ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

後藤悠仁ヴィオラリサイタル2018

2018年11月27日 | 音楽

毎年11月に開かれる後藤悠仁氏のヴィオラリサイタル。

クリスマスのイルミネーションが美しい銀座にある王子ホールに母と妹と3人で出かけてゆく。
会場で地元の友人と待ち合わせ。
彼女と会うのはとても久しぶり。

クラシックには疎い私だが、彼のリサイタルはとても和やかでアットホームな雰囲気でとても癒される。

同級生でもある彼のリサイタルなので、会場でほかの同級生に会えるのも楽しみの一つ。

さて、今年のプログラムは・・・

1曲目
ヨハン・バプティスト・ヴァンハル(初耳・・・)
ヴィオラ・ソナタ 変ホ長調

2曲目
ヨハン・ぜバスティアン・バッハ
無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007

ここで20分の休憩

3曲目
フランツ・シューベルト
冬の旅 D.911より

4曲目
フランツ・シューベルト
アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D.821

そしてアンコールは同じくシューベルトのセレナーデ

休憩後の曲はちょっと聞き覚えが・・・って程度でごめんなさい

こんな私がのこのこ出かけて行けるのは、彼のリサイタルは敷居が低いからだ。(主観です)

クラシックの曲をよく知らない者にとっては、曲の切れ目のどこで拍手をしていいのかもわからない。

今回も1曲目の第1楽章が終わったところで拍手がパラパラと起こったけれど、彼は舞台上からその人たちににっこりと微笑みかける。

遠い昔、故郷の市民ホールにネスカフェのコマーシャルにも出ていた有名な女性ピアニストが来た時に、クラシックをよく知らない私も含めた田舎の人たちが変なところで拍手をしてしまったりってことを何度かやってしまったら、怒って演奏を中断してしまった。
そして客席をキッとにらみつけたお顔の怖かったことったら。
そこでにっこり笑ってくれたら、ユーモアを交えて聞き方をレクチャーしてくれたりしたら、あの時の観客はまたコンサートに足を運んだことだろう。

田舎に来るんだったらそれくらい覚悟してきたらいいのに・・・などと不謹慎なことを思ったりしたものだ。

彼女はクラシックの敷居をガッツリ上げた。
以来、クラシックのコンサートに行くときは気合を入れて緊張して赴いている。

けれど、このリサイタルだけは別。
安心してリラックスできる。

曲はさっぱりわからないけど、気持ちがいいからそれでいい。(私は・・・)

この月の中頃、彼のお嬢さんに赤ちゃんが生まれ、彼はおじいちゃんになった。
メロメロの姿が目に浮かぶ。

来年は、パリでのリサイタルもあるらしい。
さすがにパリまでは聴きに行けないが、日本から応援しています。

益々のご活躍を



















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TFC55 全国ツアー2014

2014年09月30日 | 音楽

昨年、聞いてはまってしまったヒチリキの音色
本来の雅楽はちゃんと聞いたことが無いけれど、ヴァイオリンやアコーディオンとの
コラボレーションがなんとも言えなくステキ

昨年は東儀秀樹さんと古澤巌さんの2人のコンサートに、Cobaさんがゲスト出演だったのだけれど、
今年は3人のコンサーととなってそれぞれの頭文字から「TFC55」というコンサートに。
「55」は3人とも55歳ってことらしい。
「GOGO」みたいで、なんだかゴロがいい

小さなリコーダーみたいなヒチリキは、なんとも神秘的な音。
宮中に流れる「ぷぁ~ん」みたいな音が、タンゴやバラードを奏でると、妙にしっとりとして、
そこにヴァイオリンとアコーディオンが重なると、最初から洋楽のための楽器だったように自然に響く。

第1部の曲は

1.TFC(Treasuer Finding Cruse)

2.はじまりの風景

3.Liberportango~タンゴ自由の扉~

4.冬 第1楽章ヴァイオリン協奏曲「四季」より

5.パリの散歩道
この曲はフィギアスケートの羽生選手がショートプログラムで使用したとか・・・。

6.泣かないで

7.Love Hat Trick

8.ポル・ウナ・カベサ(Por Una Cabeza)~首の差で~

泣かないで、ではCobaさんの歌声も聞けちゃう

休憩をはさんで第2部。

昨年同様、荘厳な笙の音色と共に、客席通路から狩衣姿の東儀さんが厳かに登場。
ゆっくりゆっくり通路を進んでステージへ。
一瞬会場が宮中?って感じに。
長身でスマートな東儀さんは貴族のお姿がホントによくお似合い

と、舞台袖から同じく狩衣姿の古澤さんが登場。
なんともかわいらしいお姿に会場から笑いが・・・。

この姿でのヴァイオリン演奏はちょっと大変そう
さすがにCobaさんはムリでした

1.大河悠久

2.アディオス・ノニーノ

と続いたところで、お着替えのためか、Cobaさんの独奏がはじまる。

3.Coba独奏

4.パガニニアーナ

そして、
5.好きにならずにいられない

このプレスリーのバラードがヒチリキの音色で奏でられると、くらくらするほどステキ

ソチオリンピックでフィギアスケートの鈴木明子選手のために古澤さんがアレンジしたという

6.愛の讃歌

今回はCobaさんがアレンジしたとか・・・。

7.Salamandra

8.リベルタンゴ
と盛り上り

7.to the moon ~月に向かえ~ で観客はスタンディング

そこそこ高めの年齢層の観客が大盛り上がりの中、アンコールは
東儀さんのカバーアルバムにも収録されているという

シェリーに口づけ

お腹いっぱいのコンサートでした。

パンフレットを買ったら、終演後の握手会のチケットをいただいたが、
ご婦人たちの長蛇の列に圧倒され、これはご遠慮させていただきました

3人一緒のアルバムとか、それぞれのアルバムとか会場でも売っていたけど、
どれも聞きたいので、ちょっと迷い、結局保留・・・
去年も同じことをしてるうちに1年たってしまった

来年も行っちゃうかも・・・








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Live image 14 -quatorze-

2014年05月19日 | 音楽
ここ数年、毎年友人たちと一緒に癒されにでかけるLive image

会場は有楽町「東京国際フォーラム」

テレビ番組や映画、CMで一度は耳にしたことのある癒し系の音楽を、
それを作ったり演奏したりしているご本人が登場して、じっくり聞かせてくれる。

毎年のレギュラーに加え、年によって入れ替わるメンバーもあり、
毎回7~8組のアーティストの方たちの演奏を一度に聞くことができる贅沢なコンサート。

今年は加古隆さんや宮本笑里さんがいらっしゃらないのが残念だけれど、
昨年に引き続き、高嶋ちさ子さんという最強キャラの参加で、寂しさも吹き飛ばされる。

ということで、今年のラインナップはこちら。


■羽毛田丈史
地球に乾杯
その日のまえに
明日、ママがいない-live image スペシャルメドレー-

■羽毛田丈史/NAOTO
Spain

■NAOTO
HIRUKAZE

■小松亮太 /NAOTO
首の差で

■小松亮太
風の詩~THE 世界遺産

■高嶋ちさ子 /小松亮太
リベルタンゴ

■高嶋ちさ子
オーシャン・ブルー~ORCA~

■高嶋ちさ子&葉加瀬太郎
Navarra(ナヴァーラ)

■ゴンチチ
南方郵便船
Floating Bell
放課後の音楽室

■アモリ・ヴァッシーリ
美しき愛の詩(うた)~モーツァルト「交響曲第40番第1楽章」より

■アモリ・ヴァッシーリ /葉加瀬太郎
WITH ONE WISH meets Taro Hakase

■葉加瀬太郎
エトピリカ
長崎夜曲

■葉加瀬太郎 /小松亮太・高嶋ちさ子・NAOTO
情熱大陸

例年は、それぞれのアーティストが自身の曲を演奏し、退場したら次のアーティストが登場!っていう流れだったけれど、
今年は次に登場するアーティストと1曲コラボして、引き継ぐ・・・と言うスタイル。

このコンサートの総監督でもある羽毛田さんがトップで登場。
美しいピアノの音色で観客を一気にイマージュの世界に引っ張り込む。
毎年、そのシーズンの話題のTVドラマや映画のテーマ曲に必ずかかわってらっしゃる。

音楽を聴くと、ドラマや映画の場面が浮かんできて感動もひとしおだ。
が、今回の「明日ママがいない」はあれだけの物議をかもしていたのに、
この時期私は水曜の夜にセミナーに通っていたので、観ていなかった・・・
残念だ・・・。

ライオンのように髪を絶たせたバイオリニストのNASOTOさんは
ルックスと技術力のギャップがハンパない

NHKのお昼の生放送番組、「スタジオパークからこんにちは」のテーマ曲
「HIRUKAZE」を可愛らしいアニメの映像をバックにさわやかに演奏。

ここにバンドネオンの小松亮太さんが登場し、
浅田真央ちゃんが以前大会で使ったというタンゴ「首の差で」をコラボ。

お二人とも小柄なので、なんだかとっても可愛らしい。

続いて小松さん一人で、ご自身が作曲の日曜6時「THE 世界遺産」のテーマ曲「風の詩」をしっとりと演奏。

ここで高嶋ちさ子さんが登場し、けちょんけちょんに言われながらもお二人でリベラルタンゴを。
NAOTOさんとのときもそうだったけれど、バイオリンとバンドネオンってとてもしっくりくる。
バンドネオンの音色って、弦楽器のようなパイプオルガンのようなチェンバロのような
なんとも不思議な音色で、大好きだ

昨年からこのコンサートに参加した高嶋さんの毒舌ぶりは相変わらずのパワー

そんな彼女がご自身の息子さんが大好きなシャチをテーマに曲を作ったとのこと。
息子さんが眠る前に彼女がつくったシャチのお話をするという「日本作り話」をモチーフに、
羽毛田さんがアレンジした、という。
吐き捨てるように話しながらも、そこにちらっとのぞく母の顔が微笑ましい

そんな高嶋さんの毒舌を阻止すべく、葉加瀬さんがまさかの前半で登場。

お二人の掛け合いはホントに楽しいし、
高嶋さんと渡り合えるのはこのメンバーの中ではやはり葉加瀬さんをおいて他に無い

ここで休憩が入り、後半はゴンチチさんから。

今年60歳になるというお二人の穏やかな語り口と優しいギターの音色は本当に癒される。
癒されすぎてちょっと眠くもなるけれど・・・

「放課後の音楽室」は毎年演奏されるけれど、何度聞いても美しくて、
心が洗われるっていうのはこういうことを言うのね、って気持ちにさせてくれる。

フランスの歌手、アモリ・ヴァッシーリさんは歌の素晴らしさはもちろんのこと、
端正なお顔立ちとモデル並みのスタイルで抜群のルックスだ。

昨年も東京だけ参加だったけれど今年は全国を回ったらしい。

お二人のコラボの後は葉加瀬さんの「エトピリカ」
幻想的な美しい音楽に、一緒に行った感受性のやや強い友人は涙が止まらない・・・

続いて長崎が新世界三大夜景に選ばれたのを記念して作曲したという「長崎夜曲」を長崎の夜景をバックに演奏。
なんだかたまらなく長崎に行きたくなる。

最後はお決まりの「情熱大陸」
観客全員でスタンディング。
前の方には「ハカセンス」と言われる、バブルのころに持って踊っていたような扇子を振って
踊っている熱狂的なファンの方たちもいて、尋常じゃない盛り上り

そしてアンコールは、このコンサートのスポンサーでもある「医療法人 健育会」の60周年を記念して
葉加瀬さんが作ったという曲「Together We Walk」を全員で演奏。

で、ホントのラストはこれまた毎年恒例「My Favorite Things」を全員で。
JRの「そうだ、京都へ行こう・・・」のCM曲。

今年から加古隆さんがいらっしゃらなくて、前出の友人の泣き所「パリは燃えているか」が聞けなかったのは残念だったけれど
あっという間の3時間半、しっかり癒されました。

お芝居もいいけれど、時々はきれいな音楽で心を癒して、また明日から頑張りましょう





















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組曲「宿命」 ~日本フィルハーモニー交響楽団~

2014年03月31日 | 音楽

松本清張原作の映画、「砂の器」のクライマックスを よりドラマティックにした菅野光亮氏作曲の交響曲「宿命」

宝塚を彷彿とさせる、凛々しい西本智実さんの指揮で、ピアニスト外山啓介さんと日本フィルハーモニーが演奏する。

会場は池袋にある東京芸術劇場。

前半は、外山氏の独演。

ラフマニノフを3曲。

ヴォカリーズ
前奏曲作品23-4
前奏曲作品3-2「鐘」

「鐘」は浅田真央ちゃんがバンクーバーでの冬季五輪で採用したとのことだけれど、ちょっと覚えてません・・・

続いて
芥川也寸志氏作曲の弦楽のための三楽章

ここで休憩が20分

そして
ピアノと管弦楽のための組曲「宿命」


加藤剛さんが主演の映画は残念ながら観ていないが、
SMAPの中居クンが主演したドラマの方は、再放送で観た。

私は松本清張モノが大好きなのだけれど、全体的に暗いので家族がいやがり、オンタイムでは観られないのだ

社会的差別を受けながら、父子で過酷な旅を続け、父の死後、死んでしまった別人になりかわり、
栄光の階段を上りつめる天才音楽家が犯してしまった過ちがじわじわと暴かれていく悲劇。

松本清張の作品に出てくる犯罪者たちは、
ものすごく短絡的な場合とものすごく同情的な場合が極端なように思う。

ものすごく同情的なパターンの場合、これでもかってくらい気の毒なことが多いけれど、
どんなにひどい目に遭っていたとしても、断じて人を殺めてはいけない、という姿勢は冷酷なくらい一貫している。

で、この「宿命」は時代錯誤的にも思える差別を経ての成功が一気に崩れさる直前の回想シーンで流れるわけだが、
映画を観ていない私には
どんなに成功し、人々の賞賛を受けてもてもなお、
満たされない「天才 和賀英良」を演じる中居クンの苦悩の表情が浮かんでくる。

バラエティでの明るい笑顔を封印し、終始暗く重い雰囲気を漂わせる仲居君はホントに素敵だった。

などと思っているうちに、演奏終了。

20分の休憩を含めても2時間に満たない演奏会はちょっと物足りない気もしたけれど、
クラシックに詳しくない私には程よい長さなのかもしれない。

さて、この日は、小・中・高の同級生である後藤悠仁氏が舞台上でヴィオラを演奏していた。

事前に行く旨を伝えてあったので、終演後ちょっとお茶でも、
ということになり一緒に行った妹と3人で日曜で混み合うカフェへ

今回、ピアノを半円状に取り囲むような配置で演奏されていたことの理由を話してくれる。

通常、映像に使う音楽は、オーケストラとピアノを別々に録音してちょうどいい音量に調整するらしいのだが、
それ用の曲を今回のように生で演奏する場合、完全に囲むとピアノがオケの音に負けてしまうし、
かといってピアノ完全に前に出ると、ピアノばかりが響いてしまい調和がとれないらしい。

今日の配置は本番直前に変わったとのこと。

ただ、あたりまえにいつも同じように並んでるわけじゃないのね、なんて、素人は感心してしまう。
演奏の後のお疲れのところ、終始笑顔で話しつづける彼は、ホントに昔と変わらない。

地位が高くなっても、誰に対しても変わらないスタンスを保ちつづける彼は、ホントにすごいといつも思う。


ステキな音楽と、楽しいお話しの後、穏やかな気持ちで家に帰ると、
ここ何年も風邪もひかなかった長男が熱がある、などと言う。

ここで私は、一気に「母」という現実に戻るのでした・・・






















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渡辺えり ドラマチックコンサート

2014年01月14日 | 音楽

渡辺えりさんファンの友人に誘われて、コンサートに行ってきた

渡辺さんが脚本・出演の舞台は、ちょくちょく観に行くけれど、
歌だけのコンサートは何年か前に一度行っただけ。

場所は六本木にあるSTB139というライブレストラン

お食事をいただきながら、コンサートを聴くことができる。
しかもけっこうガッツリのメニュー
そして、美味しい

私たちは、パスタとピザとサラダを。
友人はグラスワイン
私はお酒が飲めないので、ソフトドリンクっていうのがちょっと寂しい

お隣の年配のご婦人は、二人でワインを1本開けていた

渡辺さんと同じ山形出身の友人は、友の会に入っているので、
舞台のすぐ前のテーブルに案内される。

始まる直前、あの「あまちゃん」の打ち上げのためだけに作られた、という秘蔵映像が流れる。

渡辺さんはかなり露出度の高いドレスで登場
失礼ながら、結構お肉が・・・

う~ん、なんだか励まされる

曲目は・・・

1.回転木馬
2.メケメケ
3.バラ色の人生
4.ミロール
5.もう帰らないのか
6.赤い壁のまち
7.洗い流しておくれ
8.わがままロック
9.レ・ミゼラブル
10.夢やぶれて
11.On My Own
12.エイジング
13.アサバーチェ
14.ロコへのバラード
15.ありがとう
16.マックザナイフ

と盛りだくさん。

全体的にシャンソンっぽいけれど、
昨年夏の舞台「あかい壁の家」の出演者たちと挿入歌を歌ったり、
サックスの四重奏があったり・・・。

15曲目の「ありがとう」は故中村勘三郎さんにささげる、ご自身が作詞した歌。
彼を悼み、想い、時に涙を浮かべながら情感たっぷりに歌い上げる姿は、まるでお芝居を観ているよう。

他の歌の時もそうだけれど、歌の間、短いお芝居を観ているかのように、情景が浮かんでくる。
歌そのものがすばらしくお上手とは言えないけれど、表現力がハンパじゃない

回転木馬やバラ色の人生など渡辺さんの訳詩の歌もあり、才能のすごさを感じる

途中、歌い始めて忘れて歌い直したり、踊ってたら足がつっちゃったり、と
かなり笑えるシーンもあり、本当に楽しい、1時間半だった

私も友の会に入っちゃいそう・・・









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