人生ブンダバー

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1/21朝日新聞社説「許しがたい蛮行」

2015-01-28 05:00:00 | Weblog

これもいささか旧聞に属するが、1月21日(水)付朝日新聞の「社説」を
読んだ。

内容は・・・・・・
○過激派組織「イスラム国」が、その凶暴な刃を日本人にも向けた。日本
 人2人を人質に2億ドルを支払わなければ殺害するという。
○「イスラム国」はすみやかに2人を解放すべきだ。
○「イスラム国」は、中東訪問中の安倍首相が2億ドルを「イスラム国」対
 策として避難民支援にあてると表明したことに矛先を向けた。
○しかし、日本からの医療や食料の提供は、人道支援である。
○安倍首相は毅然として向き合っていくべきだろう。
○国際協調なしにテロ行為には対処できない。
○2人がどんな事情で現地にいたにせよ、人命の重みを最優先に対処す
 べきだ。
○これまで培ってきた中東地域との協力関係もある。「イスラム国」が暴挙
 を重ねることのないよう伝えていくしかない。

と、まずまずもっともかしらん。


一方、産経新聞の「主張」では80%以上、朝日と同趣旨だが、
○テロに屈してはならない。
○無法な要求を受け入れれば、日本が脅迫に屈する国であると周知され、
 同様な犯罪を招くことにもつながる。
○日本が歩むべき道は、国際的な反テロリズムの戦いと連携することであ
 る。
○同時に、邦人救出に向けたあらゆる努力を尽くすことだ。イスラム国(注)
 支配地域などの渡航禁止を徹底することだ。
 (注)ここは「」がなかった。単純なミス?

となっており、あえて両社の重点の違いを探すとすれば、「人命の重み」と
「テロに(絶対)屈するな」だろうか。



ちなみに・・・・・・
1月22日付朝日新聞社説は「『慰安婦』記述 事実をなぜ削るのか」
として「数研出版が、高校の公民科の教科書3点から『従軍慰安婦』の言葉
を削除する」ことを批判しているが、こちらには賛同できない。

「従軍慰安婦」という言葉を削除することを批判するにあたって、あえて(?)
「『慰安婦問題』は問題として消滅した」という主張への批判とゴチャゴチャ
にして批判している。論理としてもおかしいかな?


朝日新聞(論説委員であって、必ずしも全体ではない。)の体質は一向に変わ
らない、と言われても仕方ないかも。

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