人生ブンダバー

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11/13 ウィーン・フィル A.ネルソンス (長文)

2024-11-18 05:00:00 | 音楽

11月13日(水)、待ちに待ったウィーン・フィル演奏会(於サン
トリーホール/19時開演)。

朝からひたすら動作をゆっくり(これはゲイリー・プレーヤー
[1935/11/1~ 89歳]
から教わった。)して、「平常心」で過ご
す。

早めに家を出て、会場近くのドトールでコンセントレーションを
高める。


開演前、座席を確認すべく、壁のボードを見る。「あらっ」と私
の名前を呼ぶご婦人の方向を振り返ると、S口さんご夫妻がこち
らを見ている。
「お~、久しぶり~~」と大興奮。「平常心」を乱してしまった
(笑)。

S口夫妻とは昔から歌曲演奏会などでよくバッタリしたものだ。

演奏会前のロビーには音楽評論家T条氏のお姿も。

自分の座席(2階席)から眺めると、中央にピアノ。天井からコ
ードが数本と録音用マイクがぶら下がっており、カメラも入って
いる。
会場はポツンポツンと空席、「ほぼ」満員だ。1階最前列に杖を
ついた高齢の男性がゆっくり座る。

この日は、開演前、開演中、終演後を通じて、「撮影禁止」。


<プログラム>
1.ベートーヴェン ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37*
 --休憩--
2.R.シュトラウス 交響詩『英雄の生涯』O p.40
指揮:アンドリス・ネルソンス
ピアノ:イェフィム・ブロンフマン*



最後のアナウンスも終わり、定刻3分過ぎ、自然とシ~ンとなる。
左右からメンバーが登場、大きな拍手で迎えられる。
女性メンバーは13人かしらん。

1.ベートーヴェン ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37*
巨漢ブロンフマン(100kg近い?)がややのっしのっしと下手か
ら登場(大拍手)。弦楽五部は対向配置の12型(コントラバスは
下手に5丁)だ。

(1)Allegro con brio.(Sym. No.3「英雄」と同じく)。C moll 
pの始まりに味(味わい)がある。オケはpからfになるとビッ
クリするほど大きなfを出す。長身コンマスの弓が大きく動く。
その隣は女性のコンマスだ。
開始から3分ほどして、ブロンフマンが超絶的なfで入ってくる。
難しさを感じさせない、見事なタッチだ。
(概算演奏時間:16分30秒)

(2)Largo E dur ここだけ何回も繰り返し聴きたくなる楽章。まこ
とに弱音のピアノによる出だし。すばらしい、立体的な「音」が
ゆっくりと、天井から降り注ぐ。--CDでは再現できないだろ
う。いくぶんロマン的でありながら、男性的な演奏だ。(9分5秒)

(3)Molto Allegro C moll 第2楽章からすぐ(attacca)に。ピチカ
ート等々オケともども縦がそろい、まことに小気味よい終楽章だ
った。
(8分45秒)


カーテンコールの拍手が続いたところでアンコール。--ベート
ーヴェンのピアノソナタ第7番第2楽章。ゆっくりと、静かに。会
場が静まり返った。(8分15秒)

 --休憩--
S口夫妻と談笑。私はジンジャーエール(ワンコイン)。


2.R.シュトラウス 交響詩『英雄の生涯』O p.40
『英雄の生涯』は数年に一度は新日本フィルのLIVEで聴いている。演奏時間は切
れ目なしの約45分。「R.シュトラウスらしさ」(いい意味でも悪い意味でも。)
が極まった、最後の交響詩だ。「英雄」とはR.シュトラウス自身である。

多くのメンバーがオンステ。
100人超だろう。四管編成。弦楽五
部も15型に(15-8-9-12-14、対向配置)。ティンパニはやや下手
寄り。ハープ2は上手寄り。女性メンバー15~16人。

(1)英雄:全奏というか一斉に奏でる音がすばらしく大きい。ホル
ンもここぞと。A.ネルソンスは足を広げ、ややかがみ、やや猫背
のスタイル。
(2)英雄の敵:フルート等木管がいかにもLIVEとばかり、思いきり
鳴らす。
(3)英雄の伴侶:コンマスのソロの聴かせどころ、独壇場(途中
でトランペット3人が静かに下手に退場)。
(4)英雄の戦場:ネルソンスは譜面を見ながら--舞台裏からトラ
ンペットが響く。「敵」のfがすばらしく、ウルサイほどだ。テ
ナードラム、バスドラムも思いきり叩く(とにかく全員が「思い
きり」の演奏でおもしろい)。

--このあたりのA.ネルソンスの指示や如何?「オケは自由に」
?毎回異なる?

個人的印象では、A.ネルソンスはどちらかというと、ラインスド
ルフのごとく、職人的指揮者だ。
(5)英雄の業績:R.シュトラウス自身の、数々の交響詩が回想され
る。
(6)英雄の引退と完成:イングリッシュホルンの登場。静かな(p)、
デリカシーあふれる「回想」の場面がすばらしい。金管もまろや
かだ。イングリッシュホルンのソロが終わると、隣のオーボエが
「よしよし」と顔を向ける。
最後は全体的にクレッシェンドからdim.へ見事なアンサンブル。
ネルソンスは演奏を終え、10秒ほどして腕を下ろした。
(45分35秒)

A.ネルソンスは、コンマスはじめ首席奏者と握手。
まことに地味なおじぎであった。


アンコール前にホールを出ていく人もいるが・・・・・・
アンコール(1)は、ヨハン・シュトラウスⅡ ワルツ『人生を楽し
め』。
ティンパニの出だし。ワルツはジャッジャッといかにもウィーン・フィル。
ネルスンスは指揮台を左右に動く。(7分30秒)
(2)はヨーゼフ・シュトラウス ポルカ・シュネル『飛ぶように急
いで』。
いかにもポルカ!速い!ピッコロよろしく、全体の「切れ」がすばらしい。
(1分50秒)



最後の最後に、ネルソンスはひとりステージに登場。熱狂的な拍
手を受けた。ヨーロッパではこんなにも拍手しないだろう。


それにしても、ほとんど毎日の(おそらく)「全力」演奏は驚異
的だ。

後ろの男性が「去年のベルリン・フィル(『英雄の生涯』より全然よかった」と
つぶやいていた。




プログラム(表紙)


16:27 夕暮れ迫る。


16:39 あざみ野駅前


16:46 あざみ野


17:15 表参道乗り換え


17:25 溜池山王下車


17:30


17:30


17:32 ドトールで一服


17:33


17:37


18:13 桜坂


18:17


18:18


18:19


18:20 18時20分開場


18:21


18:22


18:27 某音楽評論家のお姿も


18:28 グッズ販売


18:29


18:34


19:55


19:58 ジンジャーエール


20:05 休憩中 S口夫妻と談笑で盛り上がる。


20:08 2024年 友情の鍵 (ガラス)


21:21 終演後


21:23 アンコール曲 ネットでも見られるのだが


21:32


21:35 溜池山王


21:45 表参道


21:55 渋谷


22:24 あざみ野に戻る。


22:28 いつもは寝ている時間だが・・・・・・

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○11/17投票、兵庫県知事選挙の結果や如何?
 「大悪人」と批判され、「嫌わ」れていた斎藤元彦氏への支持
 が選挙戦終盤になって広がってきたという。
 実は斎藤氏は大の「改革派」であって、悪いのは「癒着」して
 いる「旧勢力」だという。

 山本周五郎の「田沼意次」ではないが、「物の見方」によって、
 「大悪人」であるという評価が正反対に逆転することがある。

 トランプ報道もしかり。よほどメディアの報道(とくに大新聞
 ?I元市長やタレントのH、さらには政治評論家等々TVコメン 
 テーター?)には、すべて、「ほんとかな?」と一度は疑って
 かかる必要がある、かも?

 誰かが言っているから、ということよりも、時間がかかっても、
 よくよく「自分で考え」なければならない?(参考→こちら

 で、斎藤氏が当選したら、兵庫県会議員はどうする?
 (11/17 19:00)


11/17(金)


20:44(LIVE) 早々と「敗北宣言」


20:45 NHKは、まだ「当選確実」を出さず。


21:43(LIVE) 斎藤選挙事務所に斎藤氏到着


21:48(LIVE) 斎藤氏の「勝利宣言」

11/18(月)


6:00 NHK 相当の大差


6:00 

SNSにはプラス面とマイナス面がある。


11/17

11/17 14:06 
ダンロップF No.16 松山のバーディーパット
そうそう優勝できるわけではない。


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