ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

暮らしステップアップ講座終了

2018年04月19日 | 暮らし
昨年秋から毎月1回、6か月間通った「暮らしステップアップ講座」が終了した。

心地よい暮らしを手に入れるための行動プログラム、と称するこの講座は、毎月のテーマに従って思考を整理し、行動を起こしやすくする環境づくりを目指す。

そのわかりやすい行動が「片付け」だ。

住まいづくりの仕事をしているくせに、片付けの苦手な私は、5年ほど前に仕事のパートナーである妹に勧められて、一緒にライフオーガナイザーⓇ2級の講座を受講した。
そして、そのまま1級を受けることなく今日に至っていた。

理論はなんとなくわかっても実技ができないペーパードライバー状態だ。

今回この講座の開催を知って、ペーパードライバー講習を受けるような気持ちで参加してみた。

一般的な講座のように先生が前に立って講義をして、みんなでそれを聞く、というのではなく、講師の先生を囲んでテーブルにつき、時にはワークを交えながらディスカッションをする受講スタイルは眠くなることなく楽しみながら集中できる。

第1回の思考編から始まり、クローゼット、キッチン、リビング、書類と具体的な場所や物の片付け方のレクチャーを受け、最後に維持することと、時間を上手に使うことの大切さを学んで終了となった。

じゃあ、この6回で家の中のそれぞれの場所が夢のように片付いたかというと、そう甘いものではない。

けれど、以前にも書いたように(チャレンジ!オーガナイズ)、夢のように片付いた部屋もある。
講座のテーマにはなかったけれど、実は洗面所と、食品庫が片付いている。
考え方の基本は同じだから。

このプログラムでの基本的な考え方は「俯瞰」と「行動」だ。
現状を知り、覚悟を持って行動で埋める、を繰り返す。

このことを講座のたびに繰り返し聞いているうちに、ちょっと「俯瞰」ができる気になってくる。
片付けに限らず、色々なことを分析する癖がついてくる。
それがちょっと嬉しい。

スモールステップで達成感を感じて、習慣を作っていく、というのもいざやってみるとなかなか楽しい。

たとえば1日1個いらないものを捨てる、とか、たまっている化粧品やシャンプーなどのサンプルを毎日何かしら使う、超スモールステップを繰り返してみたら、洗面所がずいぶんすっきりした。

毎月の宿題の一つに「STEP-UP MEMORY」というのがあり、一日ひとつ幸せに思ったことをどんな小さなことでもいいから付箋に書いて貼る。
「目的地まで信号が全部青だった」とか「コインパーキングの機械が壊れていて料金がタダになった」とか書いてる私がちょっと情けない。
でも、一日を振り返って改めて思い起こすと、幸せとまではいかないまでも、いい気持になったことって結構ある。

受講期間後半になって、これが私の中で「幸せ」から「ありがとう」に変わった。
きっかけは「笑う巨塔」という舞台の劇中のセリフ。
奥さんへの小さなありがとうをいくつもいくつも書き連ねた手紙だ。

私より先に仕事から帰った長男がお風呂を洗ってくれたことへのありがとう。
夫が私の車にガソリンを入れておいてくれたことへのありがとう。
次男が洗濯物を取り込んでくれていたことへのありがとう。

私だって仕事をしてるんだからそんなの当然、と思わずに、ありがとうの気持ちで見るといろんなことが愛おしくなる。

講座を2回受講したところで、より興味が深まり、いきなりライフオーガナイザーⓇ一級の講座を受けてみようと思いたったのも大きな収穫だ。
毎月1回、計3回の受講後試験を受け、3月末に終了し、今は結果の発表を待っているところだ。

この宿題で、「チャレンジ!オーガナイズ」となったわけだが、ここで息子と一緒に片付けをしたことで、「一緒にやる」ってことの大切さを知った。
子供たちが小さな時からずっと仕事をしていたこともあり、「やりなさい」と言うばかりで一緒に行動しなかったために、当然わかってるだろうと思っていたモノの処分の仕方などが意外とわかっていなかったことに気づいた。
今さら、だ。
これにより、次男は捨てるものを選ぶ作業がびっくりするほどスムーズにできるようになった。
もっと早く気がついてあげればよかった、と反省すること然り・・・。

この半年間、たくさんのことに気づかせていただいた。

さて、次は最難関の私の仕事部屋を片付けなくては。

アンジェリュクスのスタッフの皆さん、お世話になりました。
せっかくの講座を「素敵な思い出」で終わらせないよう頑張ります。














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高層ビルと庭園と

2018年04月14日 | 友達

以前に勤めていた職場の同僚が大阪から上京した。
数年前に一緒に行ったお寿司屋さんに行きたい、というリクエストにお答えして、予約を入れる。

カレッタ汐留の46階にある「美寿偲」の赤酢のシャリが彼女のお気に入り。

ここは、数ヵ月前にも北海道から上京した友人と行ったところ。
私たちの北海道話を小耳に挟んだらしい支配人っぽいおじさまが、観光客だと思ったらしく、窓から見える景色を一つ一つ説明してくれたっけ。

この日はとてもいいお天気だったので、遠くまでよく見える。

彼女はビール、私はウーロン茶で再会の乾杯をして、お寿司をいただく。



食後のコーヒーでも、と歩き出したところで、浜離宮に行ってみよう、ってことになった。

実は二人とも初めてだ。

周りを超高層ビルに囲まれた、徳川将軍家の庭園は、なんとも不思議な佇まい。



木々に囲まれた庭園を歩いていると、都会のど真ん中だってことを忘れそうになる。



お花見の季節は過ぎたけれど、八重桜が満開だ。



お茶屋さんを目指して橋を渡ろう。



お抹茶と和菓子がいただけるお茶屋さん。



中に入ると、外国からの観光客がたくさんいらっしゃる。
不思議と中国の方々がいない。
みなさん、ちゃんと畳に座っている。
その人たちに向けて、着物姿の女性がお抹茶のいただき方をレクチャーしている。

私たちは日本人だけどテーブル席へ。



美しい景色を眺めながら美しい和菓子とお抹茶をいただく。

その昔、妹と住んでいたアパートの大家のおばあさんが、毎週火曜日の夜、お茶を教えてくれたっけ。
お金がない私たちに、ふくさなど一式プレゼントしてくださった上に、お月謝もいらない、と。
私たちとのおしゃべりを楽しみにしてくださっていた。

なんてことを同僚に話ながら、まったりとした時間が過ぎる。



この建物は今月末から公開のようだ。
茅葺き屋根が、遠くからは金色に見える。

広い庭園を満喫したあと、汐留駅の方に戻って、スタバでコーヒーを。

たっぷりおしゃべりをしたあと、また会いましょう❗と約束する。

それにしても、彼女のパワーったらどうだろう。
私が勤めていた事務所に、転職してきた彼女は、同僚とはいえ一回りも年上だ。
仕事よりもアンチエイジングに忙しい、という彼女はほんとに年をとらない。
なによりも、感性が鈍らないのがすごい。
アパレルのデザイナーという仕事柄、鈍らせるわけにはいかない、というプロ意識だというが、アンテナを張り続けていられるのがすばらしい。

彼女に会うと、だらけ気味の自分を反省し、よしっていう気持ちになる。
定期的に会いたい大切な人だ。

今回も、たっぷりエネルギーをいただいた。

ちょうど新しい仕事もスタートする。

明日からまたがんばります
またお会いしましょう







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タケノコ三昧

2018年04月11日 | 料理

掘りたてのタケノコをいただいた

大きい

しかも下ゆで用のヌカまで一緒に入っている。

至れり尽くせりだ

早速ヌカと一緒に茹でてみよう。

お鍋に入るかどうか心配だったけれど、皮をむいたらほどほどの大きさ。
毎年、どこまで剥いたらいいんだろう?と探り探り。

うちにある中で一番大きな鍋になんとか押し込み、ぐつぐつ煮込む。



30分ほど煮込んだところで、出かけなければいけなくなった。
痛恨のミス

IHとはいえ、火にかけたまま出かけるわけにもいかず、いったん火を止めそのままに。

2時間ほどで帰宅して、もう一度ぐつぐつ・・・。
1時間ほど煮込んだら、またお出かけ。

一緒に出掛ける妹におすそ分けを、と小さいほうのタケノコを半分切ってジップロックに入れる。

熱い・・・。

この日は私だけ外食だったので、翌日の夜にタケノコ三昧。

小さいほうの残り半分を近所のお友達におすそ分けした後、大きいほうのタケノコの1/4を使って我が家はたけのこご飯。
ちょっと仕事が忙しく、準備を始めるのが遅くなったので、愛用の「兵四郎のあごだし」の袋を破って、炊飯器に入れ、タケノコと一緒に炊き込みご飯モードで炊き上げる。
味付けしなくてもこれで十分

ご飯が炊ける間に、のこり1/4を天ぷらに。
さつまいもと少しだけ残ってた冷凍のエビも一緒に揚げよう

天ぷらは家で揚げると、どうもうまくいかないけれど、新鮮な素材に助けられて、タケノコがお芋のようにホクホクだ

タケノコご飯もちょうどいい感じに出汁がきいている。



近所に住む母におすそ分けに行った次男は、物々交換で「みそまんじゅう」をもらって帰ってきた。
母は浜名湖に行ってたらしい。

お料理の見かけはともかく、美味しくいただきました。
揚げ過ぎたかな、と思ったけど完食です。

残った半分は明日筑前煮にする予定。

いつも、旬の野菜を届けてくれる夫のいとこに感謝感謝
今回もきっちり食べきります








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【観劇メモ】笑う巨塔

2018年04月08日 | 演劇

「笑う巨塔」~タクフェス春のコメディ祭~
作・演出 宅間孝行
東京グローブ座

病院のロビーだけで繰り広げられるこの舞台。
かつて、戯曲セミナーで習った基本通りの役者さんたちの出たり入ったりが気持ちいい。

5階ロビーという設定なので、階段・エレベーター・病室に続く廊下・トイレから、役者さんたちが現れ、消えていく。
とりわけエレベーターの到着時の「チン」っていう音と共にエレベーターのドアが開き、人が出たり入ったり、そのたびに笑いが起こる。
完全な「お約束」なんだけど、笑っちゃう。

ストーリーも、ほかの人が末期のがんで余命1か月というのを自分のことだと勘違いした鶴太郎さん演じる「親方」と取り巻く人たちのドタバタなんだけれど、
展開が見えていても面白い。

タクフェスの舞台では、途中必ず宅間孝行さんがアドリブで無茶ぶりをする。
その瞬間、ベテランの俳優さんでも、いきなり「素」に戻るのがまた楽しい。
鶴太郎さんなんて、ヨガにはまって友達がいなくなった、なんて悩みを打ち明けちゃうし

宅間さんの役は、かつて親方のもとを飛び出して不義理をした職人、富雄。
職人ルックが完璧に似合っている。



富雄のことが好きで、お見舞いに来てほしいと頼んだ親方の娘ふみは元AKB48の篠田麻里子さん。
かわいい



ふみがあまりにもきれいになってるので、そうとは気づかず、親方の弟子の女の子をふみだと思っている富雄。

同じ病院には総裁選を控えた政治家が入院し、秘書たちがそのことを隠そうと必死に言い訳を考えていたり。
今の国会での逃げ台詞が飛び交い、「首相だってこれで逃げ切ったんだから大丈夫」なんて言っている。
こうして改めて聞くと国を代表する人たちは、公の場でほんとに情けない言い訳をしてるんだなあ、と再認識する。

終始勘違いのドタバタで、笑い続けるのだけれど、ちょっと涙ぐんじゃうシーンもあった。

余命1か月だと思い込んでる弟子たちは、親方に闘病日記を書くことを進める。
文章なんて書いたことのない親方は、とんちんかんなことばかり書いているのだが、日記をやめて奥さんへの手紙にした、と読み上げる。

ちなみに奥さんはかとうかずこさん。

手紙は小さな日常の一つ一つを拾い上げ、その一つ一つにありがとう、と感謝の言葉を添えている。

「好物の佃煮がいつも食卓にありました、ありがとう」
「いつもビールが冷えてました、ありがとう」
「でかけるとき、玄関の雪駄がいつもきちんとそろってました、ありがとう」
「娘をいい子にそだててくれました、ありがとう」
「結婚してくれてありがとう」
「離婚するって言わないでくれてありがとう」

この小さな「ありがとう」を聞いているうちに、涙がつ~っと流れた。

私は毎日の小さなことにちゃんと感謝してきただろうか。

この日一日を振り返ってみても、
「留守番の間にお掃除してくれてありがとう」
「気持ちよく送り出してくれてありがとう」
「私だけ遊んでたのに、笑顔でお帰りって言ってくれてありがとう」
とたくさんの「ありがとう」が浮かんでくる。

気づかせてくれて「ありがとう」だ。

で、またすぐにドタバタに戻っていくのだけれど・・・。

タクフェスはとにかく楽しい。

開演を待つ間も、終演後、カーテンコールの後も観客へのサービスが徹底している。

開演前にひたすら禁止事項のアナウンスを繰り返すのとはちょっと違って、電源を切らなくても機内モードでもいいですよ~と呼び掛けている。
これは、カーテンコールの時は撮影が可なので、電源から切っちゃうと立ち上がるまでに時間がかかることへの配慮かもしれない。
今回は無かったけれど、今までは上演中にも記念撮影タイムがあって、古い携帯の時は電源を入れてる間に撮影タイムが終わっちゃって残念だったこともあった。
全体的に緩めのルールではあるが、今までタクフェスでの携帯電話のマナー違反には遭遇したことがない。

開演前はふれあいタイムと称して、パンフレットやグッズを買った人たちへのサイン会と記念撮影。
同時進行で、楽屋の差し入れなどを観客にプレゼントするじゃんけん大会。
会場の子供たちを舞台に呼んで、お菓子をあげたり。
宅間さんご本人による前説があったり。



この間も撮影は自由。

そして、カーテンコールの間も、撮影自由だ。



カーテンコールの後は、出演者全員でダンスタイム。
高齢の皆さんは大変そうだが、楽しそうだ。

以前にはダンスタイムもアンコールに答えて、3回踊った時もあったけれど、この日は夜の部もあるので、と1回で終わった。

それにしても、このところ、「前の席に頭の大きな人が座る」率が極めて高い。
この日も



ずっとこんな見え方
しかもこの人が良く動くので、私まで動いてしまう・・・。
頭が大きく、座高が高いのはその人のせいではないけれど。

タクフェスの次の作品は「あいあい傘」というタイトルで、秋に舞台と映画が同時に公開になるらしい。
今から楽しみだ。

このところ、笑える舞台を観ることが多かったので、この春は免疫力がグンとアップしているに違いない。
新年度も頑張りましょう






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オーガナイズのおまけ

2018年04月02日 | 暮らし

先日、息子のオタク部屋をお片付けしたら、作り付けの本棚にずいぶん空きができた。
部屋にはもう使っていないPCラックがあったので、これは片付けがすんだら、市の家具リサイクルに引き取ってもらおう、と連絡先も確認した。

が、この週末、なにやら夫の動きが怪しい。

PCラックの上のプリンターを置く部分を取り外してる。
ヤマダ電機に行って、スタンドを買い、100円ショップで引き出しとかファイルボックスを買ってくる。

そして



夫コーナー完成❗

それまでは、ダイニングテーブルの回りに色々と置いていた。



夫グッズを移動したあとは



なんだかスッキリ❗

当の本人は、何度も夫コーナーの椅子に座ってはニマニマしている。

自分の城を夫に侵食された次男は不満げだ。

たったあれだけのスペースであんなに嬉しそうな夫を見ると、書斎を仕事部屋として占拠してしまった責任を少しだけ感じる。

一緒に片付けたことで、ちょっと要領がわかってきた次男は自室も片付け始めた。
思いがけないおまけがついてきた。

さて、次の難関、私の仕事部屋の片付けに挑まねば。




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