隣に住んでいた夫の親戚のおじいさんの13回忌があり
歩いて5分のお寺に出かけて行く。
もう12年も経ったのか・・・
あっという間に過ぎた気がする。
コロナ禍、参列者は5人
一番参列したかったであろう義母は高齢者リスクを考え今回はお留守番。
おじいさんは生涯独身で、我が家の隣に一人で住んでいた。
ある日体調を崩したのをきっかけに
プチ介護が始まった。
基本的に身の回りのことは大体できるし、ヘルパーさんも来てくれていたから、
私は週何日かの夕食の準備や病院の付き添い、その他の雑事をお手伝いする、というもので、
一般的な「介護」をなさっている方たちに比べたら
とても介護とは言えないシロモノだ。
そのころのことを思い出しながら、ご住職のお経に耳を傾ける。
このお寺のご住職のお話はとてもわかりやすい。
お焼香の作法や意味なども最初に説明してくださるので、
仏事が初めての人でも安心。
お経が終わったら、亡くなった方のその後のお話をしてくださった。
以下はご住職のお話。
このお寺は浄土宗なので、他の宗派の解釈は違うもしれないし、
私のうろ覚えの部分もあるかもしれない・・・
亡くなった方が向かう浄土は3つのエリアに分かれている。
上品(じょうほん)中品(ちゅうほん)下品(げほん)
このそれぞれがさらに3つのエリアに分かれているらしい。
それぞれに上生(じょうしょう)中生(ちゅうしょう)下生(げしょう)
つまり全部で9つのエリアに分かれていることになる。
亡くなって最初に行くのが下品の下生
ここから上を目指して修行をするらしい。
一番上、上品の上生には阿弥陀様などの偉い仏様がいるとのこと
少しでもそこに近づくように日々徳を積む。
自分自身のことのほか、地上の自分の大切な人たちを見守り、助けたり・・・
上に上がっていくスピードは、個人差があって
のんびしてたり、ガンガン行ったり・・・
あれ?
生きてる時とあんまり変わらない?
死んだらゆるゆるふわふわできるのかな~と思っていたんだけどな~
そこそこハードな日々が待っていそう。
うかうか死んでもいられない。
最近勉強した「ストレングスファインダー」で
「最上志向」とか「競争性」とかが上位資質の人たちはガンガン行きそうだな~
などと知った顔を思い浮かべたりするフトドキ者の私・・・
こういうご時世だから、法要が終わった後のお食事もなく、
お墓参りをして、お仏壇にお線香を上げ、
お弁当をいただいて家路に着く。
今回は、色を少なめに、白とグリーンの花をアレンジして、お仏壇にお供えした。
この日、私が結婚した年に亡くなった、別の親戚の方の33回忌も一緒にとりおこなった。
結婚してからそんなに経ったのか~と感慨深い。
ぼんやりしてると10年くらいあっという間に過ぎちゃうな、としみじみ思った一日でした。