに医療費がかからず、夫も私も苦労することはなかったでしょうに。
そう思うと、見過ごされてしまった不運が、何とも情けないですが、いまさら愚痴っても仕方ありませんね~
前向きの心構えで、淡々と、夫の闘病生活を見守っていくしかありませんが・・・・・・
体の負担と経済面両方から、いかに早期発見が大切か、今回の経緯で、痛感している私です。
がん保険に入っている我が家ですから、経済面の負担は余りありませんが、精神的重荷は、夫はむろん、私も相当なものです。
年金暮らしの身。
高額医療費制度で助かってはいるものの、もし保険に入っていなかったら、と思うと、ぞっとします。
意外にかかるのが、入院代を除いた諸々の経費です。
皆さまは定期検診を怠らず、早期発見、早期治療に努め、無駄な精神的苦労と出費をなさらないようにして下さいね。
といいながら、私は余程の事がないと通院はしない、徹底したお医者さま嫌い。
こんなことを述べる資格はありません。
身の程知らずのご忠告で、少々恥ずかしいですが、是非そうなさって下さいますように。。
退院後の旦那さまの食欲は、入院前と同様に、旺盛で本当に喜んでいます。
私は、反対に食欲が細くなる一方で、いつも夫の食べる量の半分にも至りません。
でも一向に痩せなくて・・・・・・
恐らく水太り。
kさんから頂戴したお菓子で、至福のひと時
こんな私を元気づけようと、また親友のKさんから優しいお心遣いをを頂戴し、涙が出るほど感激してしまいました。
こんな心温まるお届け物を、私は、今まで、手にしたことがあったかしら、とさえ思い、感謝の気持ちいっぱいで、胸が熱くなりました。
よき友に恵まれている我が身の幸せを、思わないではいられません。
家族や友に支えられ、今の私があることを忘れないで、謙虚に一歩一歩踏みしめ、今後の余生を送りたいもの、と改めて思いました。
このお話は、また日を改めてさせて頂きます。
ご覧下さいまして有難うございました。
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