かねてから一度観てみたいと思っていた、劇作家永井愛さん作・演出の舞台
ただ、上演期間が割と短いので、土日のチケットがとりにくいのと、
他のチケットをすでに買ってしまっていてバッティングしたり、と
なかなか観ることができなかった
今回も土日のチケットは入手が難しかったので、
生協のチラシに出ていた平日のチケットをゲット
平日に一緒に行ってくれる人を探す暇もなかったので、この際一人で行っちゃおう
目標があるときの私の機動力はなかなかのもの
この日までに渡さなければいけない図面があったけど、
前日までにプランはほぼできている。
朝、8時から仕上げの作業にはいり、午前中に終了
CADの図面をPCで開けない、工務店のオジサマにFAXで送り、
昼食を食べる間もなく劇場に向かう
開演は14時
少し早めに着いたので、劇場の下にあるパン屋さんのイートインコーナーで、
珈琲とパンをいただき、ちょっと一息
万全の態勢で劇場へ。
世田谷パブリックシアターは、広さも見やすさもちょうどよくて私はお気に入り。
三軒茶屋はちょっと遠いけど、駅から直結というのもうれしい
女性の視点から描かれた作品が多いとされている永井氏。
今回は男性3人だけで、女性は出ない。
舞台は、かつての町工場で、人手に渡って廃屋となっている空間。
この工場の経営者で、バブルの時に調子に乗って、すべてを失った男に平幹二朗さん。
大会社のエリート社員だったのに、投資詐欺にひっかかって、
ホームレス同然になってしまった息子に、佐々木蔵之助さん。
平さんの借金を息子から取り立てようととする闇金の社員に、溝端淳平さん。
父子は逃げ込んだこの廃屋で再会し、ともにどん底に落ちたことで心が通い合う。
非情なはずの闇金の取り立てなのに、今一つ人の良さが抜けきれず、
自分で自分を追い込み、父子に同情されてしまう溝端クンはとってもチャーミング。
平さんは、いつか観た往年の大俳優の役の時に全身から発していた尋常じゃないオーラを
すっかり消して、うさんくさいしたたかなおじさんになっている。
佐々木さんは、テレビよりも舞台のほうが断然ステキ
こんなはずじゃなかった感がにじみ出て、哀愁さえ漂っている。
悲惨な状況の中でも随所に笑いがあり、救いがある。
最後はわかりあえた男同士、酒を酌み交わし・・・。
精神的にはハッピーエンドとなる感動のシーンだ。
男同士は、それでいいけれど、
じゃあ、置き去りにされ、振り回された奥さんや子供たちはどうなるの?
という素朴な疑問はのこるけれど、まあ、そこまでは語れないか・・・
今、NHKで放映されているドラマ「シングルマザーズ」も永井さんの舞台作品が原案のはず。
ごくごく身近なテーマでもいろんなドラマがあるのよね
一人でも観に来てホントによかった
「面白かったね」と感想を語り合いながら帰ることができないのは残念だけど、
先日の一人で日本フィルの演奏会に行った時と同様、一人なりのこの気楽さと
フットワークの軽さは、ちょっとくせになりそう
これからまた、楽しみの幅が広がりそうなうれしい予感がする午後でした
ただ、上演期間が割と短いので、土日のチケットがとりにくいのと、
他のチケットをすでに買ってしまっていてバッティングしたり、と
なかなか観ることができなかった
今回も土日のチケットは入手が難しかったので、
生協のチラシに出ていた平日のチケットをゲット
平日に一緒に行ってくれる人を探す暇もなかったので、この際一人で行っちゃおう
目標があるときの私の機動力はなかなかのもの
この日までに渡さなければいけない図面があったけど、
前日までにプランはほぼできている。
朝、8時から仕上げの作業にはいり、午前中に終了
CADの図面をPCで開けない、工務店のオジサマにFAXで送り、
昼食を食べる間もなく劇場に向かう
開演は14時
少し早めに着いたので、劇場の下にあるパン屋さんのイートインコーナーで、
珈琲とパンをいただき、ちょっと一息
万全の態勢で劇場へ。
世田谷パブリックシアターは、広さも見やすさもちょうどよくて私はお気に入り。
三軒茶屋はちょっと遠いけど、駅から直結というのもうれしい
女性の視点から描かれた作品が多いとされている永井氏。
今回は男性3人だけで、女性は出ない。
舞台は、かつての町工場で、人手に渡って廃屋となっている空間。
この工場の経営者で、バブルの時に調子に乗って、すべてを失った男に平幹二朗さん。
大会社のエリート社員だったのに、投資詐欺にひっかかって、
ホームレス同然になってしまった息子に、佐々木蔵之助さん。
平さんの借金を息子から取り立てようととする闇金の社員に、溝端淳平さん。
父子は逃げ込んだこの廃屋で再会し、ともにどん底に落ちたことで心が通い合う。
非情なはずの闇金の取り立てなのに、今一つ人の良さが抜けきれず、
自分で自分を追い込み、父子に同情されてしまう溝端クンはとってもチャーミング。
平さんは、いつか観た往年の大俳優の役の時に全身から発していた尋常じゃないオーラを
すっかり消して、うさんくさいしたたかなおじさんになっている。
佐々木さんは、テレビよりも舞台のほうが断然ステキ
こんなはずじゃなかった感がにじみ出て、哀愁さえ漂っている。
悲惨な状況の中でも随所に笑いがあり、救いがある。
最後はわかりあえた男同士、酒を酌み交わし・・・。
精神的にはハッピーエンドとなる感動のシーンだ。
男同士は、それでいいけれど、
じゃあ、置き去りにされ、振り回された奥さんや子供たちはどうなるの?
という素朴な疑問はのこるけれど、まあ、そこまでは語れないか・・・
今、NHKで放映されているドラマ「シングルマザーズ」も永井さんの舞台作品が原案のはず。
ごくごく身近なテーマでもいろんなドラマがあるのよね
一人でも観に来てホントによかった
「面白かったね」と感想を語り合いながら帰ることができないのは残念だけど、
先日の一人で日本フィルの演奏会に行った時と同様、一人なりのこの気楽さと
フットワークの軽さは、ちょっとくせになりそう
これからまた、楽しみの幅が広がりそうなうれしい予感がする午後でした