ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

祝・卒業・・・とディナーライブ

2015年03月25日 | イベント
長男がとうとう大学を卒業した

やっとひとり育て上げたみたいな、何とも言えない想いだ。

振り返れば、小学校卒業まではとっても長い気がしたけれど、そこから先は、ホントにあっという間だった。
親のかかわり方が少なくなるからかもしれない。
入学したかと思うともう受験?みたいな勢いで、中学・高校は過ぎて行った。

長男が大学に入学したのは、あの東日本大震災の年。
入学式は中止になり、実際に大学に行きはじめたのは5月になってからだった。
卒業式は、都内の大学なのに、埼玉の大宮で会場を借りておこなわれた。
息子の晴れ姿を見てみたい気もしたが、何のゆかりもない会場に行ってもなあ、と家の前で写真を撮って送り出した。

結局、私は彼の大学を一度も見ずに終わってしまった。
もっとも見たからどうってこともないけれど・・・。

きっと、みんなで集まったりして帰ってこないんだろうな、なんて思っていたら、
場所がビミョーなために、結局、後日集まろうってことになったらしく、普通に帰ってきた。


大学から卒業生に送られたお祝いの品々はこれ。



数珠と黒水牛の実印と非常用の笛。

この大学には日蓮宗の仏教学科があるので、数珠なのかしら?

実印は社会人になったらいずれは作らないといけないので、夫がパンフレットをもらってきていたところだった。
作るとそこそこお高いので助かります。
字体なども自分で選べるので、いたれりつくせり。


で、この日の夜、私はというと、友人と一緒にディナーライブに行ってしまっていた。
会場は千葉みなと駅近くのホテル。

だって、卒業式当日に普通に帰ってくると思わなかったし・・・ぶつぶつ・・・

誘われるままについて行ったのはこれ。



友人がケミストリーのファンだったことは全く知らなかった。
どちらかと言えば彼女的にはディナーがメインなのかと思っていた。

私は、と言えば、昔々1枚だけCDを聞いたことがある程度。
この日の堂珍さんが歌った歌は、カバー曲以外は、つまり彼のオリジナル曲は1曲もわからず・・・。

ただ、きれいな歌声には癒された
あんなきれいな声で歌えたら、世の中が違って見えるに違いない

結構ヘビーなファンもたくさんいて、ステージ上でツーショット写真が撮れます、という抽選会では
はずれたファンの方々の悲痛な叫び声が響き渡っていた。

最後の最後に、堂珍さんプロデュースのペンダント+ツーショットという栄えある一人の当選者が、
中年のオジサマだったときには、会場から笑いが・・・。
オジサマもなんだか困ったような何とも言えない表情で、促されるままステージに上がっていたが
写真を撮るときには、しっかりと肩を組んでピースサインしてたのが微笑ましかった

ディナーの会場となるレストランへ移動するとき、
堂珍さんご本人が、観客の一人一人にご自身のポスターを手渡しでお見送り。

近くで見ると、V6の岡田クンを思わせる、きれいなお顔立ち
ファンでなくとも、ちょっとうれしい

お食事は和洋中が入り混じった不思議なコース。



北京ダックとか握りずしとかステーキとか・・・。
お子様からお年寄りまで網羅する結婚式のお料理のよう

誘われなければきっと自分で行くことは無いだろう、貴重な経験をさせていただいた。

歌とディナーが終わると、時間はすでに10時近い。
車で彼女を家まで送り、自宅に着いたら11時を回っていた。

息子のお祝いの日なのに、私だけご馳走を食べちゃって、なんだか後ろめたい・・・

が、当の本人は、全く気にして無いようなので、よかったよかった

先日、美容院で読んだ雑誌に、山口の教育者の方が提唱しているという「子育て四訓」なるものが載っていた。

1.乳児はしっかり  肌を離すな
2.幼児は肌を離せ  手を離すな
3.少年は手を離せ  目を離すな
4.青年は目を離せ  心を離すな

最初の3つは、離しっぱなしで過ぎ去ってしまい、もうどうすることもできない

それでも、何とか無事に育ってくれて、社会人になろうとしている息子にただ感謝
色んな景色を見せてくれてありがとう。

それなりに大変だったけれど、幸せな時間でした。

せめて、最後の一つだけはなんとか離さずにいようと、ダメ母は誓うのでした。

卒業、おめでとう





















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ラストステージ ~日本フィルハーモニー定期演奏会~

2015年03月22日 | コンサート

日本フィルハーモニー交響楽団のヴィオラ奏者である、後藤悠仁氏は
この日の演奏会が、サントリーホールでのラストステージになるという。

あまりクラシックには詳しくない私ではあるが、小、中、高の同級生である彼の活躍を楽しみにしてきた。

リサイタルなどは友人と行くことがほとんどだけれど、
この日は母と妹たちと一緒に出かけて行く。

というのは、この日、彼のお母さまも上京するというので、母もぜひお会いしたいと言うし、
私や妹たちも、何かとお世話になっていたので、ぜひともご挨拶をしたかったから。

この日の演奏会は14時からだが、彼の奥様がランチをセッティングしてくださった

彼のご家族、いつもリサイタルには一緒に行く同級生二人と、そのうちの一人のお嬢さんたち、
そして私達家族、総勢12名。

サントリーホールの真向かいにあるカジュアルなレストランでずらっとテーブルを囲む。

和気あいあいとした穏やかな雰囲気でいただくランチは格別だ。

とりわけ、彼のお母さまと私の母は、私たちが街を離れた30年ほど前にタイムスリップしたかのごとく、
まるで女子高生のように華やいでいる。
なんだか、とても幸せな景色だ

当事者の彼は演奏会の準備のため中座し、残った私たちはけっこうギリギリまでお茶まで飲んでおしゃべりし続ける。


この日のコンサートのプログラムは、というと



これです

そして・・・、ごめんなさい、今回もよくわかりません。

この前夜の同じコンサートに、彼のリサイタルにも毎年行ってくれている、地元のクラシック好きの友人がすでに行っていて、
「圧巻でした」とメッセージをくれていた。

この「圧巻」って感じが、無知の私にもよくわかった

私達が座った2階左側の席からは、ステージの向かって右側で演奏する彼がよく見える。

これが最後なのか、と思うとなんだかとても もったいないというか・・・。

何度目かのカーテンコールの最後に、指揮者のラザレフ氏が
「そうそう、忘れてたけど、これ・・・」っていうように、後藤君に花束を渡す。
その、無造作な感じがとってもじ~んとくる。

ホールを出るとき、観客の女性二人が「さっき花束もらってた人、なにかしら?」と言っているのが聞こえ、
それはね、と説明したい衝動にかられる。

一緒に行ったみんなが、なんとなくその場を去りがたく、
彼の帰り支度が済むまでロビーで待って、みんなで溜池山王の駅までぶらぶらと歩いて行く。

これから彼は、日本フィルの理事となり、運営側にまわるのだという。

これまでもやっていた個人としてのさまざまな音楽活動は続けて行くということだ。

で、今年のリサイタルは11月30日

今までとはちょっと違った彼の新しい未来を、友人一同、心から応援したい。

長い間、お疲れ様でした。
これからも、がんばってくださいね


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3月20日に想うこと

2015年03月22日 | 日記
20年前のこの日のことは、よく覚えている。

なぜなら、我が家もいつもの朝とは違っていたからだ。

あの痛ましい事件が起こった時刻に、いつもなら日比谷線を利用していたはずの夫が、
この日に限ってそうしなかった。

あの朝、私は珍しく風邪をひき熱を出した。
このとき、私は妊娠しており、風邪薬をもらうには産婦人科に行かなければならない。

そして、この日は2歳の長男も熱を出してしまった。
長男は私が行く総合病院とは別の小児科に行かなければならない。

この日の私のコンディションでは両方回るのはちょっと無理、と言うことで
夫は午前中、休みをとってくれていた。

私を総合病院で車から降ろし、夫は長男と小児科へ。
私が、診察を終えるころ、夫も長男の診察を終え、ふたたび総合病院に迎えに来てくれる。

このとき、すでに10時を回っていたが、テレビを見ていない私たちは、世の中の異変に気が付いていなかった。

病院の薬局の前で、薬を待っているときに、待合室の前のテレビの前が黒山の人だかりとなっていたが、
私は椅子に座って、ぼんやりとそれをながめていた。

「用事が済んだので午後から会社に行きます」
と会社に電話をしに行った夫が、神妙な面持ちで戻ってくる。

テレビみてないのか、と言われた、と言う。
今日は、地下鉄は無理だろうから、休んでいいと。

あわてて、二人でテレビを見に行く。
そして、はじめて、たくさんのパトカーや救急車が止まり、たくさんの人が右往左往している映像を見る。
けれど、テレビからの声は聞こえなくて、何が起こっているのかさっぱりわからない。

帰りの車のラジオと帰ってからのテレビ中継で、やっと大変なことが起こっていたことを知る。

もしも普通に出勤していたら、同じ電車ではなかったとしても、何らかの形で夫も巻き込まれていたに違いない。
きっと夫と連絡も取れず、不安な時間を過ごしたことだろう。

さまざまな偶然が重なって、命を落としてしまった方たちを思うと本当に胸が痛む。

あの事件から20年ということで、この日は朝からほとんどのテレビ番組がそれに関連するものだった。
もう、20年も過ぎたのに、まだ事件はきちんと解明されていないし、
信じられないことに、今でもあの恐ろしい教えを信じている人たちがいる。

あの事件の少し前におこった松本サリン事件でも、大切な命が奪われていた。

私達家族と同じように、その後の20年を当たり前に過ごすことが出来るはずだった人たちの毎日が、
身勝手な教義のもとに切り裂かれたことに、激しい憤りを感じる。

あの日、高熱で真っ赤な顔をして、ぐったりしていた長男は、この春から社会人になる。
お腹の中にいた次男は、今年20才になり、年が明ければ成人式を迎える。

なんでもないあたりまえの日常を、理不尽に突然切り取られてしまった方たちのご冥福を心からお祈りします。









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イースターアレンジ

2015年03月17日 | フラワーアレンジメント

 

今月のレッスンは「イースターアレンジ」

イースターとは「復活祭」と言ってキリスト教でイエスの復活を祝うお祭りで
復活の象徴の卵を食べたり、ペインティングした卵をプレゼントしたり、と
盛大にお祝いするとのこと。

「春分の日の直後の満月の後の最初の日曜日」と決められていて、今年は4月5日らしい。

キリスト教とは縁のない私には、馴染みのないイベントだけれど、
卵を使ったアレンジは、とてもかわいらしい。


今回の器は、ハート形のバスケット。




飾る卵は、入っているケースからして本物そっくり



もしも冷蔵庫に入っていたら絶対に間違っちゃう。

この卵に、錐で穴をあけ、フローラルテープを巻いたワイヤーを差し込んで下準備。



花材はこれ。

 

大輪のラナンキュラス、ひな祭りにも活躍したミモザ、グリーンのヒペリカムとマトリカリア。
春っぽい

卵に、いろんな柄のマスキングテープをペタペタ貼りつけて、お花と一緒にアレンジ。

出来上がりはこちら



生花なので、とてもほんとのイースターまではもちそうもないけれど、
ちょっとずつお花を取り替えながら、少しでも長く飾っていられるよう、メンテナンスして行こう




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結びの庭

2015年03月15日 | 演劇

一度観てみたい、と思っていながら、
なんだかスケジュールがあわなかったりして、行けなかった岩松了さんの舞台。

今回、やっと観ることができた

友人と二人、下北沢の本多劇場へ。

主演はNHKの朝ドラ「あまちゃん」の脚本であまりにも有名な宮藤官九郎さん。
ちょっとコミカルでシャイなイメージの宮藤さんの今回の役は、なんとエリート弁護士。
スーツ姿がバシッときまっている

その最愛の妻に麻生久美子さん。
お金持ちの令嬢、と言う設定がぴったりの上品で清楚な雰囲気。

この家の家政婦さんが安藤玉恵さん。

弁護士のアシスタントに大賀さん。

ステキな庭のある瀟洒な洋館に住むエリート弁護士とその美しい妻。
財界の令嬢である彼女は、以前に恋人を殺した容疑がかかり、後に夫となる弁護士(官九郎さん)のおかげで無罪になる。

しあわせな結婚生活が1年目の記念日を迎えたころ、岩松了さん演じる怪しいライターが
過去の事件の証拠をちらつかせ、ゆすりにくる。

背筋をピンと伸ばして、難しいことを言っているかと思えば、妻が好きで好きでたまらない、と
コミカルな動きをして観客の笑いを誘う官九郎さん。
内容はとってもシリアスで、むしろちょっと暗い話になりがちだけれど、
官九郎さんと、安藤さんのとぼけた雰囲気に救われる。

テレビドラマでは、ちょっと薄幸な役どころが多い安藤さんの
天然な家政婦さんぶりが面白すぎ
存在感がハンパない

大賀さんの、上司をまっすぐにリスペクトする純粋な感じが気持ちいい。

岩松さんのなんとも狡猾なゆすりの様子は本当にいや~な感じ。

麻生さんが家政婦の些細な一言に、急にぶちっとキレて、責め立てる様は、
あ~、いるいるこういう人、と、ものすごくリアル
だけど、お嬢様だからしょうがないよな~という空気をちゃんと醸し出している。

夫の心に、妻は本当に殺してないのか?という疑惑がわきあがってからの葛藤が
苦しいくらいに伝わってくる。

そして夫が自分を疑ってることに妻も気づいている。

一度お金を受け取って味を占めたライターが再度ゆすってきたときに事件がおきて・・・。

衝撃のラストが待っているのだけれど、まだ上演中なので・・・。

後半に向かっていくにつれ、背筋がざわざわして、どんどん引き込まれていく。

ホントに面白かった


たった一つ残念なことが。

舞台は安藤さんのモノローグではじまるんだけれど、
台詞を言い始めた途端、後ろの席からなんといびきが

まだ、始まったばかりなのに、というか、始まってないのに、もう寝てる
ありえない

何しに来たんだ

いびきが気になって、大事な導入部分に身が入らなかった。
ほんとうに腹立たしい。

でも、それを差し引いても、とてもとても面白い舞台だった。
次回の岩松さんの作品もぜひ行ってみようと思う。











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