【Q-キュウ-】
作・演出 イイジマショウタ
2024/2/25 北池袋新生館シアター
10年ほど前に「戯曲セミナー」という講座に参加した時のお仲間が関わっている
「劇団きのこ牛乳」という劇団の公演を観に、
同じくセミナー仲間たちと北池袋に出かけて行く。
北池袋新生館シアターは、以前にも別のセミナー仲間が公演したことがあって行ったことがあった。
駅前のローソンの2階にある小さな劇場だ。
ストーリーは
ちょっとハードボイルド
ときどきコメディ
小説家「クエル」が殺し屋をテーマにした小説を書き大ヒット。
それを気に入った殺し屋が続きを書かせようと6人の殺し屋と共に彼を監禁し、
期限までに書けなければ殺される、というもの。
殺し屋それぞれが抱えている秘密
潜入捜査のために殺し屋のふりをしている警官
純粋に小説のファンの殺し屋
殺し屋同士の恋愛
などなどいろいろてんこ盛り
打ち合いが始まったり、
謎のウィルスがまかれたり
監禁されてる小説家は実は替え玉だったり
あまりにいろんなことがありすぎて、ついて行けない
最後には
あれ?ウィルスまかれたのにこの人だけ死んでない?
なぜこの人は殺されないといけないの?
結局どういうこと?
終演後、劇場近くの喫茶店で一緒に行った友人たちとツッコミがとまらない
これが「イキウメ」の前川知大さんなら
ウィルスが出てきてもちゃんと伏線があって回収して矛盾が無いんだろうね~
なんて話してた。
今回、話がよくわからなくなった一つの原因に
お芝居が中断したことが大きかったかもしれない。
真ん中あたりで主演の方が体調を崩し
20分くらいお芝居が中断された。
手がしびれて動けない、と訴えてるのが聞こえた。
「脳とか大丈夫かな」と友人たちとハラハラ
どうやら回復したらしく、お芝居が続行されたけど
なんだか苦しそうな様子が
監禁されてるから苦しそうな演技なのか
具合が悪くてつらいからなのか、とかよけいなことを考えてしまい
お芝居に集中できない。
こういうアクシデントのあとって演者のみなさんも、スタッフの方達も大変なんだろうな。
演劇って一度現実に戻っちゃうとこんな風になっちゃうのね。
全体としては
外国映画の字幕のようなおしゃれなセリフまわしや
ハードボイルドな感じが私は好き。
ちょっと残念だったけれど
楽しませていただきました。